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パーソナル系質問回答集⑤

こんにちは。ただの元人事@裏垢です。

今回、元人事のインスタグラムを通じて、23卒内定者に回答してほしい、面接で聞かれるパーソナル系の質問を募集しました。

それに対し23卒内定者の実際の回答とその回答を作るにあたっての考えを紹介してもらいます。

今回回答してくれた内定者は以下の2人です。

内定者①

内定者②

Q1.自分を表すキャッチフレーズを教えてください

内定者①の回答

「未来を見つめる望遠鏡」
理由 :「長期的な視点を持った考え方」が得意だからです。この視点は長年の〇〇の経験で培ってまいりました。大学ではこの強みを活かして2つの取組で成果をあげました。1つ目は[取組×成果]です。2つ目は[取組×成果]です。仕事においても長期的な視点に立ち、問題の根本的な解決に取り組みます。

回答で意識したこと

【キャッチフレーズはポップな自己PR】
キャッチフレーズに求められているのはセンスやキャラクター性ではなく、「社会で活かせる強みをわかりやすく伝えること」です。よって、(キャッチフレーズを教えてください)=(自己PRにタイトルをつけてください)だと解釈できると思います。そのため、私はキャッチフレーズを求められたときは以下の手順で作成していました。

①自己PRの強みから連想できるモノを探す。
(私の例の場合、長期的な視点から望遠鏡を連想しました)
②会社の雰囲気にあった修飾語をつける。
(この設問を課せられた企業は過渡期にあったため、「未来を見つめる」という修飾語を選択)
③キャッチフレーズの理由づけは自己PRをそのまま流用。
(個人的には元人事さんのテンプレートをおすすめしています)
④その企業で強みを活かしてどう活躍していくか、で締める。

内定者➁の回答

「背中で語るリーダーシップ」
私自身が尊敬できる人物像は、「言葉に行動が伴う人・行動で示して引っ張れる人」です。今までの経験で、信頼されたりついていきたいと思われたりする先輩・同期は皆、行動で示している人だと考えています。私もそんな人間になりたいと、何をするにもまずは行動で示す、まずは行動してみる姿勢を大切に物事に取り組むようにしています。

回答で意識したこと

人と被らない、かつ面接官の頭の中に残るワードを考えてしました。自分は「泥臭く粘るキャラ」で面接に臨んでいたので、キャラをブラさないように、ただのリーダーシップではなく「背中で示せる」リーダーであるということで、より一貫性を持たせるようにしていました。またここは面接で聞かれる「強み」と同じでもよいと考えていて、自分という人間を一言で表すと何になるのか、といった視点で考えてみるとよいと思います!

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Q2.苦手な人のタイプとその人と関わる上で意識していること

内定者①の回答

「とりあえずやってみよう!」タイプの人です。私自身は「自分の軽率な判断で人に迷惑をかけてしまわないように」という考えのもと、いつも目標から逆算して計画を立てています。そのため、「とりあえず行動!」という人は周囲への配慮を欠いているように思えて苦手です。しかし、以前〇〇で、苦手なタイプの人に助けられたことがありました。具体的には〜~~。今でも計画を練らずに行動する人は苦手ですが、この経験から、時には思い切り良く決断することが機を逃さない秘訣なのだと知ることができました。

回答で意識したこと

【苦手な人とも協働できることをアピール】
自身のキャラクターや行動特性と反するタイプを、苦手な人に設定すると良いと思います。理由は3つです。
1.自分の行動特性を伝える機会が生まれ、アピールにつながる。
(上記の例では、自分が「逆算して目標達成できる人間である」ことをさりげなくアピールしています)
2.苦手な理由に納得感が生まれる。
3.文末を「でも、見方によっては(苦手なポイント)=(自分に欠けている要素)だと思う。」と結ぶことで、苦手な人からも学ぶ姿勢、すなわち「素直な好青年感」が出せる。

内定者②の回答

「チームでの活動において当事者意識を持たない人」です。今までの経験で、何事にも目的意識を持って取り組むことが大切であると実感してきました。人によってモチベーションはさまざまで、価値観の違いがあるのは大前提ではあるが、協力しないといけないところで目標意識を持たず、だらだらと取り組む人に対して苦手意識を感じます。自分自身がこういった人たちとかかわるうえで意識しているのは、まずは自分が行動を起こし、背中で示す、ということです。やはりまずチームを動かすとなると、自分だけは前向きでいないといけないと過去の経験で痛感してきたためです。実際社会人卓球の活動や卓球教室のコーチ活動でも、自らが行動で示すことで周りを動かすことができた経験があります。

回答で意識したこと

この回答も自己PRとの一貫性を持たせていました。自分のキャラと相反する人を苦手な人とし、その人を動かすために自分の強みを発揮するという流れを作ることで、キャラがぶれないと思います。また仕事で活躍するにあたって基礎となる当事者意識を大切にできていることがアピールできたため、その点も評価が高かったと思います。

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Q3.人生最大の決断は何ですか?

内定者①の回答

私立の〇〇大学に進学をする決断です。両親に経済的負担をかける心苦しさや距離的な通学の難しさと、〇〇をより高いレベルで学びたい気持ちの間で葛藤しました。悔いのない判断には〜〜が必要だと考え、予備校の先生と〇〇大学に進学した先輩に相談に伺いました。(実際のESでは具体的な会話も記載しましたが、ここでは割愛します。)この結果、両親との話し合いを経て私は〇〇大学進学を決断しました。しかし大きな苦難を理解した上での決断であったため、入学前から日々の勉強スケジュールの作成と、自分に必要な〜〜といった環境を整えて、万全の体制で大学生活をスタートさせることができました。結果、念願の〇〇大学で、現在までの平均GPA〜〜という成績を収めています。

回答で意識したこと

【なぜそんなにも悩んだのか、納得感を持たせる】
この設問は「大きな決断をするときの」行動特性を計られています。そのため、傍目から見てあまりにも小さな決断では、この設問への回答として不適切です。「いかに自分にとって重大な決断であったのか」読み手(=経験豊富な大人)からみても納得してもらえるように記述することを意識しました。
文章構成は以下の通りです。
①結論
②なぜそんなにも葛藤したのか(心情)
③決断を下す過程
④決断を下したことでその後の自分はどうなったのか

また先述の通り、見られているのは行動特性です。
決断をする際に何を重要視するか(私の場合は先生・先輩のアドバイスや経験談など)で、自分らしさを表現することが大切だと思います。

内定者②の回答

中学の頃に短期間の海外ホームステイに挑戦したことです。小学校までの私は自分のコミュニティの外に出るのを少し怖がっているような人間でした。そういった性格からいじめに遭った経験もあり、自分を変えたいという想いから行動を起こしました。初めはホームシックが続き、現地でも泣いていた時間が多かったのですが、勇気を出して現地の人に話しかけたり、現地の学校の授業を受けていく中で、挑戦することの楽しさ、やりがいを自分の中で実感していきました。この時の経験は今の私の挑戦心、背中で語るという姿勢を形作る原点であるとも考えており、今後もこの姿勢を大切にしていきたいと考えています。

回答で意識したこと

自分の価値観を形作った経験と結び付けていました。最大の決断という質問は少し回答に詰まると思いますが、自分は「人生のターニングポイント」とも言い換えられると考えていて、何か自分のなかで価値観や行動様式が変わった出来事を軸に回答を考えると、パーソナリティとの一貫性を持たせることができます。

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23卒内定者が24卒からの就活に関する色々な質問に回答する質問箱の記事はこちらから見れます!「自己PRの書き方」「業界研究のやり方」など沢山の内容に答えているので一度チェックしてみてください!

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