週末レビュー(2019年9月15日):カンボジア→日本→スリランカ→日本

信越五岳リタイアしたから今日書けちゃいました。

・週の出来事と雑感

カンボジアからレッドアイで日本に戻り、いくつかミーティング。すごく嬉しいことがあった。それはまたちょっとしたら報告されるんだろう。

そして、火曜日はバッタバタの中なんとかミャンマービザをゲットし、懐かしの友人と飲んで、そのまま羽田に。またレッドアイでバンコクに行き、そこから乗り継いでスリランカ到着は11時。そこから車に7時間乗り、標高2000mのNuwara Eliyaという地域の支店開設イベントに参加。スリランカの支店数は17に増えた。眠いのだけど、前日は従業員との宴会に途中まで参加。

そして金曜日には現地で取締役会やらをして、レッドアイで土曜朝に戻り、荷物をまとめ、途中で追加の荷物を購入し、飯山へ。そこからバスにのり信越五岳の会場。ほぼ寝ていないまま諸々済ませて、翌日朝3時半起きで、レース。39km地点でおとなしくリタイアして、足は元気なのに脱水症状でやられる。

なんか、諸々体調管理上の反省が多い一週間だった。

・同僚とのお別れ

長島さんがnoteを書いているが、ちょうど60ヶ月で退任した。

僕と長島さんの付き合いは結構長い。一緒になぜかカンボジアのチャンカールー地方で泊まり込みのDDを始めてからなので、もう9年だ。長島さんの職業人人生において最も長く一緒に働いた人のはずだし、今後もその記録は破られない気がする。

彼が初期にいなかったら、五常の今はない。例えば、うちは機関投資家から調達をするまではずっと個人からの調達を続けていた。エンジェル税制を使うことができるのであれば、他の条件が同じであればその方がよい調達ができる可能性があったからだ。とはいえエンジェル税制は認定要件を満たしていても実際に認証を得るのは結構大変で、長島さんがいなかったらできなかった。

あと、彼はとにかく原理原則に忠実でリスク回避の鬼のような男だったのだけど、彼があれくらい厳しく基準を設けていなかったら、ただでさえゆるゆるの途上国&ゆるゆるのメンバーが当時は多めだった当社において、僕たちが機関投資家らの信任を得ることは難しかったように思う。

プロフェッショナルにはそれぞれ、会社のフェーズに応じて大活躍するタイミングがある。五常は2030年までに民間セクターの世界銀行をつくるつもりで仕事をしているので、創業した2014年から2030年までの間で、組織で活躍する人材は変わり続けるんだと思う。それは僕だって例外でなくて、もしかしたらどこかのタイミングで僕がいないほうが会社にとって望ましい日も来るのかもしれない。もちろん、ベストケースは皆が最後まで常に大活躍することなのだけど。

組織には始祖も中興の祖もいたりして、それぞれにそれぞれの役割があって、その時々で皆が全力を尽くし、あるべき状態を考え続けることで、結果として人の入れ替わりは起きたりするのではないかな。僕としては、それぞれのタイミングで活躍してくれたみんなに心から感謝している。

・見たもの読んだものの雑感

今週は進捗なし。

・年始目標の進捗状況表の更新

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んー、このままだと今年も8割で終わるな。。。HSK5級どうしよう。。とか思っている間にヒンディー語の勉強を始めてしまった。

・信越五岳

ノリで応募したとはいえ、レース出走が決まってから、ある程度準備はしてきた。

まず斜面15度のトレッドミルで1時間時速7kmで走り続ける練習。これは本当にハードだけど、走力がとても短時間で鍛えられた気がする。実際、今日も39km走った地点で脚のダメージはほぼゼロ。レース後に荷物を背負ったまま5kmくらい宿エリアまで走ったりしても平気だった。

あとは実際に山を走ること。高尾山口から陣馬山まで山をひたすら登る30km走もしてみて、トレイルのタイム感みたいなのもつかめたと思う。でも反省点はいくつかある。

水分補給
高尾山走ったときにヒントはもう出ていたのになあ。。悔やまれる。高尾山口から陣馬山まで走ったときには、30kmの区間で、ペットボトル6本分の水分を売店やら自販機で買って飲んだ。それでも喉が乾いたくらいだ。8月末の高尾と妙高だと暑さはレベルが違うだろうと思っていたのがそもそもの間違いだった。レース=エイドに水分は依存できるorどこかで調達できる、という固定観念が間違いだった。

今回の装備は、容量大きめのウェストポーチに350mlの水筒一つ。最初の22km地点までは良かったのだけど、22km〜39km地点で、すぐに水分不足になる。妙高エリアの山の中にはお店も自販機も当然にない。27km地点くらいで水のことしか考えられないくらいになり、心拍数がどんどん上がるし目の前が若干白くなる。他のランナーに水を分けてもらう事も考えたけど、みんな考えて水分配分をしているので、それは絶対にやっちゃいけないこと。

途中で、あまりにものどが渇いたので、小川の比較的きれいそうな水をおっかなびっくり飲む。今の時点でも体調は大丈夫なので(寄生虫とかは分からない)、正解だったんだとは思う。これで一応歩くくらいはまともにできるようになった。ただ、350mlの水筒一つで炎天下を走り切るのは無理だと判断してリタイア。最近はグループ全体の同僚が2500人いるので、僕が死ぬor体調を重大に崩すと大勢の人に迷惑がかかる。

リタイアしたあと、預け荷物を引き取りに65km地点に行き、リタイア者を乗せるバス待ちで2時間くらいあったので、通過する人がどんな装備をしているか見ていたのだけど、早い選手もそうでない選手も必ずバックパックで水筒を2つ持っていた。これがトレイルの基本装備なんだな。反省するとともに、一般論としての水の大切さを思い知った。

装備
もう一つ大失敗したのが、今回ウェストポーチで走ったこと。別に走ることはいいのかもしれないけど、一番の反省は、このウェストポーチで長い距離を走ったことがないこと。そして、本番で走ってみると、マジックテープがよく剥がれてポーチが落ちる、そうでなくても胃が圧迫されてつらい、みたいな状態になった。高尾をこれで走っていたらまず問題に気づいたはずなのに。そして、そもそも水の大切さを知ってたら、ポーチなんかでは臨まなかった。

 

他にも、山下りの練習とか事前のスケジュールとかもあるけど、上記2つが今回39km地点でリタイアした一番の理由は上記の二つ(ちなみに今年はじめの宮古島100kmマラソンはレッドアイ翌日で普通に完走している)。厳しいレースはこういう基本的なミスを決して許さない。全て自分の責任です。

トレイルランニングのレースに人生初めて出たわけだけど、あまり好きになれないかもしれない。トライアスロンをやらなくなった理由もそのレースの華やかな感じが苦手だったからなのだけど、トレイルも結構そんな感じだった(ウルトラマラソンの100km以内の大会もそう)。僕が好きなのはやっぱり、事務局も適当で、コースマップだけを渡されて、あとは自分でなんとか走れ、というもので、山を大勢の人間に囲まれながら走るのは若干興ざめする経験だった。せっかく静かな山を走るのに、人がこんなにわさわさいたら静かな時間がやってこない。

トレイルそのものはとても素晴らしかった。これからは一人で山を走るかな。信越五岳のコースを自分一人でまったりと走りたいと思った。

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