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覚え書き

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科学・技術と共に生きることについての思索断片。 科学は飲んでも科学に飲まれるな。
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#エッセイ

科学は飲んでも科学に飲まれるな⑨ことばを覚えて、ことばから離れる

 頭の中に理論や予感がなければ、外界を見ても何も見えないだろう。産まれたての赤ちゃんが見…

科学は飲んでも科学に飲まれるな⑧感受性と想像力

 これは私の身に起きた実話です。ーーー テレビや新聞のニュースに載るために必要な条件は何…

科学は飲んでも科学に飲まれるな⑦参政権と兵役(戦う責任)の関係性

 最近気がついたことがある。 歴史的に、参政権と兵役は基本的にセットだと考えられてきたと…

科学は飲んでも科学に飲まれるな⑥土地土地の自然の違い

 私は仕事柄、様々な県に住んできた。また旅に出ると、それぞれの土地はそれぞれの自然の雰囲…

科学は飲んでも科学に飲まれるな⑤中島みゆき『誕生』について

 中島みゆきに『誕生』という曲がある。彼女の詩魂が滲み出ている名曲だと思う。 しかし厚か…

科学は飲んでも科学に飲まれるな④私の嫌いなことばについて

 私の嫌いなことばに「潰しが効く」ということばがある。人間を金属のように血のかよわない無…

読書とお酒 - 読むか読まれるか、飲むか飲まれるか

 読書は毒です。お酒と同じです。浴びすぎると意識が朦朧としてきます。そしてどれほど飲めるかは、実際に飲んで試してみなければ分かりません。 私は今まで、読む必要のないものを下手に読むか、読む必要のあるものを下手に読むかの間で彷徨ってきました。本を上手に読めた経験は、ごくごく稀なものです。 なぜでしょうか。文字や本が溢れているから。それもありましょう。しかし本質的には、自分や世界について無智であることが原因だと思います。 せめて私は、読む必要のないものを上手に読めるようにな