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英検1級学習法 はじめに編

■英検1級合格するのは難しい?

合格した今となっては、特別な才能や経験をした人だけが合格できる試験ではなく、勉強すれば誰でも合格することができると思います。

ですが、まだまだ1級が視野に入っていなかったときは「変態的な英語マニアだけが合格できる難しさ」「帰国子女やハーフの人たちが合格できるレベル」と漠然と思っていて、自分とは次元の違う試験だと思っていました。

そして一番最初に挑戦したときと、二回目も不合格だったとき、やっぱり「凡人には難しすぎる試験」だと感じていました。でも、そんな私でも合格できました。ネット上を見れば同じように留学経験のない方たちが多く合格しているのがわかります。

英検1級合格と言っても、ぎりぎり合格か満点合格かでも大きくレベルは変わってきます。私の場合はぎりぎり合格レベルです。そんな私から見た英検1級合格の難しさは、「確かに難しい!でも努力さえすれば誰でも合格できる」です。

諦めずに、頑張りましょう!

■英検準一級との違い

なんといっても語彙のセクションが一気に難しくなります。準一級合格後に、一級の問題を見たときには4つの選択肢すべてが意味がわからないというものが何問もありました。()の中に入れるべき言葉は分かるのですが、それを指す英単語がどれらのか分からないのです。
また、二次試験では準一級までと違って、出されたお題に対してひとりでスピーチをしなければなりません。一次試験の英作文を、その場で何も見ずに話すようなイメージです。英会話をやってきている人だったら、準一級までの面接試験だったら対策なしで合格できていたと思うのですが、さすがに一級は事前の準備が必要になります。

■英検準一級合格からの期間


私の場合2回、一次試験に不合格しているので、最終的に合格できるまでに3年を要してしまいました。ただ、最初の2回の受験は勉強の方法もあまり効率的ではなく、試験の数ヶ月前からようやくエンジンをかけて対策をしはじめるという状況でした。2回目のチャレンジ〜3回目での合格までは絶え間なく勉強しつづけ、その期間は1年。
ですので、真面目に英検対策を毎日続けていれば1年弱ほどで英検1級は合格できると思います。

■各技能毎への対策

私の場合はすべてのセクションに対策が必要な状態でしたので、語彙、長文、リスニング、英作文、面接においてそれぞれ参考書を準備して地道に学習をすすめていきました。
ここで得た教訓は

①割り切って単語は暗記に集中
②おなじ参考書を何度もまわす

ことです。
今までは、「単語を暗記する」という作業はテストで点をとるためだけの学習方法で、そんなのは真の英語力とはいえないとの気持ちがあり、多読をする中で自然に語彙力が身につくことに任せていました。
しかし、英検1級はそんなやり方でやっていたらちっとも合格できないということに気づきました。
英検1級がほしいなら、考え方を改め、単語の暗記作業をしっかりやることです。
実際、この暗記作業はテストのためだけではなくきちんと英語力として身につきました。明らかに、洋書を読んでいて分からない単語が減っているのです。英検1級の単語は多読や新聞記事をしているとよく出会う単語たちも多く、暗記は大変でしたがしっかりと試験以外でも役に立ってくれています。 

また、参考書(問題集)の使い方も変わりました。今までは一巡したところで満足していた節がありますが、むしろ二巡目からが本番。ここで再び同じ問題を間違えなくなっているか、未知語だったものが理解できるようになっているかというところがようやく確認できるのです。

具体的な学習方法は今noteで執筆中です。
一次試験と二次試験に向けた具体的な対策方法、おすすめの参考書、副教材として使ったモノたちを全部紹介していきたいと思います。
公開したら、ぜひ見てみてください。

■英検1級に合格するメリット

英検1級に合格したら、私は自分の人生を変える一歩が踏み出せる、いや、踏み出そう!とずっと考えていました。
英検1級をもっていたら、自分の価値が上がるとか、やれる仕事が増えるとか、そんなふうに思っていました。
でも英検1級に合格したからといって、大きく何かが変わったということはありませんでした。
結局なんの資格を持っていようが、自分が行動しなければ何も変わりません。
ただ、何か行動を起こすときに英検1級を持っているかどうかは、自分の選択肢を広げることになります。

私の場合はまだまだ自分が何を目指していくのかわからず、人生は変えられていないですが、少しずつ、前に動き始める準備をしています。
副業で英語講師を検討したりとか、英語を使う仕事を探して転職活動したりとか、通訳学校に入学したりとか・・・。

「英検1級合格」というのは、少しだけ自分に勇気をくれるものだと思います。それが一番のメリットかもしれないです。


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