【中学受験】公立中高一貫の入試問題の影響を受けた私立入試にどう対処するか
タイトルが長くなってしまいましたが、入試の国語の問題が、資料を分析して考える理科や社会の問題のようになっていたり、社会の入試問題が既存の知識で分析するというのを超えて「受験者の考えで」政策提言するところまで求められていたり、出題内容が確実に変容を見せている私立の学校もあります。
完全に公立の中高一貫と同じような問題なら、それ専門の塾に通えば良いと思うのですが、「影響を受けている」程度であればどうすれば良いかわかりませんよね。全く影響を無視した受験準備をするわけにも行きませんし。
とりあえず、各科目において以下の参考書を用意しておくのがオススメです。
1. 国語に関して
作文が多くなっている学校については、中高一貫専門塾の早稲田進学会が出しているシリーズ(作文編)がオススメです。ただ似たような内容の出題ばかり集めているので、全部やる必要はないのでは。
2.社会に関して
社会もやはり、中高一貫専門塾の早稲田進学会が出しているシリーズ(資料分析編)がオススメです。あとは、数研出版が出している「記述プロ」というのも思考&記述問題が多くオススメです。
3.理科に関して
理科は点数配分が低いことが多く、問題がオリジナルであればあるほど平均点が低くなる(つまり誰も取れない)傾向があるので、深入りしなくても良いと思われます。サピックスオープンや四谷大塚、首都圏模試の過去問をたくさん活用するのが良いと思われます。
4.算数に関して
算数は、ステップアップ演習(東京出版)という標準的な問題を幅広く集めたテキストと並行して、模試の後半に出てくる問題を活用すれば良いと思います。
最後に
あくまで「(公立中高一貫の)影響が見られる」私立という学校についての対策なので、基本的にはこれまでの標準的な私立の入試問題対策をしっかりやってから、上記のようなことをやれば良いと思います。