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スティーリー・ダンの最も風変わりな曲のひとつはいかにして生まれたか?

伝説のセッション・ドラマー、エド・グリーンが "I Got the News "のリズムの見つけ方について語る。

Ed Greene

今回テーマの Steely Dan - I Got The News


以下原文ソース↓

ライター:Jake Malooley
翻訳:DeepL翻訳+Gen Taguchi
(※機械翻訳後、一部校正や補足をしています)

以下が記事のメインであるポッドキャスト(オーディオストーリー)のmp3ファイルです。まずこちらをお聞きください。
(ソース記事の最上部からも聞けます)
エド・グリーンご本人がインタビューに答えています、!



ォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲンの要請でロサンゼルスのレコーディング・スタジオに呼び出された頃には、エド・グリーンは卓越したR&Bフィーリングを持つ深いグルーヴを築く卓越した能力によって、
世界で最も需要のあるセッション・ドラマーの一人になっていた。
以前、グリーンはバリー・ホワイトのドラマーとして頻繁に参加していたが、ホワイトはアルバムに個々のミュージシャンの名前をクレジットしないというポリシーを持っていた。
彼の名前はライナーノーツに記載されていないかもしれないが、グリーンはホワイトの最も有名な曲のリズムを支えている。

みずみずしいプロト・ディスコ・ヒット 「Love's Theme」
(1974年初頭にアメリカのビルボード・ホット100チャートでインストゥルメンタル曲としては珍しく1位を獲得した)

たまらなくファンキーな 「I'm Gonna Love You Just a Little More Baby」

などがあり、
ビースティ・ボーイズ、ダフト・パンク、ノトーリアス・B.I.G.、ナズ、
その他数え切れないほどのミュージシャンにサンプリングされている。

またグリーンは、
ホール&オーツの 「Sara Smile」
グレン・キャンベルの 「Rhinestone Cowboy」
TV番組『S.W.A.T.』のテーマ曲「Theme From S.W.A.T」
ジャクソンズの 「Shake Your Body (Down to the Ground) 」
など、異質な楽曲をつなぐパーカッシブな役割を担ってきた。


ベッカーとフェイゲンは偶然にもボビー"ブルー"ブランドの熱烈な崇拝者で、グリーンは1974年のアルバム「Dreamer」でドラムを叩いていた。

「エイジャ」制作の最中、プロデューサーのゲイリー・カッツは、かなり厄介な仕事をグリーンに依頼した:その仕事こそ、「I Got the News 」だ。

プレイボーイ誌の "Party Jokes "欄に載っているような歌詞のこの曲は、
ナレーターに
"I may never walk again"(もう二度と歩けないかもしれない)
と言わしめた骨盤の動きを反映するような、
滑らかなシンコペーションのリズムにのっている。
その上、マイケル・マクドナルドの高揚したヴォーカルをフィーチャーしたこの曲の"Broadway Duchess"ブリッジ(1分51秒~)は、スティーリー・ダンがもっともディスコに近づいた瞬間かもしれない。

バーナード・パーディ、リック・マロッタ、ジェフ・ポーカロなど、
ダン同好会常連A級セッション・ドラマーの誰かが「I Got the News」を演奏できただろうか? もちろんできただろう。
しかし、彼らがグリーンを選んだのは、ベッカー=フェイゲンの手法の模範的なものであり、
”トラックのニーズに合わせて特定のプレイヤーの長所を組み合わせる”
というインスピレーションに満ちたものだ。



「I Got the News」は、グリーンにとってベッカーとフェイゲンとの最初のコラボレーションとなったが、最後ではなかった。
彼は「The Second Arrangement」のオリジナル・スタジオ・レコーディングに参加することになるが、このレコーディングは不運なエンジニアによって消去されてしまったという悪名高いものである。

(「The Second Arrangement」についてはいつかまとめるかもしれない、
詳しくはExpanding Danの記事を参照!)


「それで、私は”ガウチョ”には参加しなかった 」

とグリーンはため息をついている。
(その数年後、フェイゲンはこのドラマーを彼のファースト・ソロ・アルバム『The Nightfly』に招き、"New Frontier "と "Maxine "でプレイさせた。)


オーディオ・ストーリーの中で、グリーンは「I Got the News」のレコーディングについて、ファンク・ブラザーズのドラマーであるベニー・ベンジャミンから受けたインスピレーションや「Peg」のギター・ソロ奏者、ジェイ・グレイドンが曲中のドラム・フィルをひとつひとつ集計したことなどについて回想している。

グリーンは、「Peg 」のB面になった 「I Got the News 」について、
「あれは私が演奏した曲の中で一番好きな曲のひとつなんだ。」
と語っている。
それ以来数十年間、この曲はダンファンの間で比較的賛否両論になりがちで、中にはそんな珍妙な曲こそ完璧なアルバムの唯一の欠点だと考える人もいる。グリーンにとって、この曲への思いは募るばかりだ。
自分の数多くのクレジットについて振り返って彼はこう言う、
「ハイライトのひとつだね。」



