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2020シーズンのツエーゲン金沢を緩めに振り替える ~選手編~ PART3

ウイイレでヤナ将スカッドを組んで夢を膨らませているタギです。というか、なんで日本人選手があんなに数値が低いのか。ウイイレでの日本人選手の地位向上を願って止みません。ウイイレ会を開催したら誰か参加しますか?何縛りでやろうかな?考えているのは五十音縛り(笑)「あ行」しか使えないとか。良い案があれば採用しますので僕に教えて下さい。それではPART3まいりましょう!

ちなみにPART1と2は以下のリンクからご覧になれます。

MF

金子 昌広 17試合出場(6先発)

金沢在籍7年目のシーズンは、近年にないプレー時間の少なさとなった金子くん。6節の栃木戦で全治6週間の怪我。18節の町田戦で帰ってきたが、28節の千葉戦の途中出場以降出番が無くなり「これは契約更新ないんじゃ・・・」と思っていた中での更新となった。

これはいかにヤナ将のサッカーを理解している人材を再び育てる事の難しさを物語る更新だったように思う。先発ではないにしろ、主力選手が怪我をした時に計算できる選手を手元に残して置きたかったのだろう。金沢のSHは運動量が多くて一番怪我が心配されるポジション。そこに小技の効く金子くんのような存在は貴重だ。石井くんのところでも触れたが「最高の2番手」という事になる。

ゴールもアシストも無かった2020シーズン。国士館の同期では唯一のJ2選手になった金子くん(服部くんは山雅から岐阜へ。他は引退)。30歳はまだまだやれるところを運動量の多い金沢で見せて欲しい。

本塚 聖也 29試合出場(21先発)

2020年の金沢のルーキーと言えば、対外的には加藤陸次樹くんだったがこの男の活躍も見逃せなかった。11節の北九州戦で初の試合出場となったがその時は途中出場で2列目の位置だったが、12節の京都戦で大橋くんが負傷退場すると代わりに藤村くんとボランチでコンビを組む事に。そこから26節に大橋くんが復帰するまで中盤の底から攻守の要となった。

本来、「ボランチで勝負したい」と開幕前に言っていたが、こんなに早くスタメン入りするとは当の本人も思っていなかっただろう。立場は人を成長させるとは良く言ったもの。

ただ、経験不足で臨んだ磐田との一戦はトラウマ級の負けを喫してしまい(0-6)DAZN観戦していても、本塚くんの顔に生気が感じられなかったのをハッキリ覚えている。ちびまる子ちゃんでいうと目の周りに縦線が入っているやつだ。本塚くんのとなりにともぞうがいた(んなわけねぇ)。

悔やまれるのは、どのポジションだろうがスタメンで出た21試合で勝てたのはわずかに3試合。苦しいルーキーイヤーだった事は間違いないが、ある程度やれる手ごたえを感じたシーズンでもあったのではないだろうか。自らの力でチームを勝たせる事ができる試合を増やすのが2021年の命題だ。

窪田 稜 32試合出場(18先発)

ヤナ将から名前を叫ばれる大賞2020で見事ぶっちぎり優勝した窪田きゅん。言われすぎて時には、声を出してはいけないはずのスタントから苦笑が漏れる事もあった。それでも試合に出続けられていたのは監督の期待の表れでもある。

個人的にはシーズン序盤は縦のスピード、中盤ではPA内への進入、後半に入って左足を使ってのクロスやタイミングをずらすなど、研究してきた相手の狙いを外すように自己をアップデートしていただけに、32節水戸戦での負傷による欠場は痛かった。

2年連続、いいところでシーズンを終えてしまった窪田きゅん。ただ、2020年は主力としてしっかり相手の脅威となる事が出来た。2021年はなんとか1年通しての活躍をしてもらいたい。そしてツエ戦士イケメン選手権に松田陸という強敵が現れた事も見逃せない(笑)

島津 頼盛 36試合出場(30先発)

在籍2年でリーグ戦74分と1試合にも満たない出場しか出来なかった頼盛くんが3年目で花開いた。9ゴール2アシストという数字でも結果を残し、2021年もさらなる数字での貢献が期待される。

ただ守備面での不安も大きく、後ろのスペースを使われての失点もあった。さらには29節岡山戦から34節大宮戦までベンチスタートだったのも気になった。その間に窪田きゅんが負傷欠場した為に再び先発復帰したが、窪田きゅんがいたらそのままベンチ要員だったかもしれない。その理由が何なのかは定かではないが、ただその後もしっかりとゴールを重ね不安を払拭してみせてくれた事は、今後に期待せざるを得ない頼もしい点だった。

頼盛くんのゴールはゴラッソが多い。今、ダイジェストで見ても気分が晴れるものだ。開幕からドンドン頼む。

西田 恵 9試合出場(3先発)

シーズン序盤の出場でルーキーの出世頭登場だと思いきや、9節の水戸戦出場以降3か月以上出番が無かった。メグちゃんという愛称で持ち前の明るいキャラクターが印象に残っているが、先発した試合では早々と交代されてしまい、消化不良の顔をしていた。我々も消化不良だったが、2021年は岩手に武者修行に行ってしまった。あの秋田監督の元で頑張るメグの良いニュースを楽しみにしよう。

FW

山根 永遠 24試合出場(11先発)

