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中田敦彦が松本人志にYouTubeで喧嘩売ってた。まとめ。


オリラジの中田敦彦が、「松本人志氏への提言」と称した結構攻めた内容のyoutubeをあげてた。

お笑い好きだから、観た感想をみんなに言いたくて書いてみる。

松本人志も中田敦彦もどっちも好きだけど、触れてきた番組の数の影響で、松本人志寄りの意見になっちゃうかも。お笑い右翼です。

タイトルは引きが欲しくて強めに書いちゃった。


オリラジ中田のYouTube、長い動画だけどそれを観た上で読んでもらえたら良いなと思う。

一応リンク貼っとくよ
https://youtu.be/fHrzrL06I2A


でも長すぎてめんどいと思うから、俺の主観だけどざっくり内容をまとめる。

【大まかな流れ】
中田敦彦は M1 キングオブコント IPPONグランプリ すべらない話 とかの賞レースおよびお笑いの実力試される系の番組について、軒並み松本人志が審査員や大会の顔としての立場にいることに対して不満に感じてる。

その理由とか、起こる弊害とかを語って、最終的には、松本人志は各賞レース番組の審査員とかアンバサダーみたいな役割から降りて攻めてM1だけとかに絞ったらいいじゃん。っていう提言をしておしまい。

【不満な理由】
・松本人志が評価しない、面白いと思わないものは売れなくなる→お笑いの枠組みを狭めてしまう。

・漫才やコント大喜利などの今認められているフォーマット以外で輝く才能がこの世にはあるけど、その才能がM1とかに向けられるようになってしまっていて勿体無い。

・お笑いの番組の主たる存在意義はニュースターの誕生なのに、20年以上M1やってるけど松本人志を超える才能が出てきていない。

【付随した問題定義】
・松本人志に何も言えなくなっている業界全体。性加害を言えなかったジャニーズみたいになってない?
※その証拠に、松本人志の撮った映画について、面白いとかそうじゃないとか言える芸人いるのか

・本来は演芸のジャンルによって上下関係や格などは無いはず、だけれども、リズムネタ、歌ネタ、あるある、など松本人志があまり評価しない演芸が下に見られてる。


【炎上ワード】
「この現状に対して、粗品くんはどう思う?、でも粗品くんは松本さんの作ったM1とかR1とかで優勝して、松本さんの恩恵を受けてるから何も言えないか〜。」

「中田敦彦で笑ったこと無いから、お前に何を言われても響かないって人がいるけど、モーツァルトとかドストエフスキーが理解できないと言っているようなもの。中田敦彦で笑うには知性が必要。」


ほんとざっくりだけどこんな感じ。
記憶で書いてるから、細かいとこはすまん。

炎上ワードの部分について多くの人があーだこーだいうと思うけど、動画に拡散力を持たせるために意図的に言っているのがわかるから本当は無視してOKなところ。

※「中田敦彦で笑うには知性が必要」みたいなスタンスは、昔の松本人志が言ってた「おもろいやつじゃないと、俺の笑いは理解できへん」みたいなスタンスをあえて暗喩してると思う。それぐらい中田敦彦は松本人志のことを好きだったんだと思う。観ていて中田敦彦からリスペクトとごちゃ混ぜの怨みみたいなものを感じた。多分これ当たってる。

〜ここから俺の感想と意見〜

【中田敦彦はこんな人じゃないかな】

中田敦彦は間違いなく松本人志コンプレックスが相当あって、松本人志に認められたかったけど報われなかった、松本人志が評価してくれなかったという歪んだ愛情的なものが、YouTube動画という形に出てると思う。


中田敦彦は武勇伝のリズムネタでデビューしていきなり爆売れしてて、今も松本人志へのディスっぽいこととか動画にあげてるから、アンチ松本に映りやすいけど、

小さい時からごっつだったり、ビジュアルバムだったり松本人志の作品に触れて、面白いと思ってたって言ってた。

武勇伝で売れた後にも、精力的に漫才をやってた時期があったのは、おそらく人一倍松本人志のことが好きで認められたかったんだと思う。

ここで俺が言っている、松本人志に認められるっていうのは、

千原ジュニアとか今田耕司とか東野幸治とか、雨上がり決死隊、、、(以下略)とかといわゆるみんながイメージする、ダウンタウンが作ってきた「関西のお笑い」の集団とか空気感、文化に認められる。っていうのも含まれる。

