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猫用ブラシを買った話/レシートを確認しよう

日曜日、夫は洗面所の出入り口の引き戸の敷居に、アルミ製のレールを取り付けました。
合板の引き戸にはコロが付いていて、経年劣化で敷居の滑りが悪くなり、戸の開け閉めに大きな音を立てていました。

はじめ、襖の敷居に貼るようなプラスチック製のレールを貼っていましたが、思うような効果が得られませんでした。
そこで、ホームセンターに適当な何かを探しに出かけたのです。

ついでに猫缶を買ってきて、と、お使いを頼みました。
夫の勤め先の最寄りに大きなホームセンターがあります。
これまでにも、仕事帰りに猫缶や猫用オムツを買って戻るよう頼んだ事があります。

たくさんの種類の中から自分が選んだ猫缶を、くるみが喜んで食べるのが嬉しいようで、喜んで引き受けます。

夫は、ちょうど良いアルミ製のレールと、猫缶と、オプションで猫用ブラシを買って戻りました。
くるみは歳をとって、口内炎があり、思うようにグルーミングができません。
細かいワタのような体毛が、くっついてだまになっています。
蚤取り用の櫛ですいたり、旅先のホテルから持ち帰った使い捨てブラシで撫でていましたが、それではこと足らず、専用ブラシが必要だと思っていたところでした。

こんなのが2,250円もしたで。

猫のシルエットの本体に、ブラシの先がバレンの先のように折り曲げてある、可愛げなブラシです。

こういうのって、けっこう高いのよね。

そう言いながらブラッシングすると、くるみは気持ちよさそうに喉をゴロゴロ言わせて、身体をゆったりと伸ばしました。

夫は足りないものがあったようで、再びホームセンターに出かけました。

そして帰るなり、

さっきブラシを買った時、四千いくらと言われて払ったが、たしかこのブラシは八百いくらのフダのついている陳列棚にかけてあった。
隣のが二千いくらで、用途が違うからこちらにしたが、レシートを確認すると、どうも間違っているようだ、(要約)

と言います。

でも、バーコードで入金してるから、打ち間違えはないんじゃない?

腑に落ちなかったから、さっき二回目に店に行ったとき陳列棚を確認したら、やっぱりこれ(買った方)は八百いくらのところに掛かっていた。(要約)

じゃあ、レシートを持って行って聞いてみたら?

一緒に来て…

ギャフン❗️

どうも夫はこの手の交渉はやりたくないようなのです。

夕方の買い物のついでに、件のブラシとレシートを持って、二人でホームセンターに寄りました。
先に陳列棚を再確認すると、夫の言う通り、件のブラシは八百いくらの所にぶら下がっています。
隣のが二千いくら、間違いありません。

私はそれら二点をカゴに入れ、レジカウンターに持参した品物とレシートを並べて、低姿勢に(笑)尋ねました。

先ほどこちらを買って帰りましたが、すでに使っています。
こちらのレシートにあるように、二千いくらお支払いしましたが、これと同じ製品が八百いくらのところに掛かっています。
バーコードで読み取られているので間違いはないと思いますが、念のためお調べいただけますか?(概要)

すると、商品の陳列箇所が入れ替わっていた事がわかりました。
お客が両方手に取って、逆に戻したのか…
それなら手前の品だけ入れ替わるはずです。
ですが、たまたま入れ替わったのに気づかず、そのまま品出しをしたのかもしれません。

八百いくらと二千いくらでは倍以上の差です。
たまたま同じようであって用途が異なっていましたが、もし初めから二千いくらと分かっていたら、別の店で似たようなものを探したかもしれません。

店の方は返品を受け付ける口振りでしたが、すでに使っていたし、とても可愛いブラシなので、謎が解けたのをよしとして帰りました。

少ない買い物だったので間違いに気づきましたが、値札が付けられていない品物を買う場合は、バーコードだから大丈夫と鵜呑みにせずレシートを確認した方が良いなあと思いました。

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