漫才 ドッペルゲンガー


昨日から漫才を書き始め、四本書けたもののよくよく考えてみると芸人ではなく披露する場所がなかったので、書けたうちの四本目をこちらに載せます。


A:乗換案内(任意のコンビ名)です、よろしくお願いしまーす!


B:え!乗換案内さんですか!?!?めっちゃファンなんですよ~え~うわ~嬉し~~どうしよ、あの、握手とか、してもらえます?

A:全然握手はするけどお前も乗換案内だよ

B:過剰な自己愛をだしてしまいました。

A:自己愛だったんだ

B:やりたいことがあってね

A:なんですか?


B:歯医者にいる歯のキャラクターを全国からぜ~~んぶ集めて、目・鼻・口・手・足などの器官があるかどうかを表にまとめたいんだよね。あと持ち物とかもちゃんと調べたい!歯ブラシを持ってるやつが多分一番多いと思うけど花束とか刀とか持ってるやつもいるんだろうな~~!!

A:個人的にやってください。

B:ライフワーク!!(敬礼する)

A:(敬礼を返す)

B:もう一つやりたいことがあってね

A:できればやけど、舞台上で二人でできることがいいな

B:ご希望に添いましょう!!

A:うれしーーー!

B:会ったら死ぬ人、おるやん?

A:野生のヒグマ?

B:違います。死ぬ可能性が高いけど。人と言っています。ドッペルゲンガーです

A:あ~、ドッペルゲンガーね。自分にそっくりで見たら死ぬって言われてる。

B:そうそう。僕、ドッペルゲンガーに会って死にたいんよね

A:あ、そっちなん!?てっきりドッペルゲンガーに会った時に死なない練習したいのかと思った

B:いや死なない練習って(ツボって笑う)

A:たしかに無理だけどね

B:ま、ちゃんと理由がありまして。ドッペルゲンガーに会って死ぬって死因として一番おもろいやん?やから

A:まだ他を検討しきれてないから一番とは言い切れんけどたしかにかなりおもろい死因やな。

B:わかってくれて嬉しいよ相棒。じゃあ相棒は僕のドッペルゲンガーやって、僕は僕やるから。

A:二人称としての「相棒」はやめてくれん?
それにしても適任やな、俺ら瓜二つやもんな、兄弟やから

B:め~~ちゃめちゃ他人。面白く死にま~す!

A:あんまそういうの言わんほうがいいよ


―コントインー
B:ふ~圧倒的に散歩をしているなあ(歩いているモーション)

A: (同じように歩いて近づいてくる)

B:うわ!どうしよ!めちゃめちゃ塩タン食べたくなってきた!!む?偶然にも塩を持っているしここにあるものは舌!!やったー!(口の中に塩を振る)いっただっきまーす!!(舌をかみ切り倒れる)



A:ドッペルゲンガー出る幕なかったですわ!相方死んだので帰ります!ありがとうございました!!(Bを引きずり退場)

カッコいい剣とか買いたいです