6/20 「あらゆる『ドン底の人生』を抜け出すために。」

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わたしもこれまで散々な人生を送ってきたと思っていて、小学生の段階で「多重債務」を抱えていたし、高校では「うつ病」と「自立神経失調症」の診断をうけて、その後、気が狂って金を持たずにいったチェコやらオーストリアでは家もなく金も友人もなく、強盗・餓死・凍死の危機に瀕死ながらも、なんとか無傷で帰ってきたりした。その『ドン底』に比べれば、今のわたしはいくらか悠々自適に暮らしていると言える。

わたしはどんなにドン底の場面であっても、ものごとに「優先順位」をつけることだけは常に忘れずにいた。これだけは外さない。そりゃあ、ほかも全部できたに越したことはないけれど、現実的にいえば「できなくても最悪どうにかなること」は一旦無視してきた。

ドン底から抜け出すには、こういう「優先順位」の徹底が必要不可欠のようにおもう。では、その「優先順位」とやらをどう考えていけばいいのか。なにが重要であるかを特定するためのルールについて。これはとても退屈な話であり、それと同時に最も基礎的で、最も重要な話だと思う。


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