抜け番選択〜先に抜けるか後から取るか〜※打上花火風(第48期北海道C2リーグ第2節)
日曜日はC2リーグ第2節でした。
そこで早速本日のタイトル回収。
今回は5人打ちのため、抜け番選択というものがあります。
抜け番選択ってなんぞや?というと、4人で対局すると1人あまるので抜ける順番を決めましょうというお話です。
一般的には1番目と5番目が避けられがちかと思います。(ただき的には)
1番目は会場までせっかく上げてきたテンションが下がってしまうから、5番目はターゲットにされやすいからが主な理由と、片山まさゆき先生のノーマーク爆牌党に書いてました。
とはいえ、今回はまだ途中のリーグ戦なのでターゲットもくそもありません。
つまり、狙うは5番!なぜなら、終わったら早く飲みにいk・・・
抜け番選択の順番はポイント上位者からとなります。僕は青山さんの次の2番目です。
頼む青山さん!5番以外を選んでおくれ!
秒速で5番選んでました。
青山さん遠方からお越しですものね。5番選ぶって知ってましたよ。しょぼん(´・ω・`)
僕は無難に3番選びました。つまらない男です。
みなさんは何番がお好きですか?
本日の対局者
青山あや・川岸恵介・細川一樹・久須田ゆか
【1回戦】抜け番:細川
開局から満貫、5,200ツモなど和了り50,000弱ほど持った南2局。
青山の仕掛けに川岸が立直で応戦、トップ目の僕もタンピンドラ1の⑤⑧待ちでテンパイ。高め三色の⑤が場1枚切れ、安め⑧が全て切られている為高めしかない。
2着目川岸とは15,000差ぐらい。満貫振りたくない・・トップ欲しい。
立直一発目に押し切れずベタオリしたら、即座に切られる⑤。
弱い、弱すぎる。。。こんなのオリる奴おるんか。
オーラス親の川岸の連荘+親満ツモなどでトップを捲られた最終局。
跳満ツモで僕と着順が変わる青山から立直。
いとも容易くツモられ開かれた手牌にドラドラが見えた瞬間、「あ、終わった・・」と思ったが、5本折れで勘弁していただいた。
ホッとしたけれど、だいたいの人はトップ取れてた半荘。勿体なさすぎる。
川岸 +50.1
唯木 +15.5
青山 △ 9.3
久須田△56.3
【2回戦】抜け番:川岸
久須田以外の3者で競っていた南1局の親番、以下の聴牌に北を引き悩む。(12巡目)
⑥も④も既に切っているので三面張は当然維持したい所だが、下家の青山の捨て牌が異常中の異常。4枚切れている老頭牌がない。
悩んだ末に北切り。その後、無事に4枚目の白が場に見え、後は俺の2,600オールを待つのみかと思ったところ、久須田からツモの声。ツモ牌は⑥
テンパイしてたの気づかなかった~。筒子おろさずに回ってたらツモれた感じかな?と半ば楽観視していたら、開かれた手牌はタンピンツモ二盃口ドラドラの4,000・8,000。
高い高い高い高い!!一気にラス目まで落ちる。
南2局
ドラ暗刻の配牌が入る。これは絶対にものにしたい。
川岸に後ろ見されている中、ターツ選択間違える訳にはいかない。完璧手順を見せつけてやるかのごとく、立直。しかし親の青山に即座に追いかけられる。
この日は1日通して僕の勝負手は青山の勝負手とことごとくぶつかった印象がある。
だいたい負けっ放しだった気もするが、この局は僕の勝ち。
裏も2枚乗り、跳満の和了で一気に浮上、久須田の背中が見える。
南3局
10巡目青山の立直。終盤に若干手づまる。
7巡目の②以降、中張牌2枚挟んでの立直。手出しツモ切り見てなかった。
手出しなら①とか比較的通りそう?それかワンチャンスの一か。どちらも対子なので通れば2巡凌げる。
悩んだ末に一切り、セーフ・・とはいえ安全牌増えなければ次は①切るしかないか、と思っていたら久須田が切った①にロンの声がかかる。123の平和三色の満貫。
あ、あぶねえ。。僥倖のトップ目に立つ。
南4局
配牌が悪い。全くあがれなさそうなので配牌オリでもいいかなと思いつつ、中途半端に手を進めてしまい中盤微妙に手詰まってしまう。
後半ひいひい言いながら何とか流局。青山はダマのメンホン一盃口張っていた。
ホントこの子怖いです。
唯木 +39.6(+55.1)
細川 + 9.2(+ 9.2)
久須田△12.4(△68.7)
青山 △36.4(△45.7)
(川岸 +50.1)
※()内は本日のトータル
【3回戦】抜け番:唯木
冒頭の『抜け番何番選ぶ?』と同じぐらい重要な問題が、『抜け番中何をする?』問題です。
自身の卓を後ろ見する方、別の卓を見る方、お茶しに外へ出る方、昼寝する方(いるのか?)色々あるとは思いますが、僕は抜け番中は人の麻雀見ないことを意識しています。
理由はシンプルに疲れるからです。
体感、自分で打つより後ろ見する方が倍は疲れる気がします。
では何をしていたかというと、スマホゲームのレベル上げしていました。笑
ヘブンバーンズレッド(通称:ヘブバン)ってゲームにハマってて、ここ1年ぐらいはログインしなかった日は無いかと思います。
面白いのに周りにやってる人いないんだよな~。語りたいのでみなさん今日からやりましょう。
キャラクターが女流プロの名前をインスパイアされているらしく、麻雀とも微妙に縁がある作品ですし!やろうよ!
