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旭川への道 〜ドライブで道央を満喫しよう〜
こんにちはこんにちは!
東京在住でTechRAMEN Confサポートスタッフのうさみ@tadsanです!
みなさまはどうやって会場の旭川までいらっしゃる予定でしょうか。
飛行機で最寄りの旭川空港に発着するという方もいらっしゃるでしょうし、新千歳空港から公共交通機関で来るという方も、札幌などを経由してくる方もいるかもしれません。
ところで札幌と旭川の間は、地理的には石狩平野というだだっぴろい平野になっておりまして、どの交通手段でも基本的にはここを通り抜けてくることになるかと思います。
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この地域には国道12号、国道275号、道央自動車道(高速道路)、鉄道では函館本線といった数々の幹線が通っている交通の要衝でもあり、自動車で移動する際にはいくつかのルートが考えられます。
わたくしtadsanはこの区間にある砂川市というところの出身でして、ひとことで言うと交通の便だけ良い田舎です。「人口一人あたりの公園面積日本一」とかいう自慢になるのかいまいちよくわからない数字を誇っていた(過去形)何もない過疎の町ですが、バスか汽車に乗れば札幌にも旭川にも1時間ちょっとで行けるような立地にあります。
そんな中空知民の端くれとして、今回は札幌旭川間を自動車で移動する際のルートのみどころを紹介いたします!
注意:
TechRAMEN Confの会場(旭川駅すぐ近く)には、鉄道やバスなどの公共交通機関だけで問題なく辿りつけます!
ルート1: 国道12号/道央自動車道
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国道12号は札幌と旭川を結ぶ幹線道路です。並走する道央自動車道と並ぶ交通の大動脈でもあります。
基本的には新千歳空港から自動車で旭川を目指す場合にも、千歳→岩見沢を経由して国道12号または道央自動車道で移動するのが一般的な選択になるかと思います。
地理的には石狩平野を縦貫しており、高低差はあまりありません。地図を見るとこの路線のすぐ東に山が見えると思いますが、歴史的には石炭が採掘された産炭地として知られており、石狩川流域・函館本線・国道12号沿線の地域は石炭の流通を支える町として発展してきた歴史があります。
国道12号は移動手段としては安定したルートではあるのですが、ドライブして楽しいルートかというと… どうでしょう。特に札幌→江別→岩見沢あたりの区間は信号が多く日中は渋滞することもあるので、走っていて若干退屈に感じるかもしれません。
国道12号沿線は全体的に観光地などはほとんどない地域でもあるのですが、それでもあえてこのルートの見所を紹介すると、砂川スイートロードと北空知の温泉群です。
砂川スイートロード
砂川市は札幌と旭川の概ね中間くらいにあり、休憩地点として適した立地です。高速道路の砂川パーキングエリア・ハイウェイオアシスもあり、北海道民にとっても砂川は休憩地点として認識されている節があります。
さんざん過疎の田舎だとけなした後ですが、砂川市には洋菓子店が多いという謎の特徴があります。新千歳空港の土産物としてお馴染みの北菓楼(ホリ)の本社工場も砂川にあります。
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方角は左が北で右が南になってるので注意
北菓楼のお菓子は国道12号沿いの本店と高速道路の砂川PAにある砂川ハイウェイオアシス館のどちらでも購入できます。空港で買えばいいじゃんと思われるかもしれませんが、地元民としては新千歳や札幌では手に入れにくい夢きららというごま団子がおすすめです。
ほかにもよい店はいくつもあるのですが、あえてもうひとつおすすめの店は「ほんだ」です。
何を選んでもうまいというと身も蓋もないのですが、中でもシューロールと名物のりんごパイは特に好きですね。
北空知の温泉群
国道12号を砂川から北上していくと北空知と呼ばれる地域を通るのですが、実はこのエリアには日帰り入浴できる温泉が数多くあります!
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ほんとにどの温泉も好きなのですが… 特におすすめを5つ紹介します。
源泉かけながしのナトリウム泉
国道12号から約17km
6時から朝風呂営業している
7月20日以降は「ひまわりの里」で200万本のひまわりが見られます
単純温泉 (低張性中性温泉)
最近リニューアルしてめっちゃ綺麗になってサウナ推しになったらしい
国道12号から約6km
妹背牛は「もせうし」と読みます。万葉集っぽい趣があるね!
