漫才 将来の夢


A:こんにちは、粉砕骨折(任意のコンビ名)です!よろしくお願いします!!


B:こんにちは、粉砕骨折です!よろしくお願いします!!

A:やまびこ!?!?俺やまびことコンビ組んでた!?やまびこなんてほぼ俺やん!?やまびこと組んでるっていう設定の尖ってるピン芸人やん、俺

B:ねえねえ

A:お?自発的にしゃべりかけてきた。やまびこちゃうかったわ。もしくは意志を持ったやまびこ?


B:いつまで俺のことやまびこじゃないか疑ってんねん。一回ちょっとしたユーモアでお前の言葉繰り返しただけやで?


A:そっか。自分の狂言を信じ込んでしまった尖ったピン芸人じゃなくてよかったわ。あと、芸人なんやからユーモアはちょっとしていないでくれ。でっけえユーモアをやってくれや


B:シンプルに反省点。
違うんですよ!!


A:わ、大声だ


B:大声だよ~~
じゃなくて、話しかけてんだよ、君に。用があるから


A:俺はないけど?ということは君もないよね?


B:同調圧力かけてくんな。


A:だって用を聞いてしまうと面倒なことに巻き込まれそうじゃないか


B:巻き込むよ


A:巻き込むなや


B:それがコンビだろう?


A:一理ある


B:母訪ねた?


A:三千里もない、一理しかねえんだよ、思い上がるな。あと漢字が違う


B:さすが世界遺産検定三級保持者はいうことが違うな


A:漢検じゃなかったら言わないでくれ、あと誰でも取れる世界遺産検定三級をいまだに履歴書に書いてることイジるのやめてくれ


B:しかもお前、趣味特技欄に「漫才」って書いてたもんな


A:やめてくれ。かましてやろうと思って書いて見事にバイトの面接落ちたときの履歴書の話をするのは


B:証明写真、舞台衣装で撮ってるもんな


A:やめ、撮ってねえよ!!さらっとウソ紛れ込ましてくんな、オレンジかい、さらっと絞ったオレンジ(小声キメ顔で雑巾絞りの動作)


B:俺ケーキ屋さんになりたかったんだよね


A:かわい~~~~~!!(口に手を当てる)え、俺の相方めちゃくちゃ可愛くないですか!?パティシエやったらわかるんやけどケーキ屋さん......(頭を抱える)ケーキ屋に敬称をつける......待って最高?


B:俺のオタクになるな


A:わかるよ、お前の言いたいことは。幼稚園の頃の女子の将来の夢はケーキ屋さんか花屋さんなのに結局一流のパティシエになっているのは男性が多いのはなんでか知りたいんやろ?な、お前の一番の理解者は俺や


B:(なぜ分かったのかと驚いた顔)やっぱりお前は最高の相方や(肩を組む)


A:(肩を抱き返す)確かめに行こう、どこで幼稚園女子の将来の夢が変わるのかを。幼稚園の女児を観察しよう。


B:それは危害を加えなくてもかなり危険人物やからやめとこう


A:三千理あるな。


B:オ、母を訪ねとる、母訪ねたならもうええわ


AB:どうもありがとうございました~



退場

カッコいい剣とか買いたいです