いわゆる「ほっこり」?
合格。
内定。
そんな時期になってきた。
「渡してってA子に頼まれました」
B子が持ってきた。
お菓子と手紙。
「履歴書と面接の練習ありがとうございました。内定しました。お菓子をどうぞ。バイトですぐ帰らなくちゃならないので、B子に預けます」
放課後の教室で、「何を書いたら良いか、何て答えたら良いか」毎日苦しんでいたA子。
付きっきりという訳にはいかないが、会えば声はかけていた。
「どうだ?できたか?」
「志望理由って何でこんなに難しいの?!」
「今まで自分がやって来たことを振り返ってみろ!その仕事を選んだのは、どんな活動をしてきたからだ?」
「あ、実習で○○行って楽しかった」
「『楽しかった』じゃ小学生で止まっちまう。何を学んだ?」
「あ、○○の実習だったから、作り方わかった」
・・・
そんなのが何回かあった。
正直キツいだろうと思っていたが、内定。
結果私にもお菓子が回ってきた。
教員の評価は、アクティブラーニングの授業ができるかどうかにかかっている。
私はアクティブラーニングができない。
だから、評価は低い。
それでも「生徒が1人でも多く幸せを感じれば良い」と思い、生徒には、声かけだけはしてきた。
物をもらったから良い悪いではないが
A子が「感謝したい」教員の中に、私も入っていたのは、意外だった。お菓子を持ってくるようなことをする子ではなかったからだ。
評価が低い教員でも、役にたつことができた。
間違いだらけのアクティブラーニング
効率だけを求めるアクティブラーニング
見かけだけ整えるアクティブラーニング
話は聴いてやる
できないことは一緒に考えてやる
後は、自分でどうにかしろ
脳内だけはアクティブラーニング
俺は派手なことはできない。
仕事もノロい。
だから、評価は低い。
でも
見かけだけを判断した上司からの評価はいらない。
A子のように
感謝できる子が育てば十分だ。