冷めたみそ汁とかけられた鍵(第48期北海道C2リーグ第1節)

今回のnoteは日曜日に行われたC2リーグの振り返りを行います。
あまり込み入った内容を書き始めると長文になりがちなので要点だけさらっと振り返ります。
どういった対局が行われていたのか雰囲気だけでも感じていただければ幸いです。
※けして内容覚えていないからではあり・・ま・・せ・・ぬ?


【対局前】

前日に禁酒を決め込み、サウナでデトックスもしたせいかすこぶる体調が良くて朝5時に目が覚めました。

愛犬のモカと朝散歩をし、シャワーなど浴びて準備をしている内に妻が朝食を用意してくれて、いただきます。
ただき家は普段朝食は各々準備するシステムなので、妻なりの激励だったのでしょう。感謝感謝です。

普段はパン派の妻ですが、この日は僕に合わせてご飯を用意してくれていました。気遣いが嬉しい。


ただ、みそ汁は完全に冷めていた。
妻が朝食取った1時間前に一緒に配膳してそのまま放置していたらしい。完全についでです。


しかし、そんな事を突っ込む程ヤボではありません。
結婚生活15年の経験を以って、文句なんか言うわけもなく美味しく頂きました。

その後起きてきた娘にはきちんと温かいみそ汁とホカホカのお米が提供されていましたが、準備してくれるだけありがたいんです。きっとそうです。


開始2時間前に家を出ます。
玄関まで娘がお見送りに来てくれました。これも普段あまり無いことなのでパパは感激です。娘なりに父親の背中に何か感じるものがあったのでしょう。

『いってきます』

『いってらっしゃい』


扉が閉められた瞬間(体感0.02秒ぐらい)に家の鍵がガチャン!とかけられました。

後日、娘にはああいう時は少し時間を空けてから鍵をかけるものだよ。寂しい気持ちになるからねって教えておきました。

娘がまたひとつ成長しました。


会場近くのP-なんちゃらとかいうお店でぬるいコーヒー飲みながら、1本煙草に火をつけて、いざ会場へ向かいます。



【1回戦】

本日の対局者:内田英樹・奥野悠・石田光貴


開局そうそう親で二向聴の配牌が入ります。
すぐに対子が暗刻になって、中雀頭・暗刻2つの一向聴に。②と4浮かしてのくっつき聴牌の形になるのですが、ここからツモ切りが続きます。

中盤に七を引き選択。自身で九は切っているものの、②周りが結構切られていた為、聴牌重視で②を切ると、ツモ③→①と引き体感0.02秒で和了を逃す。

終盤に生牌の北を引き、また選択。タンヤオ仕掛けが入っていた為、安全度も混みで北切ると、ツモ北→北で4,000オールを逃す。
うぅぅぅぅ・・・泣


その後はサッパリ手も入らず、僕の記念すべきリーグ戦デビューの半荘は焼き鳥で終りました。

奥野 +38.1
内田 +14.3
唯木 △14.3
石田 △39.1


【2回戦】

2回戦は先程と打って変って、唯木・石田の争いで局面が進んでいく。

無事に初和了も拾えて、ホッと一息。確かリーチツモ平和ドラの2,600オール。
親で加点して5万点弱まで稼ぐも、石田がすぐに差を詰めてきて簡単に勝たせてくれない。


南3局の終盤に役なし④⑦でリーチをかけ、一発ツモ裏の2,000・4,000を和了、石田と12,000弱の点差をつけることに成功。
後は最終局、石田の満ツモ以上さえ耐えれば記念すべき初トップがそこに。(オーラスの親は僕)


そんな中、石田がリーチ。まだ4~5巡目。先が長すぎるけど、そうそう満貫手なんで入らんやろとベタオリスタート。


終盤、安牌が切れる。
筋やワンチャンスに頼りつつも、少しでもどちらがより安全かの優位性を考えたり、2枚切れの字牌切るのも長考して必死にベタオリ。


打牌に時間かけすぎるのは悪!っていう意識が僕は結構強いので、普段はわりかし淡白に打牌する時も多いけれど、ここはしっかりと時間かけさせてもらった。
何か不思議な感じ。一打の重みを感じる。


結果、流局。開かれた手は①④⑦待ちの高め平和一通。
危なすぎる。

唯木 +52.9(+38.6)
石田 +14.9(△14.2)
奥野 △23.5(+14.6)
内田 △55.3(△41.0)


【3回戦】

3回戦は内田がトップをひた走り、オーラス残り3人が2,000点以内に集合する混戦。ここでの2着はどうしても欲しい。

対局後、ちょっと話題になった僕の手牌がこちら


上家の内田から出た⑤をチーして、打8
即座に内田からアシスト気味の7を鳴いて、打4で聴牌。


8→4切り順の678チーって4が単純なリャンカン払いよりかは4が待ちの関連牌になっている様に見てくれるかなと思い、内田先生お願いしますの2待ちに取ったけれど、2切りのカン3とどっちが良かったんだろ?


