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主婦の大変さを知ろう~サラリーマンとは違うのよ

 今から4年ほど前、紆余曲折があって私はサラリーマンから主夫になりました。
 私たち夫婦は結婚後すぐに長男を授かり、その3年後に長女に恵まれました。子供が生まれてからも妻は仕事を続けていて、長男が小学生になろうとするころ、家族会議が繰り返され、結果、私が仕事を完全に辞めて主夫になったのです。なぜ妻ではなく私が仕事を辞めたのか・・・これは今回のテーマとは別のお話し。今回はサラリーマンから主夫になったことで学んだ主婦の辛いこと、大変なところを一つご紹介したいと思います。

 では、さっそくですが「主婦の大変さを知ろう」ということで、サラリーマンの時には考えてもいなかった主夫/主婦が辛いと思う要因の第1位を発表します。

コミュニケーションを取る相手が子供!

 サラリーマン時代は会社の中で上司に気を使い、部下をおだてたりなだめたり、他部署に根回ししたり、謎のミーティングに臨んだりと大人相手に様々なコミュニケーションを取ってきました。これって精神的に疲れるし、ストレスも溜まりますよね。主夫になったらそんなシガラミともおさらばさ!家事やって子供の面倒見ればいいんでしょっ!とか思っていましたよ。ええ、思っていましたとも。
 実際どうかっていうと、その通りで、サラリーマンのような広範囲の大人を相手にするような気疲れはなく、家事やって子供の面倒見ればいいんです。

 んじゃあ、何が大変なのかって「子供の面倒見れば」の部分だったりするのです。サラリーマンの頃は早く帰って子供と話したりするのは幸せだったし、土日に遊んであげるのも楽しかったんです。もちろん今もそうなんですけど、そうではない側面もあるのです。

 主夫の仕事場である家の中では、日中ずっと子供と対峙することになります。サラリーマンが会社で働くのと同じです。サラリーマンなら相手は大人ですが、こちらは子供。この差は思いのほか大きいです。
 というのも、サラリーマン時代はいかに論理的に相手に納得させるか、という筋や理屈の世界だったわけです。これが子供には全く通用しないのです。例えば、どういうことが起こるかというと

私「歩きながらお菓子食べると、ポロポロこぼれて掃除大変だし、アリが来るかもしれないからテーブルで食てね」
子1「なんで?」
子2「やだー」

こんな感じです。この「なんで?」と「やだー」は頻出単語となっています。他には「この前はいいって言った」「ずるい」などがあります。これだけで見ると、子供なんてそんなもんだ、とかそれの何が大変なのかって思う人も多いと思うので会社での会話に例えてみます。

私「大事なプレゼンの資料だから、説得力持たせるために具体的な数値をもう少し集めてください」
部下1「なんで?」
部下2「やだー」

こうやって置き換えると、大変さがわかっていただけるのではないでしょうか。会社でこんな会話絶対無いですよね?いや、無いと信じたい。
しかし、子育てをしていると子供との会話は終始こんな感じなんです。つまり、こっちがいくら理屈を並べても①聞いていない、②理解していない、③やりたくないの3連コンボですべてを無効化した上で、精神攻撃を仕掛けてくるということなのです。

さらに機嫌が悪いと①大声を出す、②物に当たる、③暴れるという攻撃力の高い行動に出ます。もちろん子供ですから、力は大したことありません。でも、声は大きい。ほんとに。
そして手加減を知らない。。。

その結果、主夫(主婦)は大人とまともなコミュニケーションを取りたくなるのだと思います。本人がそれを意識しているかどうかはわかりませんが、きっとみんなそうなんです。
だから、主婦にはこのような2つの現象が起こります。

・井戸端会議が止められない

・帰ってきた旦那にだらだらとオチのない話を続ける

私が思うに、これらは共通の原因から起こる症状なのです。


では、主婦(主夫)に何がしてあげられるのか

これはもう簡単な話です。せめて大人である夫もしくは妻がしっかりと向き合って生活してくれたらいいのです。
今日どんなことがあったのか、変わったことはないか、子供の様子はどうか、明日の予定はなにがあるのか...etc...相手に向き合って、興味を持ては話すことなんかいっぱいあります。そして自分のこともしっかりと伝えればいいと思います。すごく簡単に言うとコミュニケーションを取るってことだと思います。

私もサラリーマンだったので分かります。仕事の後、やっと家に帰って自分の時間が欲しいですよね。早く休みたいですよね。分かります。
でも、主婦(主夫)なんかずっと家にいるから楽でしょ??ではなく、サラリーマンとは違った大変さがあるということでお互いに理解い合えれば気持ちよく生活できるのではないでしょうか!


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