週末レビュー(2021年7月25日):複雑な旅程、カメラ買い替え、オリンピック開会式
ようやくアパホテル6泊7日隔離が終わった。
週の出来事と雑感
オリンピックの開会式は、人生で初めて最初から最後まで観た(途中で一つビデオ会議が入ったので、その時間だけは観られなかったけれど)。観た理由は、ここまでの準備の過程で起きた日本の暗部が世界に暴露される一連の流れのなかで、最後の最後にここにも爆弾が入ってるのではないかと心配だったからだ。
なので、関心事(というか心配事)は、無知に由来する差別主義がプログラムに織り込まれていないか、という一点に集中していた。その点から、基本的に全てが無事に終わりホッとした。
開会式がこじんまりしていて派手さがないのとかは、こういうご時世だからしょうがない(むしろ、あのピクトグラム芸はTikTok文化を反映した良いものだったと思う)。プログラム全体にツギハギ感があるのはこれまでの経緯および日本の組織慣行を考えると無理もない。個々人が極めて優秀であっても、日本の公的な事業にそういう人たちが集まると、結果として出るものはどうしても微妙なものになってしまうことが多い。
オリンピック、無観客でやる代わりに、子どもたちに抽選で見せてあげたらよかったのに。僕みたいなオジサンが今オリンピックを見ても、それが僕の人生に与える影響はほとんどない。小さい子どもたちが観てこそ、その経験がもたらす社会的インパクトは最大化される。しかし、チケットが高額だから常にこういう経験は中年・高齢者に集中しがちで、それはもったいないことだと思っている。
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