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ジャパンラグビーリーグワンの選手に詳しくなろう13〜15

1️⃣3️⃣ HO 武井 日向

リコーブラックラムズ東京

國學院栃木高校では、1年生からNo8のレギュラーで花園に出場。2年時には選抜大会で快進撃をみせ、ベスト4、花園では2回戦敗退だった。3年時は、主将を務め、選抜大会、花園に出場した。No8を主戦場としたが、選抜大会では、HOでプレーし、高校日本代表候補にはHOとして選出された。
明治大学では、本格的にHOに転向し、1年生から主力として活躍。対抗戦ではいきなりスタメン5試合を含む全試合に出場し、4トライをマーク。ジュニアジャパンにも選出された。2年時には大学選手権決勝に進出するが帝京大に1点差で惜敗した。先発出場を続けてきたが、決勝ではセットプレーの不安からリザーブ落ち。この経験がさらなる成長へと繋がる。また、この年は、ジュニアジャパン、U20日本代表に選出された。3年時には、安定したセットプレーと推進力のあるキャリーでチームを牽引し、対抗戦全試合に出場、大学選手権では、3トライを挙げる活躍で22年ぶりの優勝に貢献。4年時には主将を務め、対抗戦で1位となるも、大学選手権では決勝で早稲田大に屈した。大学の同期には、WTB山村和也(BR東京)、WTB山﨑洋之らがいる。
卒業後加入したリコーではすぐに主力の座を掴み、実質のルーキーシーズン終了後に主将に就任した(2021年7月)。また、10月、11月のテストマッチに臨む日本代表のNDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)に招集された。今シーズンのリーグワンでは、怪我に苦しみながらも、7試合にスタメン出場し、2トライを挙げた。
安定したセットプレーとボールキャリーが武器で、バックロー経験者らしく走力にも長ける。また、高校、大学でも主将を務めており、リーダーシップも魅力。スキルフルなHOとして将来の日本代表を背負って欲しい選手。

1️⃣4️⃣ SH 中嶋 大希

コベルコ神戸スティーラーズ

深谷高校では、2年時に花園、3年時に選抜大会に出場した。3年時の花園県予選では決勝で浦和に敗れ、出場を逃した。また、3年時には高校日本代表に選出された。高校時代は、一学年上のSO山沢拓也(埼玉WK)、一学年下のFB金井大雪(GR東葛)とハーフ団を形成した。
流通経済大学では1年生から公式戦を経験し、ジュニアジャパンに選出。2年時にはリザーブながら大学選手権出場を経験、U20日本代表、ジュニアジャパンに選出された。3年時にレギュラーを獲得すると、リーグ戦全試合に先発出場し、大学選手権出場に貢献。大学選手権では、3回戦の慶應義塾大戦で試合終了間際に追いつかれ、抽選の末敗退した。前年に続きU20日本代表に選出。また、5月に行われたアジアラグビーチャンピオン2016にて2試合に途中出場し、日本代表キャップを獲得した。 4年時には副将を務め、チームを牽引。チームを大学選手権ベスト8に導いた。準々決勝では優勝した帝京大に敗れた。大学の同期にはFL/No8大西樹(埼玉WK)らがいる。
卒業後加入したNECではすぐにレギュラーを獲得し、主力として活躍。2021年には日本代表候補、再結成したサンウルブズのスコッドに入った。 3季在籍したNECでは共同主将も務めたが、今シーズンより神戸Sに移籍した。今シーズン、リーグワンでは、13試合(6試合スタメン含む)に出場し、4トライを挙げている。
素早い球だしとスペースに仕掛ける強きのアタックが持ち味の選手。各カテゴリーの代表に選出されてきた世代トップのスクラムハーフ。6、7月のテストマッチに向けた日本代表候補に選出されており、代表定着を狙う。

1️⃣5️⃣ WTB 竹山 晃暉

埼玉パナソニックワイルドナイツ

※問題の11Tは10Tの間違いです。

中学時代、奈良県選抜として全国ジュニアラグビー大会で優勝し、優秀選手にも選出された。
御所実業高校では、1年生からレギュラーで花園に出場。花園では全試合にフル出場し、準優勝に貢献した。2年時は選抜大会でベスト8に進出するも、花園県予選では決勝で天理に敗れ、出場はならなかった。また、2年生ながら、高校日本代表候補に選出された。3年時の花園では、驚異的な決定力で10トライを挙げる大活躍をみせ、チームを再び準優勝に導いた。決勝では、最多得点記録を樹立した東福岡に敗れた。2年続けて高校日本代表候補に入った。
帝京大学では、厚い選手層を誇るチームで1年生からレギュラーを獲得。すぐにその実力を発揮し、対抗戦で18トライ、大学選手権で12トライと大爆発。大学選手権優勝に貢献し、ジュニアジャパンに選出された。2年時にもチームの得点源として選手権優勝に貢献し、ジュニアジャパンに選出。3年時には、プレースキッカーも務め、チームを牽引。春季大会、対抗戦、大学選手権でトライを量産(計24トライ)し、チームを選手権優勝に導いた。4年時は副将を務め、主にFBとしてプレーしチーム引っ張るが、大学選手権準決勝でPR小鍛冶悠太(BL東京)、SO松永拓朗(BL東京)、CTBシオサイア・フィフィタ(花園L)ら擁する天理大に敗れ、連覇がストップした。大学の同期には、LO秋山大地(トヨタV)、SH小畑健太郎(神戸S)らがいる。
卒業後加入したパナソニックでは、すぐに出場機会を掴んでその実力を発揮し、2020-2021トップリーグの新人賞に輝いた。また、2021年には再結成したサンウルブズのスコッドに入った。今シーズン、リーグワンでは持ち前の決定力でチームの中心として活躍し、14試合に先発出場し、リーグ3位タイの10トライを挙げた。プレーオフ準決勝S東京ベイ戦ではインターセプトから90m独走トライを奪い、チームの決勝進出に貢献。決勝では東京SGを下し、リーグワン初代王者に輝いた。
トライへの嗅覚に優れ、抜群の決定力を持つフィニッシャー。また、状況判断やスペース感覚に長ける。試合途中でSOとしてプレーすることもあり、パス、キックのスキルも高水準。6、7月のテストマッチに向けた日本代表候補に選出されており、代表でのトライゲッターとしての活躍に期待がかかる。

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