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理解はしてほしいこと

「もうちょっと、髪を伸ばしたらどうや」

と、夫は言う。

昨年からずっと、私の髪型はベリーショートである。
サイドを刈り上げ、トップを立たせた髪型は…
夫以外の人からは、実は評判がいい。

「似合ってる」
「カッコいい」
「絶対短い方がいい」

職場のお客さんからも、そう言ってもらえてる。

ただ、夫だけが…

「見た目、ほとんど男やん」

と言って、納得してくれないのである。

私自身、短い髪は気に入っている。
手入れもラクだし、セットも簡単。
なのに…
夫だけが、認めてくれない。

私は夫と同じ職場で仕事をしている。
時に夫は、お客さんから、

「店長の嫁さん、男みたいやなぁ」

と言われることがあるらしい。
夫にとっては、それがどうも苦であるらしいのだ。

世の中は「男」と「女」しかいない、と考える夫にとって…
「男みたい」な私は、おおよそ許容しがたいものであろう。

とはいえ。
私は別に、男性になりたいわけではない。
かといって、女性らしくするのも苦手だ。

しいていえば。
性別を超越した「はじめ」という生物でありたい。

たとえば、池畑 慎之介さんのような。
現代で言えば、マツコ・デラックスさんのような。

性別はグラデーションである。
赤一択、青一択ではないのだ。

こんな私でも、夫のことは心の底から大事に思っている。
自分のジェンダーについて、夫に理解はしてほしいが…

まぁ無理だろうなぁ。

あ、そろそろベリーショートにも飽きたので、伸ばしてパーマでもかけようかと思っている。

#理解はしてほしいこと

すみませんちょいと文字数オーバーしました。

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