自省録

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記事

スタートアップの創業社長の給料について(加筆修正して再掲)

先日でた日経新聞の記事は、10年来の知り合いの記者さんが書いてくれたものだ。「悪いようにはしないから!」と言われ、新聞記事でもあるので当然こちらが事前に見ることもなく記事になったのだけど、自分の収入と生活実態が明るみになってしまった。

そこで、2017年8月20日に書いた自分の報酬についての考え方に若干加筆修正したものをアップする次第です。ちなみに、この記事を書いてた時点では、今より更に給与が低

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ストゥーティ!(シンハラ語)
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抑圧者に対する最高の報復

他の人もそうだと思うけど、僕は起業する前もそうだし、起業してからも相応に色んな目に遭っている。パスポートがないから外国に入国するときにトラブルに遭うネタが頻出なのは、ここでの相手側が匿名のイミグレ担当であり話にしやすいからだ。個人名を出したら問題になるようなことにも出くわす。

それでも心に決めているのは、どんな目に遭ったとしても、その人達を恨みはしないし、その人たちに仕返しをできる立場になっても

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ストゥーティ!(シンハラ語)
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歴史の流れにおける個人の役割

今年のテーマとして、世界史の本をいくつか読んでいる。教科書のように網羅的なものというより、科学、経済、ウィルスのような、一つの切り口から世界の歴史を眺めるもの。

そして、それに際して歴史における個人の役割についてよく考える。

歴史家たちは、社会変化における個人の役割について懐疑的だ。というのも、ある社会に何らかの大きな変化が起きるとき、すでにその前提となる諸条件が整っていることが多いからだ(こ

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アリガトウ!
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個人的な精神衛生管理方法

僕はEndeavorとかでも色んな起業家に会うのだけど、会社の資金が尽きる前に起業家本人の心が折れてしまうケースに結構出会う。理由はストレスだ。

ストレスがかかる理由は色々ある。スタートアップにおいては、掲げている理想と現実のギャップが常にあるし、組織は成長し続ける限り混沌としているし、先が絶対安泰というわけでもないので、関わっている皆が色々な不安やストレスを抱えている。そして、そのストレスは無

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オークン!(クメール語)
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僕が尊敬するソーシャルセクター実務家の共通点

荘保さんのクラウドファンディング、残り11日になったので、最後のお願いの文章を考えていた。

こういうのって難しいな。「残り時間わずか!最後の寄付のお願いです!」と書いている文章を読みたい人は、世の中にあんまりいない気がしている。政治家さんらの「最後のお願いに参りました」という演説に近いというか。僕だけかもしれないけど。

そこで、荘保さんも含め、僕が尊敬するソーシャルセクター実務家の共通点という

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アリガトウ!
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リーダーの自己肯定感は高い必要があると思う

そもそも自己肯定感というのは、自分には世界に居場所がきちんと存在していると確信できることだ。能力や見た目の美しさなどが全くなくても、自分の存在意義が揺るがないという確信。それがあると世界に対して肯定的に接することができるし、人間関係もそこそこにうまくやっていくことができる。

色んな会社を見るにつけ、リーダーの自己肯定感の高さって本当に大切だなと(自分を棚に上げつつ)思うようになった。自己肯定感が

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ダンニャワード!(ヒンディー語)
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孤独について

先日当面最後になるであろう一般向けの講演で話してきた。そこにいた在日の子が質問をしてきて、それは僕も5年位前までに考えていたことだったのでちょっと書いておきたい。

彼の質問はこうだった。

僕は地方の朝鮮高校出身です。大学からは慶応にきて、そこで勉強して今は起業しています。高校時代の友人たちは今も大切にしているのですが、一方でどうしても話が合わなくなっていることについて苦しさを感じています。慎さ

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ナンリ!(タミル語)
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言葉を過信しない

どちらかというと、と言うのが控えめすぎるほどに、僕は言葉を大切にしている。大学の恩師であった星野先生は「言葉は魂のかけらだから、大切にしないといけない」と常日頃から教えてくれて、僕が不用意な言葉を使うと烈火のごとく怒った。また、数年間は詩を書いていたので、言葉を削ることの素晴らしさと難しさも学んだ。ブログはもう15年書いている。本もライターなしでずっと書いてきて、ここでも言葉を用心深く使うことを続

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ナンリ!(タミル語)
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他人から信託されるために必要なこと

僕の社長として最も大切な仕事は、他人から様々なものを託されることだ。投資家からはお金を託されるし、一緒に働く人からは時間(人生の一部だ)を託されるし、応援してくれる人からはその人の社会的な信用を託される。 僕には自分がつくりたい世界の姿があるし、そのためには結構な数の人から信託される必要がある。しかも、文化や民族、宗教が違う人たちから。

起業して様々な壁にぶつかりながら、ずっと考えていたのは、ど

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ストゥーティ!(シンハラ語)
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バックグラウンドが似ているからといって、その人がロールモデルになるとは限らない

家入さんのインタビュー記事に、最近の問題意識に近いことが書かれていた。

 僕も昔は「僕みたいな中卒の人間でも、起業して成功した。だからみんな起業しよう」みたいなことを言ってたんですけど、でもそれってウソじゃんって思うようになっちゃって。
 たしかに僕自身は起業して救われたし、その経験があったからこそ活動の幅が広がったのは事実です。
 だけどこれはあくまでも僕の人生であって、再現性はまったくない。

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サンクス!(英語)
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