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5月1日(土) ◎調教注目馬によるオススメ勝負レース3選

あらすじ

今週は青葉賞と天皇賞春と楽しみな重賞が2つ。

それぞれの予想記事はいつも通り重賞展望マガジンを通じて公開予定ですが、リモートワークの環境に慣れてきたこともあり、これまで以上に競馬に時間を使える状況となってきました。

今回はそんな時間を使って、さらに成長したいと思っている読者の方に向けて、「調教診断の基礎となる知識が増えるようなnote」という観点で開催日ごとにわたしが注目する◎調教注目馬を出走レースの予想とともに公開してきたいと思います。

オススメ3位→2位まではすべて無料でご覧いただけますので、是非お多くの方に参考にしていただければ幸いです。

オススメ1位は、有料コンテンツとなります。無料でご覧いただける3位、2位の内容とは違い、わたしが実際購入する『買い目』も含めてご覧いただけます。

調教診断とは

はじめてこのnoteをご覧いただいた方に向けて、簡単に調教診断の内容をご説明したいと思います。すでにご存じの方はスキップしてください。

毎週のルーティンとしている調教映像の確認を経て、わたしが判別している情報は下記のとおりです。

馬の適正(右回り巧者、左回り巧者、掛かる、折り合う、瞬発力の有無、持続力の有無)
馬の状態(馬体の張り艶、前肢の振り幅、ストライドの伸縮性、脚勢、メンタル、バランス、重心)
厩舎サイドの意図(メイチ、セーブ、スタミナ重視、速力重視、気合重視、ガス抜き目的)


これだけでは、イメージしずらいと思いますの、実際に販売していたnoteとから一部抜粋したものを下記にご紹介します。

◆ダービー卿CT最終追い切り診断より抜粋

レイエンダ 牡5
4/1(水) 美浦 南W やや重
85.4→69.4→54.7→40.7→12.4
・ムーンクエイクの内から誘導するような攻め馬で、常にレイエンダが半馬身以上は前にいる形。
・時計を抑えている分、馬自身もギリギリ我慢が効いているような状態で、手綱を離せばビュンと弾けそうな気配を感じさせるデキ。
・集中力に満ちた走りで、藤沢厩舎の本命は断然こちら。期待。

◆阪神牝馬S最終追い切り診断より抜粋

スカーレットカラー 牝5
4/8(水) 栗東 CW 良
83.4→66.7→51.8→38.1→12.2
・馬場の6分どころを単走馬なり。
・終始長手綱でコンタクトをとっており、手の位置は変わらず。重心移動のみでコントロール下における状態に仕上がっている。
・無駄な動作が一切なく、表情からも賢さを感じさせる馬。
・馬齢に比べれば弾力性に富む筋力、凡走はまずない。

◆桜花賞最終追い切り診断より抜粋

デアリングタクト
4/8(水) 栗東 坂路 良
53.9→39.5→25.6→12.6
・単走馬なり。
・右手前1本の登板。普通の馬なら利き脚どうこうと言及しているところだが、時計をセーブしていたことで、左手前に戻す必要すらないほど素軽い脚さばきに映った。
・いい意味でコンパクトにまとまっていることから迫力には欠けるかもしれないが、松山騎手の踵の位置がつま先より下に位置していたように重心を気持ち後ろに残したなかでのこの時計。
・これ以上負荷をかける必要はないという判断であったことは間違いない。

◆アーリントンC最終追い切り診断より抜粋

ギルデッドミラー 牝3
4/15(水)栗東 坂路 やや重
53.4→39.1→25.2→12.7
・序盤は僚馬の真後ろにつけ折り合い面を確認した後、外に出して併入に持ち込んだ。
・L1までは騎乗者の手も動かず、L1以降も重心を気持ち下げた程度で踏ん張っての12.7は優秀といえる。
・オルフェ産駒でありながら、無駄な動作がほとんどなく先輩のラッキーライラック同様素直な馬といった印象。自身の力は発揮できるデキにある。