青山 +46.2(+ 0.5)
久須田+ 7.9(△60.8)
川岸 △15.8(+34.3)
細川 △38.3(△29.1)
(唯木 +55.1)
【4回戦】抜け番:久須田
東1局から親の川岸が爆発。
連荘を重ね、一時は7万点台まで点棒を稼ぐ。
川岸の立直に全員がベタオリさせられ、そしてツモられるという展開に、これは誰かが川岸の立直にしっかりと立ち向かわないとずっと楽にさせちゃうな~と思いつつ、誰かお願い!とベタオリしていました。笑
そんな楽勝ムードの川岸に一矢報いたのは、ここでもやはり青山。
南3局の親で6,000オールなど和了り、4万点弱まで復活。川岸の背中が見えかけるが・・次局僕にも手が入り、役役ホンイツチャンタドラ1を青山から和了る。
オーラスは僕の親で3着目。
2着青山とは200点差ぐらい、4着細川とは17,000ぐらいなので満貫までは放銃できる。
序盤から川岸が仕掛ける、鳴き三色が濃厚。
中盤に細川から立直がかかるも、自身も七対子ドラドラを聴牌。待ちごろの場一枚切れの九単騎だが、立直棒込みの満貫放銃はラスまであるので黙聴に構える。
その後、三を引き悩むも和了優先として打三。細川からロンの声が上がるが、川岸の頭ハネとなる。
そういえば聞くの忘れてたがあれって何点だったんだろ?まさか跳満とかではないよね?
川岸 +62.7(+97.0)
青山 + 5.8(+ 6.3)
唯木 △15.4(+39.7)
細川 △53.1(△82.2)
(久須田 △60.8)
【5回戦】抜け番:青山
(やっと抜けてくれた)←心の声
東1局にオタ風から鳴いて索子ホンイツとチャンタの両天秤に構える。
浮かしていた6に8がくっついて、7が2枚切れながらも打点を見て②③ターツ落とし。
白が鳴けてカン7で聴牌、次ツモがドラ5で両面変化、ツモ7の4,000オール。
これは2回目のトップが見えてきた。
ここで待ったをかけてきたのが、この日苦戦している細川。細かな和了を重ねると共に、七対子ドラドラをツモり、トップ目でオーラスの親を迎える。
差は4,300。8~9巡目ぐらい。さあ何を切る?
ちなみに4や一通見切る九なんかは既に切っちゃっています。
道中八もツモってきたので、結果論ですが一通見切らなければペン七で聴牌していた。
萬子けっこう良さげだったので僕は③ツモ切ったのですが、普通に一が良かったかな?
カン⑦が場2枚切れだったので、索子雀頭の聴牌形を嫌がりすぎた。
終盤、細川から6が出たので渋々チー。ドラ単騎で一応ツモ直条件とするも、川岸に放銃して終局。またトップ取り損ねてしまった。
細川 +45.9(△36.3)
唯木 +19.6(+59.3)
久須田△14.1(△74.9)
川岸 △51.4(+45.6)
(青山 +6.3)
なんと、本日卓内トップです!マジか!
とはいえ川岸さんはやっぱり強くて、内容もさることながら直対結果はほとんど負けみたいなもんなので、そこまで喜べる卓内トップという訳ではありませんでした。
特に4回戦、点棒持った状態から僕の3巡目立直にノミ手で無筋プッシュして潰してきたのは、同じく1回戦で点棒持った状態からベタオリした自分とは対照的で本当に強い人だと感じました。
「だって七対子でしょ?」って言われました、ハイそのとおりです。
終わった後ご飯行った時に川岸さんも同じこと言っていたのですが、川岸・正道辺りとプロの場で打てるのは、何か感慨深いものを感じます。
みんなプロになったんだな~としみじみします。いつかは皆でAで戦えるように頑張りたい。
そしてこの日一番印象に残ったのは、青山さん。
でっかいグーでひたすら殴りつづけて来られた印象です。
その分大きな放縦もあったりしましたが、すぐに挽回してくるので厄介極まりなかったです。
今期もう打たなくていいと思うと心が穏やかになります。笑
そして総合順位はこちら!
微差だけれど昇級圏内!あと残り12半荘!
必ずや結果を残したいと思っていますので、皆々様応援よろしくお願いします!
あと、ヘブバンやりましょう!(2回目)
【蛇足】←追加
この抜け番システムの話。
プロになる前のアマチュア時代に、僕はプロアマグラチャンで経験してるんですよ。
確か3を取られた2番目に選んだのが2番だったのですが、今思うと4の方が良かったなーと。
とにかく麻雀体力が虚弱につき連戦は避けたいので、少しでも連戦減らせる所に行きたい。
ここの事前準備は足りなかったかも。
※この日は5人打ちで1人1回ずつ抜け番、5回戦終了後、成績下位者が1人途中敗退で最終戦のシステム。
けれど、選べる状況にいながらポイントタッゲートになる5番をあえて選んだ選手もいたんですよ。
東海〜関西辺りでブイブイ言わせてて、東海プロアマ2度制し、毎年最強戦チケットは神経衰弱できる程に集めまくってる、さきいか君って子があえて5番選んだんですよね。
当然、聞かれるじゃないですか。
僕もえ、なんで?って思ったし。
その時の放送は実況が河野直也プロで解説が村上淳プロだったのですが、当然聞きますよ。
何であえて5番目選んだんですか?って。
さきいか君はデカい図体の割にめちゃくちゃ緊張している面持ちで、驚く程ちっさい声で優勝目指してるので途中敗退とか気にするぐらいじゃ駄目だと思いましたって言ったんですよ。
何これ、クソかっこいい。めっちゃ声は小さかったけれど。
僕は今でもアマチュア最強ははやさんか勇気かさきいかを推してます。
《終》
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?