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読書ノート:「『推しが夫で何が悪い!元美少年夫と腐女子妻の日常』中岡始」を読みました。


noteでフォローさせて頂いている中岡始さんが、kindleにて本を出版され、販売を開始したというので、さっそく購入しました。

『推しが夫で何が悪い!
元美少年夫と腐女子妻の日常』
著者 中岡 始
出版 Kindle
定価 300円
発行 2024年1月

著者の中岡始さんは、上掲のnoteのなかで「好き放題に書いた、ノロケ本です。」と書かれています。

で、そのノロケ本を読んだ私の感想は……そのとおりです!(笑)

駄菓子菓子。
とても面白いです。内容が面白く、平易な表現の文章が読みやすい。創作ではありませんから、多少の脚色はあっても本音が綴られているのでしょう。なので一つ一つのエピソードに説得力があります。そうかあ。そうですよね。と。

その説得力の源泉は、本音の「ノロケ」に加えた「+α」だと思います。その「α」は、読者にもしばし考えさせるタネです。それが仕込まれているのです。そんな本ですので、立ち止まりつつも、いっき読みしてしまいました。

「α」の一例。
夫婦関係のあり方についての学び、あるいは示唆を読むことができます。万人に適用できるメッセージばかりではないと思いますが、例えば「長く夫婦を続けていると、つい『感謝の言葉』を忘れがちになります。やってもらって、当たり前、という感覚ですね。ですが夫は、『ありがとう』を欠かしません。」(P54)は、日常に埋没してともすれば忘れがちな、夫婦関係のみならず人間関係の、基本中の基本だと思います。

※画像は、著者が何百回となく訪れたという高野山の「女人堂」です。二年前の盛夏、スマホにて撮影。

2024.1.18