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エッセイ

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人生の話、フリーランスの話、広告コピーの話まで。TAGOの日々のできごとや考えを綴った文章。
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2019年6月の記事一覧

書くことは、さらすこと。

先日、深夜に投稿した短編小説のPV数が、急激にドカンと上がる出来事がありました。「ん?」と思って、何が起こっているのかとモヤモヤしながらネットをウロウロしていたら、すぐあとに、note編集部のおすすめ記事に取り上げられたというポップアップが出ました。そこに掲載されたことが影響してPV数が急に伸びたようです。 note初心者の自分はピンときてなくて、「note編集部のおすすめ記事って何?」状態でした。いろいろ検索して調べてみると、noteのトップページの左上の方に「おすすめ」

伝説のボールペンを探し求めて、南インドまで。

「今回の目的は2つあって、一つはダージリンで紅茶を飲むこと、もう一つはカニャークマリでボールペンを買うことやねん。ずっと前から行きたかったんやわ」 Mさんは、タクシーの窓から夜のデリー市街のネオンを眺めながら、京都弁で熱く語った。会社から半ば強引に長期休暇をもらってやってきたらしい。たったの2週間で、最南端のカニャークマリとインド北東部のダージリンに行くのだという。一気に南下して、一気に北上するプランだという。デリーからカニャークマリまでは列車で最低でも丸2日はかかる。一見

短編小説を1ヶ月間毎日書いて思ったこと。

短編(超短編)小説を31日間、毎日書く。4月のある日、そんなミッションを自分に課しました。その動機は、ちょっと難しそうなことを達成して自己肯定感を少しでも高めたいという軽い気持ち。 1ヶ月はあっという間に過ぎました。結果として、31日目の「時の万華鏡店」で、31日間31短編のミッションは無事にクリア。今回、この挑戦で個人的に思ったことや感じたことを、気持ちがまだ温かいうちにまとめておこうと思います。 ■難しすぎないゴールとルールを設定。それが良かったのかも。日数に関しては