今までの人生で最も自分を追い込んだ時期

こんにちは。

今日は自分の人生において最も自分自身を追い込んだ時期とその時期の生活について投稿します。


全く面白みはありませんが、その時期は『大学受験』の時期、正確には『浪人生活』です。

○今回の投稿はこの4つです!
①現役受験で失敗して学んだこと
②浪人生活で感じた一番辛いこと
③浪人中に一番頑張っていた時期の生活
④それだけ頑張れた要因


①現役受験で失敗して学んだこと

僕は高校生の時は『頑張り屋』でした。

宿題はほぼ欠かさずやっていくし、毎日自宅で2時間は勉強していました。

それもあって、定期テストは初めから最後まで上位10%から外れたことはありませんでした。(実力テストでは最初は学年の真ん中くらいで最後にようやく上位10%に入れました)

その頃の僕は頑張ることこそが評価されることであり、大事なことであると感じていました。

大学受験も、自分の実力より高めの目標設定にしてそれに向かって頑張ることで自分モチベーションを高く維持すると同時に、教員や友人からの評価を得ることができていました。

そんな僕は国立の大学受験の前期・後期両方とも落ちてしまい、私立は受けなかったため浪人することが決まりました。

それまでの人生で一番大きな失敗だったので、ショックも大きかったし自分の価値観を大きく変える経験になりました。

当時は『頑張ることが大事、頑張れば認められる』と思っていましたが、『結果が大事、他者の評価は重要でない』と感じるようになりました。

その結果、浪人中は敢えて周りの人から「さぼっている」とか「不真面目」とか思われるような言動をしつつ、やるときは集中してやるし結果にこだわるという、それまでと真逆のスタンスをとっていました。

その結果1回目の浪人で志望校に合格したので、それが成功体験として自分の現在の価値観に大きく影響していると思います。


②浪人生活で感じた一番辛いこと

『一番辛かったのはどれだけ頑張って成績を上げても、受験当日が終わらない限りこの生活を終えることができない』ということです。

結果にこだわろうとすると、現状は合格レベルなのか否かを注視することになります。

そして、十分射程圏内に入ったと思っても、当日の不調やトラブルの可能性もあるので、確実性を上げるためにさらに上を目指すようになります。

その確実性の向上さえもおおよそ十分と感じられるようになり、あとは上を目指しつつキープするだけで良いだろうと感じられるようになったのが12月頃でした。

その時にようやく当たり前のことに気付いたんですが、どれだけ頑張って成績を上げて模試でいい判定を取ろうとも、それで浪人生活が終わることはありません。

そのときにようやくこの生活の辛さを感じました。

それまでは上を目指していたので、やるべきことがあった。
でもそれからは周りが伸びてくる前に逃げ切りたいという逃げの姿勢に変わってしまいました。

その時期が何をすればいいのか分からなくなってしまって、自分のやっていることが正しいのか分からなくなってしまって、一番辛い時期でした。

この経験は、今のような自分で自分の人生を決めないといけない状況に生きてきているなぁと感じています。


③浪人中に一番頑張っていた時期の生活

一番頑張っていたのはその少し前の10月頃です。

元々現役時代に塾に通ったこともなく、高校の授業と自習と数冊の参考書だけで勉強していたので、予備校講師の説明が分かりやすくて成績はどんどん伸びていきました。

夏期講習が終わる頃には志望校(京大理学部)は射程圏内になっていて、しっかり成果が出ていたこともあって、勉強はあまり苦ではありませんでした。

その時に感じたのは「本番で実力を出せれば合格できる」ということでした。
しかし、同時に「実力を出せなければ今と同じ浪人生活をもう1年送ることになる」ということにも気づきました。

僕は理解力は比較的高い方でしたが、ケアレスミスが多く、分かっているのに点が取れないということが多いタイプでした。

なので本番に(ケアレスミスがなかった場合の)実力が出せる保証は全くありません。

そこでようやく、このままではダメだ!と気づきました。

それからは解けるはずの問題を確実に解く練習を普段の勉強に追加することになりました。

当時も朝8時~夜8時まで予備校にいたのですが、更にやることが爆増したので圧倒的に時間が足りなくなりました。

そこで、時間を増やすためにできることをとことんやってみました。
・「眠りに落ちるまでに考える問題」を読んでから寝る→考えながら寝落ち
・「朝起きてすぐ解く問題」を準備して寝る→起きたらすぐに解く
・予備校ー家の移動中はリスニングの練習
・授業のない時間は自習
・「休み時間に解く問題集」を決めておく(英語の気分転換に数学Ⅱとか)
・朝食、昼食は左手で食べられるものにして問題解きながら食べる
・睡眠時間は削る(3時間)
・「眠い時用の手を動かす(割と簡単な)問題」を準備しておく

その結果、休憩を除く実質勉強時間で1日あたり20時間を確保することができました。

このような生活を2~3週間続けていたんですが、身体のコンディションがだんだん悪くなっていっている気がしてきて、これは続けてはいけない!と判断して辞めました。
それからは6時間くらいは寝るようにしました。

決して長くはありませんでしたが、その時期が一番自分を追い込んでいた時期でした。

この経験は今でも「やればできる」という自負に繋がっていますし、多少仕事で追い込まれても「あの頃に比べたらなんてことない」と思って、何とかできています。


④それだけ頑張れた要因

その一番追い込んでいた時期に自分が拠り所にしていた考え方が2つあります。

1つ目は、『今が人生で一番頑張るとき』ということです。

言い換えると、『今後の人生では頑張らなくていいから、今だけは頑張れ』とか、『今さえ頑張っておけば今後の人生が上手くいく』とか思っていました。(今思えば、全くそんなことないのに、学歴社会を信じ切っていたんですね。)

イメージしていたのはHUNTER×HUNTERのクラピカの「誓約と制約」です。笑

このおかげであの時めちゃくちゃ頑張れました(何と言っても今の1の努力は今後80年の人生を決めると思っていたので)。

でもそのせいで大学生活は遊び呆けました。笑

2つ目は、『もう受験に合格できることは決まっている』と思い込むことにしたことです。

それだけでなく、『死ぬほど頑張った結果、合格する』という、プロセスの部分まで決めて思い込むことにしました。

心情的には、「めちゃくちゃ頑張ることは運命で決まっているんだから、しんどいけどしょうがない、頑張ろうか」って諦め感がありました。

おかげで、合格するかどうか分からないという不安から解放されて、勉強に集中することができました。

この境地に達したのはこれまでの人生でその時限りです。

ちなみにそろそろ、『制約』を解除してもいいのでは?と勝手に思っているんですが、なかなか解除できません。

復習にかなりの時間を費やしていたあの頃と、前人未到の未来を迎えに行こうとしている現在では、頑張ることの難易度が全然違いますが、それでもあの頃のような自分を追い込むことに対する情熱を取り戻して、時間を有効活用したいと思っています。


浪人生活、自分の中では一番大きな失敗だし一番追い込んだ時期なので、今の価値観に与えるプラスの影響がとても大きい1年になっています。

なので今となっては、浪人して良かったと本当に思えています。

というわけで、今回は「今までの人生で最も自分を追い込んだ時期」というテーマの投稿でした。


それではまた!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?