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【今更】東京卍リベンジャーズ感想【漫画】

家人がNetflixでチラチラ見てたので、たまに一緒に見るようになった「東京卍リベンジャーズ」、原作が最終話を迎えたので一気読みしました。面白いらしいって話は各方面から聞こえていたので気になってたんですよ。
ヤンキー+SF漫画です。

以下、ネタバレを含みます。

主人公は「現代」でトリガーを満たすと「きっちり12年前の過去」に、同様に「過去」でトリガーによって「12年後の現代」にタイムリープする能力(?)が芽生えます。

タイムリープのトリガーはある人物と握手すること。未来にリープするとその人物は主人公がリープしたことと、関連する記憶を思い出す設定です。
なお、能力の由来やそれに伴う伏線回収がすごいんですよ。よく出来たプロットだと思いました。

タケミっち主人公未来を変えるためBadEndに抗い、過去と未来を何度も往復し、弱さを乗り越え少しずつ成長する、「友情・努力・正義」三拍子そろった、まさに王道ジャンプ漫画です。(マガジンです)

「これで未来は安心だな!」

と満足し未来へ帰る度に、想像しない悪い展開が待っています。なぜ?原因は取り除いたのに?未来に戻る度に新しい過去が発生、限られた条件で新たなミッションを携え、過去に挑む主人公。話題になるのも納得です。かなり面白いんです。毎回すごい勢いで読まされました。

そして、何度やっても必ず闇落ちしてしまうマイキーを救うため、タケミっちは最後のリベンジに向かう。。

最終章もハラハラ展開で進み、クライマックスを迎え。。

ラスト2話ですごい終わり方するんですよ。

ーー以下ネタバレーー

マイキーとタケミっちは、記憶を保持した状態で小学一年生まで戻り、この先発生するであろうトラブルを二人で回避(数ページで)。そして誰一人失うことなく理想的な未来ハッピーエンドに落ち着いて終劇。びっくりエンドですね。

なんかね、攻略サイト見ながら最短ルートでクリアしたみたいで、実にすっきりしない。チート臭い。

なんつっても、小学一年に戻ったんなら、ヒロインが主人公を好きになったあのイベントも作業クリアだったのか?

乗り越えた様々なことが全て、無かった未来に。
勇気を奮い起こし、立ち向かい、得てきた信頼と絆が、全部予定されたイベント扱いになっちゃったの?

プッチ神父がいうてた天国ってことか?

この人すき

驚きの急展開で終わった作品といえば幽遊白書がありますが、こっちはその後の時間軸を圧縮して終わらせたので、すでに起きたことの延長線上としての未来ENDなのですよ。

大名作

とてもよく練られた秀作だったのは間違いないんです。でもね、終わり方がなー。うえーん。

というわけで、本作は惜しかったと思う。

おしまい。

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