週末レビュー(2020年4月5日)
東京で業種別に通勤可能人員の上限を設けたほうがいいんじゃなかろうか。
週の出来事と雑感
改めて移動平均の数値も取ってみたのだけど、一日あたりの感染者数も確実に指数関数的に増加しているので、日本の医療機関の麻痺は残念ながらほぼ確定的になってきている気がしている。こうなる前に出来ることはもっとあった気がするのだけれども。政治だけの責任にするべきではないけど、この事態を回避する可能性が残されていたのに出来なかった責任は重い。
弊社東京オフィスは閉まっているのだけど、自分だけは家とオフィスの距離が20メートルしかないので通勤している。オフィスに自分一人しかいないので暖房をつける気分にもならず(もったいない)、結果として非常に寒い。コートを着て、定期的に足湯をしながら過ごす。さすがにこんなに人がやってこないと、宇宙ステーションに一人で留守番している隊員の気分にちょっとなったりするが、もう慣れた。
いくつかとても大切なミーティングがある以外はミーティングもほぼ全てオンライン。対面のミーティングも、移動は常に自転車。
手洗いなどをきちんとしている前提においては、Covid-19感染確率は次の2つに依存すると思っている。
・A:濃厚接触する人間の数
・B:濃厚接触する相手の濃厚接触者数
Aはみんな気にしているけど、個人的にはBのほうが大切だと思う。大勢の人と濃厚接触している人5人と濃厚接触するのと、ほとんど人に会わないでいる人20人と濃厚接触するのであれば、前者のほうがリスクが高いはずだ。
Bの数値が高そうなのは、この状況でも大してリスクを気にしていない人、もしくは職業柄避けがたい人のどちらか。タクシーは残念ながら相応にリスクが高いと僕は判断していて、基本的に乗らない。結果として、移動は全部自転車か歩き。
重要なミーティングであり、かつ相手の人も気にして生活しているようである場合、会うようにする。
これはいつも思うのだけど、リスクというのは一律取らないことはできないもので、ある程度計算して取れるものは取るものだ。もちろん計算しきれない不確実性は存在するのだけど。
こうしていると、対面で会うことの重要性を改めて感じる。逆説的だけど、この期間に会った人の印象はとても強く残る。実際に会うことのプレミアム感は当面は上がっていくのだろう。
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