自分の中から出てくる情報を大切にする

こんにちは。

今日は最近考えている「情報」についての内容を投稿します。


現代の情報が溢れたことによる弊害

現代社会においては情報が溢れていると思います。

その情報の中でも、書籍や動画、記事などで「こうするべきだ」というような行動規範を主張する内容を多く見かけるようになったと感じます。

そうなった背景として、現代人の生き方の自由度が大きくなったことが影響しているのではないでしょうか。

自由度が大きくて正解が無いため、どのようにして行動していけばいいか分からないという人が多いと思います。

その結果、命令口調でこうしろとかこれはやめろとか言ってくれると、どう行動すれば良いか分かるので、迷っている人の興味を引くのかなと思います。

更に、そのように色んな人が「こうするべきだ」という主張をするようになった結果、相反する「こうするべき」で溢れかえったように感じています。

結局、誰の言っていることを信じて良いのかわからないという状態に陥ってしまう人も多いのではないでしょうか。

そのように感じる人が多くなって、成功者や頭のいい人の情報を信じようと思って、自分が信頼する有名な人やよく知っている友人・知人の発信している情報を取りに行くようになっていると思います。

このような背景があって、現代では自分が考える前に頭のいい人や知り合いの考え・意見が先に入ってくる状態があると思います。

誰かを批判する内容のニュースを見たとき、自分で考えるよりも先に〇〇さんはどう思っているのか、肯定か否定かが先に目に入ってきます。

その結果として自分の考えや価値観と向き合う時間が少なくなってきています

自分で考える時間を取って自分の意見を持たなくても、何かの話題になったとき、人の考えを引用してそれっぽい発言ができてしまいます。

現代社会で情報が溢れた弊害として上記のような弊害があると思います。

大切な情報は外にはなくて自分の内側にある

理想は自分が幸福であることだと思います。

以前の記事で書きましたが多くの人にとって人生の良し悪しを測る指標は『生涯の幸福度の総量』だと思います。

自分の場合は『生涯の楽しさの総量』です。

これらは非常に主観的な指標です。

自分が満足できるかどうかが重要であって、人と比較してもあまり意味はなく、他人の意見も関係ないと思います。

そして先ほど述べたような有名人や頭のいい人、知人・友人の考え・意見というのは自分とは違う環境における自分とは違う価値観のもとに生きてきた人から生まれたものです。

そのため、いかなる人の意見も自分と完全に一致することはありません。

つまり自分が幸福になるために必要なことには周りの人の考え方や意見は関係ありません。

大切な情報は外にはなくて自分の内側にあるのだと思います。

外からの情報収集に躍起になるのではなく、自分の内側から出てくる情報、すなわち自分の考えや思い、感情を大切にする方が良いのではないかと思います。

自分の内からの情報には外の世界での価値もある

上記のように思うようになったきっかけがあります。

僕は仕事をする中でめんどくさい・難しい・もっと楽をしたい・やりがいがあることやりたい・褒められたい・時間がない・忙しいというような感情・考えを持ってきました。

当時はこれらは悪いことだと思っていて、やりたくなくても我慢して頑張ってやることが良いことだと思っていました。

しかしながら環境に対して自分が感じたことには環境改善のヒントがあるということに気づきました。

例えば、楽をしたい・面倒くさいといった感情を肯定することで、初めて業務効率化であったり自動化してはどうかというアイデアが生まれてきました。

また時間がない・忙しいということに向き合った結果、時間がないなりにどのように成果を出して価値を生み出していくかということを考えるようになりました。


そして内からの情報が大事と思う理由は、先ほど述べたような外からの情報が溢れすぎているということ以外にも、現在は多種多様な問題が存在することも理由のひとつだと思います。

昔は比較的共通の問題に多くの人が取り組んでいたように思います。

例えば家事の時間が長いために洗濯機や掃除機という商品が生まれてきたり、移動を楽にするために車が普及していったり。

多くの人が共通の問題を抱えていたからこそ多くの人に同じ商品が行き渡ったのだと思います。

一方、現代は生き方・考え方が多様化した結果、それぞれの人がそれぞれの問題に向き合っているように思います。

このような背景から自分が向き合っている問題には、まだ多くの人が取り組んでいない可能性があると思います。

そのためしっかり取り組むことで案外簡単に解決方法を見つけることができる可能性があります。

例えばある身体障害を持ったからこそ普通の人が簡単にできることができずに、その問題を解決するために商品を開発したところ、同じような悩みを持っていた人たちの助けになる、というようなことも多くあると思います。

これは自分がマイノリティであるほどそのような境遇に行きつきやすくなると思います。

現代社会は皆が同じ生活をしているわけではなく多種多様な生き方ライフスタイルがあります。

そのため自分の特殊性をしっかり理解して、その中から生まれた自分の感情・考え・感じたことを否定せずに肯定することで、何かしら社会の問題を解決するヒントが見えてくるのではないかと思っています。

「自分はみんなと違ってこう思ってしまった。これは悪いことだ」と考えるのではなくて、「自分はみんなと思ってこう思ったけど、こう思う人もいるということだ。それに気づいている人は少ない。」と肯定的に捉る。

また「誰でも理解できそうなことが自分は理解できなかった」そんな経験をした時も、「自分の頭が悪い」と否定的に捉えるのではなく、「この説明では理解できない人もいるんだ。自分はそれに気づけた。」と肯定的に捉えて、「その人たちにもわかりやすいように説明することは価値があるのではないか」と考えることで社会に貢献するためのヒントが得られると思います。


以上は僕個人の考えではありますが多くの人にも役に立つ内容なのではないかなと思っています。

なのでこのnoteもそうですが、自分の考えを大切にして発信していきたいと思っています。

それではまた!

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