作業日報

2024

9月1日（日）
関東近郊の一軒家アトリエにて起床。珈琲を入れる間もなく、機材に火を入れる。昨日やった作業の結果が気になりまずはヘッドフォン内に集中する、良い所はフレーズの尖り方。攻めすぎっちゃぐらい攻めておる、ピアノでコード進行と歌のあいまをボクサーのやうにかわしてかわしながら掻い潜り、しかもただ避けるだけでなく駆け抜けながらメロディーの背中をチョンと推してゆく。それで全てがデッカい和音の怪物となりハーモニーになる、そんなフレーズ。問題点はオクターブが低すぎた点か、音階をグッと上の階の方に移動さすれば瞬間生き生きとした表情になり、顔を出してくれた。

9月2日（月）
睡眠失敗、大勢のフーリガンとたった1人で殴り合う夢で目が覚める。寝て疲れた、起きたらクタクタだった、どういうこと。そのまま作業に入ったもんだから作業も荒れ狂う。ペットサウンズを尊敬し、ルート音にとらわれないBassの動きを数時間に渡って実験する、荒れ狂って。そういう攻撃的な作業が塔山パルプンテになって来た時には、結局1番大切なものは何なのだ！に立ち返る、今日飯は近所の定食屋のモツ煮込み。我々痛風持ちには《死》を意味する食物だ、夜はラントレ。汗だくになり、フーリガンとの戦いを思い出す

9月3日（火）
仕事のからみで業者数社へ連絡、面倒臭い。人間直接会って話すのがイチバン良い。メールやLINE、電話では中途半端な対応する奴もいるし、目の前に立って真剣に伝えてる人間を見て、話を聞かないなんてのは人に非ずだしね。その後、先日購買して下さった勇者さま達へ（結構売れた）アルバムCDを梱包作業して、久しぶりにLOVEBEAT 2021 Optimized Re-Masterを引っ張り出して来て試聴、僕はあまりリマスター物には興味がないの、いつぞやのストーンローゼズのリマスターだけが唯一素晴らしいと感じたかな。最近聴いて1番好きだったのは、Another Bedroom EP でした。最近はパソコン臭い音が苦手なので最新の作曲では有機的に《汚す》ことを心掛けている、正確無比ペケペケな打ち込みではなく、太い音でグルーヴ揺らぐ、そんなイメージでかます。音楽作業快調、キャッチーと鋭利なアート性が共存してう

9月4日（水）
TASCAMのテープレコーダーを使用して1日LOOP作り、かっこいいのが出来たけどこれにどーやって歌とかのせるんだ、、、（でも新作のどこかで必ず！使いたい）昼は手製の牛すじ煮込みとライス。今週は臓物系男子か。またまた売れたCD梱包して、夜はレーベル事務作業。僕の人生はTRY＆Errorで遭難と紙一重。色んなことが勝ったり、負けたりである。鬱！

9月5日（木）
昨夜、英語でちょいと文句が来ていたみたい。和訳サイトにおかけしてみたところ、《申し訳ありませんが...人に聴いてほしくないのに、なぜ音楽を作るのでしょうか？ 世界にシェアしたくないのに、なぜアートを作るのでしょうか？なぜ物理的なアルバムのコピーだけについてオンライン投稿するのでしょうか？ デジタルでも販売する気がないのに、なぜ製品を作るのでしょうか？ 皆さんは、YouTube、Spotify、その他多くの音楽共有プロフィールを世界中に持っています。• • •ただし、物理コピーのみです。はぁ？日本に来て買うためだけに4000ユーロ/ドルは使えないCD。www デジタルコピーを作成してください。》

以下。塔山忠臣さんの愛の手が入ったversion↓↓↓
申し訳ありませんが...人に聴いてほしくないのに、なぜ音楽を作るのでしょうか？
●売れても無いのになぜ音楽を作り続けてるのか、自分でも分かりません。それを探すために作ってるようなところがあります。

世界にシェアしたくないのに、なぜアートを作るのでしょうか？
●死ぬまでに自分が〝生きたんだ！〟と実感出来ることを探したいからです。

なぜ物理的なアルバムのコピーだけについてオンライン投稿するのでしょうか？
●それでも探してCDを手に入れてくれる方々が存在しており、感謝を込めて情報をお伝えしています。

デジタルでも販売する気がないのに、なぜ製品を作るのでしょうか？
●デジタルは使い方次第でミュージシャンを殺す時があります。僕はミュージシャンではなくテロリストなので分かりませんが、ロックバンドから生気を奪う時があるのです。

皆さんは、YouTube、Spotify、その他多くの音楽共有プロフィールを世界中に持っています。• • •ただし、物理コピーのみです。はぁ？日本に来て買うためだけに4000ユーロ/ドルは使えないCD。www デジタルコピーを作成してください。》
●コレはたしかにそうですね、すいません。出来れば海外でも手軽に入手していただきたい、我々のサイトから買われたものの中にも日本のCDを仲介販売されてる業者さんが買われてるパターンがあり、ああまだまだそんな感じなんだなぁっと、海外との壁やマージン金額の高さを考えさせられました。当方、情弱の引きこもり作業部屋おじさんですが、何とか海外でリリース出来ないかを引き続き自分で模索してみます。

9月6日（金）
サイケ部屋に籠る。作業没頭して

9月7日（土）
サイケデリアに身を潜める
飯も食わず、鬼作業する。