見出し画像

紀伊半島のタヌキとイノシシ


昼間なのにノソノソ出てきたタヌキは、谷川を横切って山の中に消えた。


車を走らせていたらタヌキがひょっこり。
春は恋の季節らしいです。




さて、里へ下りてきたワタクシは、田舎屋(旅館)の食事処でぼたん鍋定食を食べた。


タヌキは犬科で、イノシシはイノシシ科。イノシシは食べられるが、タヌキはちょっと…。でも太ってたらおいしいらしいよ。機会があったらイタダコウ🤭


ワタクシの愛読する宇江敏勝氏の本に、こんなくだりがあった。

「狸の肉なんか、悪臭があってとても食えたものではない、という人もいる。けれどもわたしの知るかぎりでは、狸の肉だってけっこういけるのだ。しかし夏の狸は、たしかに悪臭があっていけない。原因は生餌をたくさん喰うからであろう。また臭いの強弱も狸によりけりである。その相違はやはり餌の種類によるものと思われる。」(新宿書房『山びとの動物誌』宇江敏勝著)



東吉野村にて。
2024.4.29