弱アルカリ性冷鉱泉
国道12号から2.3kmで、高速深川ICのすぐ近く
行った記憶がないので自分の言葉で紹介できないけど良さそう
入浴料とランチがセットの温泉パックをやってるらしい
ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉(重曹泉)
入ったら肌がすべすべになるやつ
国道12号から2.5kmなので今回紹介する温泉では行きやすい距離
滝川は「たきかわ」と読みます。濁らないよ!
硫黄泉 (この近辺では珍しい)
国道12号(滝川)から33km離れているが、芦別から北上して旭川方面を目指せる
今回挙げた温泉の中では一番好き!
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札幌方面から参加の方も行きか帰りに温泉に寄ってみるとかなり旅行感が出ると思います!
ルート2: 国道275号 + 国道12号
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国道275号は札幌から道北太平洋側まで伸びる国道です。札幌から北空知まで石狩平野と石狩川を東西にまたいで国道12号と並走している形になります。
市街地が多い国道12号と比較して、275号は圧倒的に田舎なので信号が少なく、スムーズに走れます。道央民は275を無料の高速道路の名前だと勘違いしている節があります。
田舎なので観光地みたいなのは国道12号側よりもさらに少ないのですが… あえていうならこの辺りにもゴールデンカムイの舞台があります。
歴史的には国道12号などの幹線道路も北海道開拓時代に樺戸集治監や空知集治監の囚人が開いた道がもとになっていることが知られています。
ルートの説明に戻りますと、国道275号は旭川には向かいませんので、新十津川(砂川)〜北竜あたりのどこかで国道12号側に方向転換しなければいけません。つまり、こちらのルートを通ったとしても砂川スイートロードや北空知の温泉を満喫することもできるということです!
速度を求めると275号だけをつっ走るより途中の農道を使った方が速いとか、どのルートから石狩川を渡って国道12号に移るかのタイミングにもコツがあるらしいですが… くれぐれもご安全に!
ルート3: 富良野経由ルート
ここまでは王道の幹線ルート(国道12号)と地元民が使いがちな快速ルート(国道275号)を紹介しましたが… 皆があえて行かない道を選びたいあなたにはそう… 富良野を通るルートがあります。
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そう、富良野はラベンダーや観光で有名なだけでなく、TechRAMEN Conf実行委員会の母体のひとつである地域ITコミュニティFuraITの本拠地でもあります。
札幌からスタートしたときは国道12号で岩見沢を経由して山あいの町・三笠市を通り、北海道の真ん中にそびえる夕張山地を横切って行きます。
あえて平野を通らず山を行くというインパクトが強いですが、距離としてはそれほど遠まわりでもありません。(単純計算で20km程度)
富良野を楽しみたいという場合もそうですし、このルートの途中には桂沢湖もあり、(山道が嫌いでなければ)走って楽しいルートだと思います。私は行ったことないのですが桂沢湖の手前には合鴨鍋が名物の温泉旅館もあるそうです。
注意点としては… 山道が続くので給油や休憩のタイミングなどは気をつけてください。
さらなる北海道満喫を求める方には新千歳から占冠を経由して富良野方面を目指すというルートも存在しますが… くれぐれもご安全に!
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私は永らく富良野には行けていないのですが、実行委員長のtomioより中富良野町の万華の湯が非常に素晴らしいという話を聞き及んでおります。
まとめ
ここまで紹介した札幌→旭川のルートを並べてみるとこうなります。
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すべてのルートと温泉をマッピングしたGoogleマイマップです。
道外から遠征する方も道内から参加される方も、ただ道を通るよりもそこに何があるか意識してみるとカンファレンス参加がさらに楽しくなるかもしれません。
旭川到着後の楽しみ方は実行委員長のtomioの記事をお読みください。
えっ、「結局tadsanはどのルートで移動するのか」ですか……?
私は✨光輝くペーパーゴールド免許🪪✨所有者ですので、札幌から北海道中央バスの高速あさひかわ号🚌で行く予定です。
その代り、TechRAMEN Confの前日から翌日の後日祭まで、ばっちりフルで参加します!
後日祭ではOSS Gateというオープンソース開発に関わったことがない方にも開発への参加を体験してもらうワークショップを開催します。
そうそう、会場はTechRAMEN Conf本編と同じ大雪クリスタルホールですので、自動車がなくても旭川駅から歩いてでも来られます!
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こちらはノートPCだけお持ちいただければ技術的な参加要件はありませんので、ぜひお気軽に参加登録してください!
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