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入院からのスタート、こんな僕が2ヶ月でサービスをリリースした話 【#1 はじまり】

noteを始めることになりました!
SmartDish代表の中村(@taichi_health)です。
まずはサービスリリースまでのストーリーを書いていこうと思います。
一見、リリースまで順調に進んだように見えるかもしれませんが、紆余曲折あったので書いてみます。

今、なぜイートインのサービスなのか?

SmartDishは9月1日にリリースした「事前に注文し、お店に着くと、すぐにできたての料理が出てくる」という店内飲食のサービスです。

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デリバリー・テイクアウトのサービスが広まる中、なぜイートインのサービス?時代に合っていないのでは?と思う方もいると思います。

このサービスはコロナウイルスの影響により多くの飲食店が危機に面している中、「こんなのあったら自分は毎日使うだろうな。」といった思いつきから始まり、飲食店の方と徹底的に向き合った結果、出来上がったサービスです。

近所の商店街を散歩していたとき

ー6月中旬
自粛期間も明けて、「からだを動かしたいな、散歩しよう。」という感じで近所の商店街を散歩していたところ飲食店のシャッターが閉まっていて「16年間ありがとうございました。」「まだ続けたかったのですが無理でした。」という張り紙を目にしました。

明かりの消えた看板とシャッターに貼られた紙を見ながら店長さんの気持ちを想像すると熱い気持ちになりました。

「大変だな。もっと長く料理と向き合って美味しいものをお客さんに届けたかっただろうな。悔しいだろうな。」自分に何ができるわけでもなくただ、そんなことを思っていました。

お昼寝していたとき

ー6月下旬
朝が早い時はお昼寝を15分ほどするようにしていて、さて寝ようと横になったとき、ふと「そういえばテイクアウトで持ち帰るよりもその場で食べたいな。」と思いました。

オフィスに戻って食べるよりもできたての料理をお店の空間で楽しみたいと思いました。「お店に着くとできたての料理が用意されてたら最高だなあ。なんか実家みたいだな。」なんて思っていました。

やりたいと思ったら、じっとしていられない

ー6月29日
朝目覚めると昨日思いついたサービスをやってみたいという気持ちでいっぱいになっていて、「もしかすると飲食業界に貢献できるかも。あのとき商店街で感じた気持ちをこのサービスにぶつけてみたい。早くプロトタイプを作って飲食店の方に見せに行きたい。」と思いました。

やりたいと思ったら、じっとしていられない僕はすぐに茂呂(@rmoro000)にやってみようと声をかけ、取り掛かり始めました。

激痛からのスタート

ー6月30日
次の日、朝5時にお腹に激痛が走り起きました。頭の中はプロダクトを作りたいという想いでいっぱい。それにしてもひどい痛み。もう一度寝れば治るだろうと思い、寝てみたのですが痛みは治らずヒーヒー言いながら近所の病院に行きました。

病院の先生に「ストレスですかね、今日はゆっくり休んだ方がいいですね。」と言われ、痛みを治しに来たにもかかわらず、僕は「休むなんてできないです。今、開発したいものがあるんです。帰ったらすぐに取り掛かりたいんです。」と言い、すると先生は「点滴を打ちましょう。少し楽になると思います。」と提案してくれました。

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点滴がポタポタ落ちるのを見ながら「早く回復してくれ、、、」と念じる僕。

点滴が終わると体が回復し、とりあえず普通に歩けるまでになりました。
しかし、痛みがなくなったのは帰り道だけで、オフィスに戻るとまた激痛が、、、

痛みを根性で抑えてパソコンにかじりつく戦いが始まりました。あと30分我慢すれば落ち着くはず。というのを何度も繰り返し、結局夜になって歩けないほどの激痛になってしまい、タクシーで救急外来を受け付けてくれる病院に行くことになりました。

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MRI検査の結果、先生に「盲腸なので手術ですね、お腹に3箇所穴を空けて治療しますので数日間入院ですね。」と言われ、唖然。手術とかお腹に穴を開けるとかはどうでもいいのですが、いま作りたいプロダクトがあるのに取り掛かることができないことがめちゃめちゃ悔しかったです。自分のふがいなさに涙が出ました。

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そして、手術室へ。(ここから全身麻酔で記憶ありません)

<<続く>>


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