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ジャパンラグビーリーグワンの選手に詳しくなろう16〜18

1️⃣6️⃣ SO/CTB 堀米 航平

リコーブラックラムズ東京

流通経済大柏高校では、1年生から試合出場を経験し、チームが出場した花園では自身の出場なかったが、花園県予選決勝ではスタメン出場を果たした。2年時にはチームの絶対的司令塔として花園に出場し、U17日本代表に選出された。3年時には主将を務め、優れたゲームコントロールと突破力でチームを牽引し、選抜大会ベスト8、花園3回戦進出を果たした。また、高校日本代表にも選出された。高校の1学年下にFB河野友希(WG昭島)がいる。
明治大学では、1年時から公式戦出場を経験し、大学選手権でもスタメン出場を果たした。2年生になるとレギュラーを獲得し、チームの司令塔の座を確立。対抗戦全試合に出場し、チームを牽引、大学選手権ではベスト4に進出した。3年時もチームの中心としてプレーするも、大学選手権ではFL李智栄(RH大阪)擁する京都産業大に屈し、3回戦で敗退した。大学選手権での躍進を誓う最終学年で苦難が待ち受ける。春季大会こそレギュラーとして出場するも、対抗戦初戦の青山学院大戦に堀米の名前は無く、ベンチ外。SOとしての地位を確立していたが、「一番悔しかった」と語るように、実力でその座から陥落した。それでも、ジュニア戦でアピールし、5戦目の日本体育大戦でリザーブとして復帰すると、最終戦の早稲田大戦でレギュラーに返り咲いた。大学選手権では、前年度敗れた京都産業大との準々決勝で、自らのトライを皮切りに逆転勝利を収めるなどチームを決勝へと導いた。決勝では惜しくも1点差(20-21)で帝京大に敗れ、準優勝だった。大学の同級生には、FL前田剛(神戸S)、CTB梶村祐介(横浜E)、CTB鶴田馨(RH大阪)らがいる。
卒業後加入したリコーでは出場機会を掴んでおり、今シーズンのリーグワンでは、2試合のスタメンを含む4試合に出場している。SOのイメージが強いが主に12番としてプレーした。
ゲームコントロール能力に長け、自ら仕掛けるプレーも魅力。コンタクトの強さも兼ね備えており、SO、CTBの両ポジションを高水準でこなす。今後、4試合の出場に終わった今季からの飛躍が楽しみな選手。

1️⃣7️⃣ WTB 根塚 洸雅

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

東海大大阪仰星高校では、2年時の選抜大会にリザーブとして出場し、全国大会を経験。3年時にはCTB(13番)のレギュラーとしてプレーし、チャンスメイクもフィニッシュもできる選手として躍動し、選抜大会ベスト4、花園準優勝に大きく貢献した。また、高校日本代表にも選出された。高校では同級生にPR谷口祐一郎(BR東京)、FL山田生真(神戸S)、No8吉田大亮(横浜E)、SH人羅奎太郎(花園L)ら、一学年下に、CTB長田智希(埼玉WK)、FB河瀬諒介らがいる。
法政大学では、1年生からレギュラーとして活躍。大学選手権では3回戦でハットトリックを達成したが、京都産業大に敗れた。また、ジュニアジャパンに選出された。U20日本代表、ジュニアジャパンに選出された2年時も主力としてチームに貢献したが、大学選手権出場は逃した。4年時には共同主将に就任し、チームを牽引。リーグ戦で5トライを挙げる活躍をみせたが、4位に終わり、1年時以来の大学選手権出場はならなかった。
S東京ベイでは、今シーズン、第7節にリーグワンデビューを飾ると、そのままレギュラーに定着。10試合にスタメンフル出場し、4トライを挙げ、プレーオフ2試合にもフル出場した。抜群のスピードと体の強さでチームのアタックを牽引し、べストフィフティーン、新人賞、べストラインブレイカーに輝いた。また、5月31日に発表されたナショナル・デベロップメント・スコッドに選出された。
一瞬でスピードを上げて、鋭く突破するランニングスキルが持ち味。体幹の強さも魅力で、チームに多くのゲインをもたらす。将来の日本代表のフィニッシャーとして期待されており、さらなる成長に注目が集まる。

1️⃣8️⃣ WTB 髙橋 汰地

トヨタヴェルブリッツ

常翔学園高校では、2年時からCTBのレギュラーとして活躍するも、2、3年ともに府予選決勝で敗れ、花園出場はならなかった。
明治大学では、1年生から公式戦出場を経験。2年時には対抗戦4試合出場し、3トライを挙げた。3年生になるとレギュラーに定着し、チームの得点源として活躍。対抗戦では開幕戦の青山学院大戦でハットトリックを達成するなど、6トライを挙げた。大学選手権では全試合にフル出場し、決勝でトライを挙げるなど貢献したが、惜しくも帝京大に屈し準優勝だった。4年時にはBKリーダーを務め、チームを牽引。対抗戦では、慶應義塾大、早稲田大に敗れ、3位に終わるも、大学選手権では、準々決勝で東海大(18-15)、準決勝で早稲田大(31-27)、決勝で天理大(22-17)、いずれも接戦を制し、22年ぶりの優勝を果たした。大学の同級生には、PR祝原涼介(東京SG)、SH福田健太(トヨタV)らがいる。
卒業後加入したトヨタでは、まもなく主力の座を獲得。2年目にはトップリーグで9トライを挙げる活躍をみせ、日本代表にも召集された。今シーズンのリーグワンでは、前年11月の代表合宿で負傷した怪我の影響で出遅れ、第10節に復帰。最終的に、6試合にスタメン出場し、5トライを挙げた。また、5月31日に発表された6、7月のテストマッチにのぞむ日本代表34名に選出された。
抜群のスピードと力強いランでトライを量産するフィニッシャー。体も強く、そのアタックは爆発力を有する。日本代表の新たな得点源として期待され、その活躍に期待が集まる。

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