続いて、以下オーディオストーリーの中でエド・グリーンが話している内容の翻訳です、超絶稚拙耳コピ+低レベルの意訳なので間違っていたらすみません。インタビュー系あるあるですが、音質が良くない上に話すのが死ぬほど早いので、、。真偽のほどは実際に聞いてみてください。
※ ≒○○ の所は、僕なりの解釈をした補足になります。

「I Got The News」、、とにかくファンキーな曲で、本当にのめり込んでインスピレーションを得られるよね。

僕はまだ心の中で、あのセッションを覚えているよ。
自分がドラムのどこに座っていて、誰が目の前にいたかも覚えている。
たしかチャック・レイニーが右手前にいて、ラリー・カールトンもその辺にいて、、

フェイゲンと仕事をしたのはこれが初めてだったよ。
そのあと、彼の"The Nightfly"のアルバムで2曲。

僕はたくさん音楽を聴くのが大好きなんだ、主にラジオでね。
だけど、私は彼ら(≒スティーリー・ダン?)のアルバムは買っていないね。買うべきだったけど、、買ってない。

僕は~~~~(聞き取れなかった)が好きだよ。
彼らは自分たちが何を望んでいるのか、正確に知っている。
そしてそれを表現することができるから、とてもやりやすいんだ。
ドナルドとウォルターも、自分たちが何を求めているのかを知っている。
彼らは本当に自分たちが聴きたいもの、心に思っていることを表現しようとしていたよ。

ミュージシャンたちとは同志のように語り合ったよ。
いつも素晴らしいミュージシャンたちだ。
そうすることで、何かを掴み取るためにあちこち動き回らずに済む。
僕らミュージシャンは早くパート(≒仕事?)を決めたい。
だから僕らはすぐに消去法を選んだんだ。

まず譜面をもらって、ドラムパートのマスターリズム譜に書き留めていった。とてもテクニカルなリズムなんだ。
だから、バスドラムのパートはベースのパートから取った。
チャック・レイニーのパートだね。
主に彼のベースパートを元に自分のドラムパートを作ったのを覚えてる。
ベースのパートから、バスドラムのパターンを作り、そこからドラムパートを作っていった。すごくリズミカルでシンコペーションしてるんだ。

僕はモータウンのドラマーみたいなフィルが好きなんだ。
ベニー・ベンジャミンみたいなね、、。
短い”ブンパグドゥン↓”とか、”カダッ↑ブン”みたいな感じのね。
(≒ドンタカドンやタタッドン)


Benny Benjamin

コーラス・ソロを入れるためにフィルを入れるわけではなく、あくまでも曲全体のリズムの一部でありたいんだ。
だから僕はよく”ブンパグドゥン↓”みたいなベニー・ベンジャミンのフィルをいつも使っていたんだ。

あとはマイケル・オマーティアンが 「エレファント・フィル 」と呼んでいた”パッ,パグドゥン↓”とかね。 
(≒タッタカドン)

あとはエルヴィスの後ろで歌っていた男が、あるパートの所でパンチインして戻りたい時に、『”パッドゥン、ダビ↑ブン”の所からやり直そう!』って言ってたんだけど、これも良く使っていた。 
(≒タットンタカドン?)

何年か後にジェイ・グレイドンと話したときに、彼は曲中のフィルの数を数えていたんだ!60個近くあったみたいだよ。

コントロールブースにいたドナルドを覚えている。彼が望んでいることについて話していた。スタジオに戻ったとき、ドナルドが僕のところにきて、シンバルの所にまたがって、あるセクションを僕に尋ねたのを覚えている。

私は覚えている彼らは素晴らしい感じだ。
そして彼らはドミニ・ランド(????)になり、彼の貧弱な4分音符のコード、
そしてただのファンクに戻った。
(ガチで聞き取れなかったのでざっくり機械翻訳のみ)

「I Got the News」は僕がプレーした中で一番好きな曲の一つだよ。
とても良い曲だから、自分でも誇りに思っている。
僕は自分のプレーをしたんだ、ファンキーなモータウン・ヴァイヴのような感じのね。大好きなベニー・ベンジャミンのフィルを叩くことができた。

私のハイライトの一つだね。



あとがき:
オーディオストーリーの翻訳が一番時間がかかりました。
拙い英語力が足を引っ張り、中々大変でございましたが、非常に英語の勉強になりました。
エド・グリーンのドラムは知ってる人は知ってると思いますが、より詳しく彼に関する情報を日本語でインターネット上に載せている人があまりいない気がするので(いたらすみません)、ネット情報の信ぴょう性はさておき自分のできる範囲内でやっていこうと思います。
また、リック・マロッタやマイク・ベアード、ジム・ホッダーにジム・ケルトナーやジム・ゴードン、アンディ・ニューマーク、リック・シュロッサー等の”あの時代の”偉大なセッションドラマーに関する情報も翻訳していきたいです。(ポーカロはこの本この動画でOK)
訂正ありましたら僕のInstagram @gen_tagu までご一報くださいませ。
ここまでご覧頂きありがとうございました。

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