第2節の山雅戦で左SH起用。本人も観ている側も合っていないと思っていた。いや、FWで勝負したいという永遠くんの気持ちがあふれ出していた。開幕前に立てた20ゴールという目標。その目標にはSHでは遠かった。しかし、また試合に戻ってくるまでに3か月かかってしまった。

戻ってきてからはチームプレーに徹した。誰とコンビになろうとも相手を活かすプレーを選んだ。しかし僕の惚れ込んだ永遠くんとは違った。2019年の彼は勢いそのままに点を獲ったし、相手ディフェンスをドリブルで置き去りにした。彼に金沢は合わなかったのかも知れない。

ただ、僕は水戸での彼の活躍を確信している。若手があんなに躍動するクラブはそうは無い。ピッチ上のナルシスト山口一真くんが気持ちよさそうにプレーしていた水戸。楽しみでならない。美人のれいちゃんといつまでもお幸せに。

ルカオ 24試合出場(17先発)

「重戦車」「重機」「怪獣」「ルカ王」「フィジカルモンスター」「フェノメーノ」と人間離れした形容詞を欲しいままにしたで賞を獲得。しかし、出場時間に換算すると陸次樹くんの約半分しか出ていない。それで10ゴールを挙げているのだから出ている時のインパクトは絶大だった。

しかし、11節の北九州戦以前と以降では全く僕の印象は変わった。開幕から10節まで先発出場を続け6ゴール。単純計算で42節終了時では24ゴールは挙げている計算になる。ただそれまでに出場していた時間は779分。シーズン合計の時間数1390分の半分以上を10試合で終えていたことになる。要するにルカオさんに頼りすぎルカオさんを使い減りさせてしまったのだ。がむしゃらに走ってガンガン削られても倒れずにボールを失わない彼もやはり人間だった。

皆さんもご存じの通り11節の北九州戦で負傷し21節に復帰。しかし35節以降再びピッチから姿を消した。怪我の発表は無かったが、足を引きずって歩いている姿が目撃されていた。もちろん彼がロメル・ルカクくらい完成された選手であれば多少の使いすぎも可能でしょうが、彼に頼りすぎたところが金沢というクラブの若さではないかと感じた。

シーズン後半のルカオさんは負傷した大腿二頭筋の影響からか、以前より踏ん張りが効かず相手に与える怖さも出場時間も半減。そして来季から天敵・山雅の一員に。石尾・庄司がルカオを封じる。楽しいじゃないの。

杉浦恭平 41試合出場(21試合先発)

私、タギが後半のMVPに挙げた「令和おじさん」ことスギウラーズのアニキのほう。180㎝以下のJリーガーで一番ヘディングが上手いんじゃないか思う絶妙のタイミング。ジャンピングの姿勢がオカダ・カズチカくんのドロップキックと並ぶほど美しい。

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実際、リーグ後半の活躍は素晴らしいもので、26節山口戦で1G1A、32節水戸戦では敗れたものの2G、38節琉球戦で2A、39節福岡戦では1G1Aと一試合に複数の数字をたたき出している。大熱狂の福岡戦の立役者だ。

41試合出場というのも凄い。タイトな日程の中でベンチに入り続ける事も難しいのによくぞ頑張った。そしてキャリアハイの数字もしっかり残した(8G6A)。しかし、印象としては陸次樹くんやルカオさんのインパクトが強く目立たなくなってしまう。というか、コンビとなるFWを活かす役に徹する。まるで僕の敬愛するバイプレーヤー、光石研さんのようだ。

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しかし金沢には名バイプレーヤーがいる。それこそが誇りだ。

加藤 陸次樹 42試合出場(33先発)

J2であってもルーキーイヤーで13得点3アシストというのはなかなか出来るものじゃない。しかもタイトな日程の2020シーズンを完走してしまった。スタミナと怪我のしにくい身体を証明したムツキの目標は海外。歳を重ねるごとに価値の下がる市場で勝負する為にJ1へのステップアップを選んだ。ただ、課題もある。

初ゴールは7節の群馬戦だった。それまで開幕~6節まで16本のシュートを外し、それでもヤナ将はムツキを先発から外さなかった。それから9節~12節まで4戦連続ゴールを記録。この時のインタビューで「外す気がしない」とまで言っていた。そして、彼のシュートは打つ時にゴールやキーパーを見ていない事が多い。要するにイメージとプレーの精度がぴったり合う時とそうでない時の差が激しい。しかし今はゴールやキーパーを見ないというより、見る余裕が無いといったほうが正しいだろう。今まではそれでよかった。その先を見る為にもう一年、金沢にいて欲しかったが仕方無い。早く世界へ行ってしまえ。ムツキよ。

杉浦 力斗 20試合出場(0試合先発)

スギウラーズの弟のほうは高校3年生でJ2ながらもプロの厳しさを味わった。272分で12本のシュートを放ち、ゴールバーに弾かれる惜しい場面もあった。ルーキーとなる前にその経験が出来た事はとても貴重。興国高校の入団内定会見で、他の4人がマリノスのユニフォームに身を包む中でしっかりと金沢をアピールしてくれていた。

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この写真を見ていると、力斗くんが金沢をJ1に連れていってマリノスと勝負してくれるといいなと思ってしまう。期待してるぞ!力斗!

という訳で時には真面目に時にはふざけて振り返った2020シーズンはいかがでしたか?これからも色々とアップしていきますのでご期待下さい。さぁて何しようかな。リクエストにも応えられたら応えます。

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