【散文・考察】詩の前に立ち止まってみて
最近、迷いが生まれ始めているようだ。
詩を書くとき、出てくる言葉を書きとめた。それだけでよかった。それだけで楽しかった。感覚的に書くことを重視していた。
次に世界をそこに現し、それを感覚的に感じ取れないかと考えた。つまり、脳に言葉が入り、その言葉に瞬間的に反応して世界が現れる。その連続によって世界を感じ取れないか。短歌や小説とは違ったプロセスで世界を感じること。
そこで思ったのは、感覚的に書くことは100%表現の行為。けれど世界をそこに表現するために調整することは、瞬発