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阿呆鳥

誰が投げた石か
世界の淵まで、転がり
魂一つと交換された。
高名な画家は
それを孤独と描き
高尚な僧は
それを悟りと説いた。

由縁ならあるが
語り部は何処にもいない
ならば無縁と呼ぶか
その応は存じない。
噛みちぎる結束
ほつれた神経が
夜泣き風に靡いて
遠く
鳥の声が聞こえたのだ。
哀しげな愛の横顔のように。

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