マンズ変化(カン六チーの打八)もかなり、四七待ちに見せれるからそっちも意識してのシャンポン待ち選択だけれど、自分なりに色々見え方考えたし、奥野辺りはこの辺かなり意識して後から聞いてくれたので、面白い局だったな~と思った。

結果は自分で2ツモ。強い、最強。


内田 +37.5(△3.5)
唯木 +9.4(+48.0)
奥野 △12.7(+1.9)
石田 △34.2(△48.4)


【4回戦】

東1局に奥野のリーチに追いかけた宣言牌4が8,000の放縦。これが本日4半荘通して唯一の放縦となる。

奥野リーチの一発目に1枚切れのカン3待ちで聴牌するも、一発を怖がり安全牌の2切って一向聴戻し、次巡聴牌して打4放縦。

これはちょっと微妙だったかも。
ソーズ下が悪くなかったと記憶しているのでいつもならカン3のまま追っかけている様に思える。

その後、細かい和了や横移動などでラスだけはなんとか回避。
2回戦以外は全部ラスでもおかしくない展開が続いたけれど、なんとかプラスで初日を終えた。

奥野 +41.5(+43.4)
内田 +19.1(+15.6)
唯木 △17.9(+30.1)
石田 △42.7(△91.1)



【同卓者の印象】

・奥野 祐 +43.4 暫定7位

アエルやプロアマなどで競技麻雀にハマり、今期より入会した奥野くんは最初こそかなり緊張している様子が見られたが、徐々に場の雰囲気にも慣れてきて、他者を手玉に取る様なブラフ気味の仕掛けや圧かけなんかも織り交ぜてくる、個人的には少しやりにくいタイプに感じた。

麻雀議論がとにかく大好きな様子が見受けられ、とても最高位戦選手ぽい。これからどんどん強くなってくるであろう怖い存在。

ただ、見せ牌の多さや所作なんかは少し雑で、後半はひたすら奥野くんが立会いを呼ぶゲームになっていたww
この辺りはお互い練習していきましょう!


・内田 英樹 +15.6 暫定10位

同期入会のうっちーと早くもリーグ戦で当たりました。
僕もわりかし守備派の方だと思うけれど、うっちーは僕以上に慎重体質。・・かと思いきや、今日は結構押してきていた様に思えた。
前回悔しい降級点となってしまったので、少しスタイルチェンジしてきたのかな?

プライベートの話をすると、僕も最高位戦選手の中では比較的自分の身を削ってネタを提供していくスタイルだが、最近のうっちーの不幸話は完全に僕を凌駕している。お披露目できないのが残念です。

来期はC1でお会いしましょう!


・石田 光貴 △91.1 暫定20位

石田くんと麻雀打つのは初めてでしたが、今回のC2リーグの中で特に強いと評価されている選手だと思います。
お話した事も今までなく、風貌から勝手に想像するに、岡本先輩が好きな『血のにおいがする麻雀打ち』タイプだろうなって勝手に思っています。
そして、今回C2リーグで戦っていく上で個人的にも特に注目していた選手でもあります。

今回に限って言えば、手牌に恵まれなかったのか結構守備的な立ち回りしてくるなっていう印象があって、案外対応型?って思い、先輩方に聞いて回ったところ、全然違うとのことだったので、やっぱりかなりしんどかったんだろうなと思った。

対石田くんに関しては、何とか乗り越えたっていうのが正直な感想なので、この節をプラスにできたのはなかなかよかった。
石田くんに限らず、奥野くんも内田も上手な打ち手で、正直初っ端からけっこうしんどい卓にぶち込まれたので浮けたのは大分ホッとした。

ちなみに特に注目している選手は後2人いるのですが、その話はまた今度。
2人とも次節以降の対局で当たります。(くじ運よ)



【蛇足】

実は近日中に宣材写真を撮る予定があって、その時までに少しでも痩せようと山岡家絶ちしています。

ただ、今日だけは頑張ったご褒美に山岡家行ってもいいよね?って自分の中のリトルただきに問いかけたら、いいよ!って言ってくれたので、対局後の帰りに寄ってきました。

山岡家辛味噌の事を僕は聖水って呼んでます。


マジしみる・・幸せ。




火がついたのか翌日もラーメン食べてました。


僕もう写真家さんの修正加工技術に全てを賭ける所存です。


<終>












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