◆福島牝馬S最終追い切り診断

フェアリーポルカ 牝4
4/22(水)栗東 坂路 やや重
55.7→39.9→25.8→12.7
・単走で流していることもあるが、操縦性はかなり高そうで無駄な動きが一切ない。
・前走と同様に1週前のCWでしっかり負荷をかけており、デキも維持している。侮れない。

◆マイラーズC最終追い切り診断

インディチャンプ 牡5
4/22(水)栗東 坂路 やや重
50.8→38.1→25.6→13.6
・一番時計をたたき出したダンビュライト相手とあって0.3秒の遅れは致し方なし。
・GI馬が最終追い切りでこれだけの猛時計をたたき出してくるからには、結果が求められるシチュエーションであることがうかがい知れる。
・肝心の動きについて、ダンビュライトに先着を許したことと1Fのラップが落ちていることに難癖つける人もでてきそうだが、京都コースに直線急坂はないわけで1頭抜け出してからソラを使わぬよう釘を刺したことと、ダンビュライトはインディチャンプからワンテンポ遅れての追い出し。陣営の意図通りであれば、当然、求められる結果はひとつ。


上記はいずれも予想(見解&買い目)を公開している重賞展望マガジンにて◎本命を打った馬です。

調教はあくまでファクターの一つとはいえ、コース適正、馬の状態、陣営サイドの意図を読み解く重要な情報源と捉えています。

あとは、枠の並びをみて、展開というスパイスを加える必要はありますが、上位評価馬の多くは調教診断で高い評価を与えた馬であることがお分かりいただけたと思います。

勝負レースとは

その上で、重賞レースは既に重賞展望で連載していることから、平場のレースを対象に、私が実際に馬券を購入しているレースを「勝負レース」として位置付けています。

わたしが注目する◎調教注目馬を出走レースの予想とともに公開してきたいと思います。

オススメ3位→2位まではすべて無料でご覧いただけますので、是非お多くの方に参考にしていただければ幸いです。

オススメ1位は、有料コンテンツとなります。無料でご覧いただける3位、2位の内容とは違い、重賞展望マガジン同様、推奨理由と買い目も含めてご覧いただけます。

勝負レース『3位』:東京2R 3歳未勝利

<結論>
◎10 デルマピスラズリ

○2 アイアムスゴスギル
▲13 ロワマージュ
注12 ニシノリーチキング
△14 エルサフィーロ
△16 グラスディアブロ

<見解>
何度馬名を目にしても一向に頭に入ってこないデルマピスラズリだが横山和騎手を背に迎えた府中ダート1400mのデビュー戦で大味ながらも光るものを感じた1頭。ただ眺めているだけなら番手の競馬で最後たれただけの競馬も、序盤から折り合いを欠いており、そのなかで最後までしぶとく脚を使う辺りは能力のある証拠。ダート馬らしく馬体重は500キロを超える大型馬で、初戦の行きっぷりをみてもこの手のタイプは使ってよくなる傾向が強い。実際、中山ダート1200mの前走はやや踏み遅れて後方からの競馬となったものの、ここはさすがベテラン善臣先生。慌てることなく脚をきっちりため、大外まくってメンバー中上がり最速となる36.7の末脚で5着。これだけの脚があると分かれば、二度目の騎乗となる善臣先生。4着ではなく3着内にきっちり運んでくれると信じている。この中間も併せ馬で先着、併入と格上相手に同等以上のパフォーマンスを発揮しており、人気もばらけている一戦だけに単複を中心に勝負。

勝負レース『2位』:東京4R 3歳未勝利

<結論>
◎8ファートゥア

<見解>
前走で大きく崩れたファートゥアだが積極策が裏目となり脚がたまらなかった。気性からも注文はつくが、ワンターンの舞台のほうが流れに乗せやすく母アロマティコ、父エピファネイアという血統背景を踏まえても、きっかけさえ掴めばこんなところで走っている馬ではない。現に帰厩後いきなり5F66秒1。今週も単走ながら1週前追い切りと遜色ない時計を南Wで計時しておりデキは万全とみる。

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