アメトークとかで中田敦彦が輝いていたのは、得意な分野、好きな分野(ジョジョ芸人、中学の頃イケてない芸人)について、視聴者やその分野に興味がない蛍原に対して熱くプレゼンしていくというフォーマットが、中田敦彦が得意だったというのにプラスして、

雨上がり決死隊(特に宮迫)という"当時は"ダウンタウンの作った関西のお笑いの流れの主流にいた芸人に、認められたいという欲求もあったんじゃないかと思う。


にも関わらず。

その「関西のお笑い」の本丸である松本人志は、中田敦彦が売れたリズムネタや、歌ネタなどを全く評価しなかった。

ダウンタウンの番組にオリラジが出て、絡んでる記憶も全くと言って良いほどない。

愛情を向けている相手から、否定されるほどコンプレックスが蓄積されることは無いんじゃないかと思う。

動画の中で中田敦彦は
「俺が松本人志にこんなに意見を言えるのは、松本人志の恩を受けていないから。M1とかの大会がきっかけで売れたわけでもないし、ダウンタウンの番組に呼ばれて推してもらったわけでもないし、飲み会で奢ってもらったわけでもないから。だからこそ、タブーに触れられる。」と言ってた。

俺には
M1で優勝したかったし
リンカーンでたくさんいじって欲しかったし
飲み会で可愛がられたかった、

というふうに聞こえた。

中田敦彦はそういう人なんだと思うな。


【松本人志が追い求めていたものとの乖離】
一方で、単純に松本人志は長い間一人でストイックにお笑いに向き合っていっている人だと思う。

お笑いの価値観としても、
「新しいお笑い」「お笑いの進化」というところを最も重要として、今でもブレずに新しいことに挑戦・実験を繰り返していると思う。

その価値観の上に立つと


「歌ネタとリズムネタ」
→リズムやメロディはその流行りごとで違うけど、結局中身は似たような内容だったりする。

「あるある」
→そもそも、万人が経験していることの再発掘が前提の共感の笑いで、新しい何かは生まれずらい。


こんな感じで、こういうジャンルは松本人志がなかなか時間を割いて探求しないものだったんだと思う。

【中田敦彦の主張に対しての意見と疑問】

「松本人志が頂点に君臨し続けているこの現状は良くない。」
→その通りだと思う。最近、松本人志もトークやコメントでハズすようになってきた。10年前ぐらいまでは百発百中だったけど、今はかなり鈍ってる。鈍っているのにも関わらず、誰も追い抜いていかない、いけないのはお笑い業界として不健全な状況だと思う。

「松本人志が審査員をやりすぎでいる、ニュースター誕生の為に、審査を降りていろんなジャンルの人がチャンスを掴める可能性を高める為に、審査員を退け」
→一理あるけど、松本人志はお笑いが時代的に評価されていない中で、芸人の評価を上げてきた。それだけのハングリー精神を持ってお笑いに打ち込んできた。
上を押しのける精神ではなくて、上がどいたからあがろうとする人に、果たして松本人志を超えるスターになれるだろうか。疑問。


【ムカついたこと】
・松本人志が意図的に周りに意見を言わせないように業界に働きかけてるみたいなスタンスで話してること。
→松本人志がめちゃめちゃ面白いことをやり続けた結果自然に、世間や業界が力を認めているのであって、"意図的"に圧力かけてるわけじゃないと思うから。

・松本人志の遺書の中ででナインティナインをこき下ろしていた事を例示して、「業界全体に影響を与えるようなパワーを持った松本人志が、名指して特定の芸人を面白くないということで悪影響を与えている」と言っていること。
→遺書が出版されたのはめちゃくちゃ昔で、松本人志も若くてギラギラしていた時代。その時には今のような地位は松本人志には無かった。「他の芸人より俺が面白い!」「俺が評価されないのはおかしい!」と思うことは健全なハングリー精神だと思う。

・M1を20年近くやってるにも関わらず、松本人志を超えるスターを松本人志が作れていないのは、松本人志の落ち度とする論法に無理がある気がする。
→それって松本人志の落ち度なの?まるで、松本人志がいろんな番組で審査員をやっているから新たなスターが生まれてないみたいな言い方をしてるけど、それは言い過ぎ。



まだまだ書けそうだけど!
疲れたからおしまいにします。

松本人志に魅せられた中田敦彦の気持ちもわかるし、おじいちゃんの松本人志に代わる人間が出てきてない業界が不健全なのも感じる、

けど、松本人志がやってきたことに対するリスペクトがあるから、ムカつくこともあったという感じだ。

俺の知り合いのお笑い好きの人!
この件について、飲みながら話したい!

おしまい。

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