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ジャパンラグビーリーグワンの選手に詳しくなろう22〜24

2️⃣2️⃣ 辻 雄康

東京サントリーサンゴリアス

慶應義塾高校では、1年生からレギュラーとして活躍。1、2年時は花園県予選決勝で桐蔭学園に敗れるが、副将を務めた3年時にはその桐蔭学園を決勝で下して、花園に出場。花園では、2トライを挙げるなど活躍をみせ、3回戦に進出した。また、高校日本代表候補、ジュニアジャパンに選出された。高校の同級生には、FB 丹治辰碩(埼玉WK)らがいる。
慶應義塾大学では、1年生から主力としてプレーし、U20日本代表にも選出された。3年時は対抗戦で6トライを挙げるなど得点面でも活躍をみせ、2位に入った。大学選手権では、準々決勝でLOタラウ・ファカタヴァ(BR東京)、No8アマト・ファカタヴァ(BR東京)ら擁する大東文化大に惜敗(28-33)した。4年時は副将を務めチームを牽引。大学選手権では、準々決勝で終了間際に劇的な逆転トライを許し、早稲田大に敗れた(19-20)。
卒業後加入したサントリーでは3年目のトップリーグ開幕戦で先発出場し公式戦デビューを果たすとそこから出場機会を確保。今シーズンのリーグワンでは、スタメン7試合を含む13試合(プレーオフ含む)に出場した。
強靭なフィジカルとパワーが魅力で、運動量も豊富。NDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)に選出されており、将来が嘱望されている選手。世界に誇れる日本のLOとして期待が集まる。

2️⃣3️⃣ FL/No8 福井 翔大

埼玉パナソニックワイルドナイツ

東福岡高校では、100人超える部員のなかで、2年生からレギュラーに定着し、高校日本代表候補11名を擁する超高校級のチームで主力を張り、選抜大会、アシックスカップ、花園の3冠を達成した。また、U17代表に加え、2年生ながら高校日本代表に選出された。3年時には、主将を務め、チームを牽引。花園では優勝した東海大大阪仰星に準決勝で敗れた。U18代表、高校日本代表、そして、飛び級でU20代表に選出された。高校の同級生には、PR小林賢太(東京SG)、CTB/SO丸山凛太朗(トヨタV)らがいる。
 同年代の選手たちが大学へ進むなか、W杯へ出る夢をできるだけ早く実現したいという理由から異例となる大学を経ずにトップリーグのパナソニック入りを決断。
厚い選手層を誇るパナソニックのFW陣で揉まれながらも、途中出場を中心に1年目から公式戦に出場。年々出場機会を増やし、4年目となった2021シーズンは全試合に出場。プレーオフでも活躍を見せ、チームの優勝に貢献した。その成長が認められ、10月、11月のテストマッチにのぞむ日本代表のNDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)に招集された。「同世代の中で最初に呼んでもらえた。スタートラインに立てた」と語ったように、高校卒業してすぐに日本のトップレベルに身を置いた成果が出た。
今シーズンのリーグワンでは、4試合のスタメンを含む9試合に出場し、1トライを挙げた。
加速力を生かした突破とインパクトあるプレーに加え、豊富な運動量、接点の強さを併せ持つバックロー。W杯に出来るだけ早く出場するという目標を実現させ、有望な高校生たちの有力な選択肢となりうるラグビー道を示したい。

2️⃣4️⃣ FB/WTB 尾﨑 晟也

東京サントリーサンゴリアス

伏見工業高校(現:京都工学院高校)では、1年生からレギュラーとして活躍。2年時に一学年上の松田力也(埼玉WK)らとともに花園に出場し、べスト8に進出した。また、U17日本代表に加え、2年生ながら高校日本代表に選出された。3年時は府予選準決勝で京都成章に敗れ、花園出場を逃した。また、ジュニアジャパンに選出された。
帝京大学では、1年生からレギュラーに定着。対抗戦開幕戦にスタメンデビューを飾るといきなり4トライを挙げるなど活躍をみせ、最終的には6試合に先発出場し10トライを挙げチームのアタックを牽引。その後の大学選手権でもトライを量産し、優勝に貢献した。また、日本選手権ではトップリーグのNECを撃破した。この年は、U20日本代表、ジュニアジャパンに選出された。引き続きU20日本代表に選出された2年時も主力として活躍し、トライを量産。対抗戦では21トライ、大学選手権では6トライを挙げる活躍でともに優勝に大きく貢献した。主戦場をWTBからFBに移した3年時も対抗戦と大学選手権で優勝を遂げ、迎えた4年時は副将を務め、チームを牽引。4月には、アジアラグビーチャンピオンシップにのぞむ日本代表に招集され、3キャップを獲得した。この年も最後尾からチームを支え、対抗戦及び大学選手権優勝に導いた。大学時は在籍4年間全てで対抗戦、大学選手権で優勝を果たした。大学の同級生には、PR西和磨(BR東京)、PR垣本竜哉(トヨタV)、HO堀越康介(東京SG)、FL吉田杏(トヨタV)、WTB岡田優輝(トヨタV)らがいる。
卒業後加入したサントリーではすぐに出場機会を掴み主力に定着。今シーズンのリーグワンでは、13試合(プレーオフ含む)にスタメン出場し、5トライを挙げた。
鋭いステップと倒れない体の強さを活かしたランニングが魅力で、得点感覚に優れる。また、オフザボールの働きにも定評がある。NDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)に選出されており、今後の日本代表の主力を担える選手として注目されている。

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