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バースデードネーションのお願い
はい、今日で43歳になりました。これくらいの歳になると、もう年齢を聞かれても即返せなくなってきます。両親ともに40代からは白髪だらけだったのですが、僕も一気に白髪が増えてきました。
時々誕生日のときには自分なりにここと思った先への寄付のお願いをするのですが、今年は是非に僕も共同創業した日本児童相談業務評価機関に寄付していただけたらうれしいです。
2000年代から子どもの貧困領域で活動をしてきた
日本児童相談業務評価機関のクラウドファンディング
共同創業した組織の一つである、日本児童相談業務評価機関のクラウドファンディング、今年も行います。
2000年代から子どもの貧困領域で活動をしてきた結果、子どもの権利擁護を全国的に推進するためには児童相談所が継続改善されていくのが一丁目一番地だと確信するようになりました。なぜ一丁目一番地かというと、児童相談所ほどに多くの人員を抱え(全国に10万人)、法に基づく様々な権限を持っている組織はないからで
ソーシャルメディアのアカウントを全て消した話
ちょうどオーストラリアの首相が未成年者のソーシャルメディア使用を禁止する法律を提出したみたいだけど、僕はずっとそうするべきだと考えている。
現在のソーシャルメディア(特に双方向的なやりとりが生じる、Facebook, Instagram, X, Tiktokなど)は、同社に勤める大勢のエンジニアやデータサイエンティスト等がデータとAIを駆使して僕たちの脳のドーパミンシステムをハックするようにデザ
ワンオペ海外出張の基本方針
急遽必要ができて、4泊6日のワンオペ海外出張をしてきた。
これまでも、児童相談所の第三者評価と関連してワンオペ出張をしたことは2回あったのだけれども、それは国内のこと。今回はインドで、しかも、デリーから飛行機で1時間&車で4時間かかる場所が目的地の一つ(同僚の家族の結婚式会場)。しかも急に決まったのでビザについてもかなり複雑なオペレーション。
結果としていうと、ほぼ問題なく出張を終えられて帰っ
ミャンマーのクーデターから1年
今日でミャンマーのクーデターから1年。それからの振り返りなどをちょっと書いておきたい。
そもそもなぜ起きたのか民主化後二度目の総選挙で圧勝したNLDと、まだ権力をとどめておきたい軍部との交渉が決裂したことが原因。軍部の主張が民主主義の道理にかなっていないのは当然だとして、一方で政府側にもう少し交渉力があっても良かったのではないかと指摘する人もいる。
「こんなことを言うと皆に怒られるけど、軍部が
育休を取得した話(&男性こそ育休取得ができたらよいなと思うようになった話)
五常・アンド・カンパニーは男女ともに14週間の育休を取れるようにしていて、毎月6500ドルまでは育休中も給与が100%支給される。
去年取得していた育休について、記憶が風化する前にメモを書いておきたい。
この育休制度をつくった理由会社で男女ともに育休を取得できる制度をつくったのには理由がある。
まず、ジェンダー平等を実現するには、男女ともに育休をとることが社会の当たり前になる必要があると思う
圧倒的に低い日本の死亡率とワクチン接種率
基本的に、僕は環境に文句は言わないほうだ。嫌なことがあれば、それを変えるために自分にできることを粛々と取り組むからだ。だけど、感染症対応については自分にできることがほとんどないので、文句の一つでも言ってみたくなる。
人口5000万人以上の国における、直近の感染者数・死者数・ワクチン接種数を調べてみた。ソースはWorldometerと日本経済新聞。途上国・新興国のデータについては過小評価されている
個人的なディカフェコーヒー豆ベスト4
去年の10月からカフェイン断ち生活を開始して、かなり長い時間が経った。二ヶ月くらい続いた離脱症状は辛かったけれども、おかげで眠りの質が高くなった。かなり眠いときであっても、昔は水と同じように飲んでいたお茶を飲むだけで驚くほどに目が覚めるようになった。
とはいえコーヒーそのものは好きなので、ディカフェの珈琲で美味しいものを探してきたのだけれど、ようやくいくつかおすすめのものを見つけることができたの
当事者でもないのに投石する人々
久しぶりに日本のニュース見たら、こんなのが流れてきた。
ちょっと用事がありロンドンで3週間くらい生活していて、改めて思ったことがあったので書いておきたい。
着いてまず驚いたことは、屋外でマスクをしている人がほとんどいなかったこと(さすがに最近になって感染者数が圧倒的に増えた結果、ようやくマスクをする人がある程度出てきたが、まだ日本に較べたら少ない)。なお、スーパーやお店の中では基本的にマスクを
海外機関投資家が仲間入り
予定通り2030年までに1億人の顧客がいるようになったとする。うち9割は預金だけをしている人で、借入もしている人は多分3割くらいだろう。3000万人。
僕たちが働いている途上国の一人あたりGDPは今は20万円くらいだけど、10年後は30万円になる。平均借入残高が一人あたりGDPと同額程度だとすれば、3000万人✕30万円で9兆円になる。
オフバラであれオンバラであれ、融資残高/資本の比率は高く
言葉ができないことの苦しさ
海外に行ったときに、英語ができなくてバカにされたり、失笑されたことがある人はある程度いると思います。
ただ、よほどの場合を除くと、文法間違いや発音のおかしさに対して、ネイティブ・スピーカーを含めた多くの人は寛容です(特に都市部は)。また、僕が働いている発展途上国では、ほんのすこし現地の言葉が話せるだけで、とても喜ばれます。それは、英語が世界中で話されているからであり、発展途上国の言葉を学ぼうとす
科学的アプローチを軽視する人たち
世の中のどの領域にも専門家がいる。その人たちは、ある専門領域について他の人々よりもはるかに高い専門性を有することでお金を稼いでいる。
例えば、ある程度M&Aに慣れている投資銀行の人が「今回の買収案件、ものすごい節税スキームを思いついたんです!」と案を持ってきたとする。その時、まず行うのは、信頼できる税理士に確認することであり、それを行う前にその案に飛びつく人はあまりいない(期待はするけど)。
言葉にならない悲しみ
時々やってくる悲しみと怒りがなかなか言葉にならない。僕は書くことで心を落ち着けられるので、ちょっと書いてみることにした。
モディ政権は突然に極めて過激なことをする。2016年にはいきなり高額紙幣を廃止して、大騒動になった。市中からキャッシュが消えて、キャッシュレス化できていない地方の人たちの商売が一気に滞った。情報アクセスが十分でない人たちが高額紙幣を期日までに銀行に提出しなかった結果、タンス預