2019年ふりかえり

もう2月なのだけど、2019年のふりかえり

既存プロジェクトの安定化

2016年に転職してから、メインのプロジェクトだったM&Aからのシステムリプレイス+事業成長にあわせてのシステム改善が軌道に乗った。
事業戦略にあわせてのシステム戦略をきちんと決めて、KPIを設定、定期的にチェックして、問題があったら、原因を掘り下げ、原因の仮説を設定し、施策に落とし込んでいくという当たり前といえば当たり前のことが、きちんと回せるようになった。
市場の変化が起こっていることを定性的に見えていたのだが、それをさらに定量的にもきちんと検知して、アクションを取れたのもよかった。そのおかげで、事業責任者とプロダクトの方向性を変えて、トータルで売上を伸ばすことができた。
任せられるエンジニアが育ち、システム戦略、KPIを作れば、開発の現場は任せられるレベルまできた。
前半のうちはわりと時間的な余裕があったので、いろんな改善の起票をして、CVR1.5倍にして、X000万の効果みたいなヒットもあった。
ふりかえり等で、チームの生産性を1.7倍にした(いかに見積もりにミートするようにするかと、開発以外の時間を減らすか)。

新規プロジェクトでゼロイチを経験

部長級の方から、指名されて、新規プロジェクトの立ち上げをプロダクトマネージャとして実施。
ある程度のビジネス検証的なものはビジネスサイドでできていたのだけど、事業責任者があまりシステム化の経験は無かったので、MVPへの落とし込みからリリースまでを主導した。最初の機能案150件を30件にまで削ぎ落としたのは、たいへんだったけどいい経験だった。最近、また新しいプロジェクトを始めているのだけど、先に機能案を出してもらうという進め方ではなく、全体のフローを書いて、フローに必要なシステムの最低限の機能を取捨選択して、詰めていくやり方に改善した。
リリース後、KPIを設定して、追って、改善を続けており、まだまだやらないといけないことは多い。

プロダクトマネージャのマネジメント

自分が関与するプロダクトだけではなく、他のサービス、プロダクトを担当しているプロダクトマネージャ候補的なエンジニアを複数人、見ることに。
結果的に、より複数のプロダクトを見ることになるので、どこまで自分の価値を発揮できるかなと思ったが、それぞれのプロダクト・体制等の課題を見つけて、それに対してアクションを取ることによって、施策の品質、体制的な課題をいくつか解決、テコ入れできた。
ただ、複数プロダクトを見てしまうと、スイッチングコストがかかるのと、一つのプロダクトを集中して伸ばすことが難しいので、絞りたいなと思っている。顧客理解も薄くなってしまうので。

技術スタック

・Adobe XDを新規プロジェクトレベルで活用できるようになった
・CloudFrontをやっと使えた(今まで、活用シーンが無かったため)
・laravelの一部の仕組みをレガシーに導入
・OSSに初PR、マージ(マニュアルの間違いの修正レベルなので、しょぼいけど)
めっちゃ細かいし、バラバラっぽいのだけど、基本的にプロダクト、プロジェクトの課題起因で、技術を導入している。
コードレビューは必ずしているのと、腕が落ちないように自分がボトルネックにならない程度の開発はするようにしているが、技術の幅を広げる活動があまりできなかったように思う。
フロントエンドの世界が落ち着いてきたようだし、そろそろ追いつかないといけないなと思っている。最低限、コードレビューはきちんとできるようにしておこう(react、vue.jsのサンプルコードくらいは動かしたけど)。
ただ、新規プロダクト立ち上げる時に、やっぱrails、AWSのシンプルなスタックが構築、検証的に早いので、無理に導入はしない方針。

ABD読書会を企画、実施

ABD読書会を企画して、定期的に実施した。
https://m3c-engineer.connpass.com/
ソニックガーデン倉貫さんの「管理ゼロで成果はあがる」のABDのゲラ無料配布に乗っかる形で、企画して、初回は倉貫さんもお呼びして、大盛況だった。
ただ、その後は、集客があまりうまくいかず、テーマ、ブランディング大事だなと改めて思った。


新規プロダクトの立ち上げ、複数プロダクトを見るようになって、プロダクトマネージャとして、ある程度、どこでもやっていける自信はついたような気がする。
2020年は、フロントエンドの技術スタックを身に着けて、プロダクトの関与を絞って、そのプロダクトを伸ばしたい。

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