超個人的2023ベストCD③

いい加減書かないとこのまま何ヶ月も過ぎそうなので超個人的2023ベストCDベスト楽曲部門を!
この記事は①と②もあるのでここから読み始めた方はそちらもぜひおねしゃす!

選出基準はとにかく聴いてグッときたやつ!
それのみ!では紹介していきます!

63円
炙りなタウン


炙りなタウンは名前だけは知っていて、なんならナインスの100円オムニバスなんかで聴いてはいたがその頃にはピンとこなかった。
なのでナインスの新しいレーベルに所属されてからも全くノーチェックでした。
しかし、ある日ブックオフの有線でこの曲に遭遇。なんだこの曲!?すごいいいじゃないか!
と、思ってどうやって調べてこの曲が炙りなタウンの曲だと辿り着いたかは忘れてしまったがとにかくこれは昨年ビビっときた1曲でした!
しかもよくよく調べたら上記に書いたナインスの100円オムニバスにもこの曲が収録されていた。
新録されたやつがとにかくめちゃくちゃ良くなっていて、バンドとして磨きがかかったのか、単純にナインスバンド御用達エンジニア永田進さんの力がすごいのかって感じですが。
とにかく俺的には1フレーズだけ入ってくる
ベースの子の声がめちゃくちゃ良い!
めっちゃ歌もうまいと思うし
この曲とは別に「ホームラン」という曲での
「うるせー!」の言い方もめちゃくちゃ好きだっ
この子がメインで歌う曲とか聴きたい!

でもたぶんバンドとしての声の印象というかパンチ力を考えたらきっとこのしゃがれたギターボーカルの子の方が残る声をしてるんだと思う。 

このバンドジャンル的にはいわゆる青春パンクなんだけど、なんとなく世界観はメンヘラみたいな?

しかし青春パンクって昔は
丸坊主の汗臭い少年たちが聴くイメージだったし
メンヘラはヴィジュアル系を聴いてるイメージだった。
その感じじゃない新しい層を生み出したのは明らかに銀杏BOYZだと思う。
ま、こんなこととっくに誰か書いてそうだけど。
メンヘラ+パンクロックみたいなものを作り上げてそういったファン層ってのは銀杏BOYZ以降に出てきたものなのかなと思う。
大森靖子とか東京初期衝動とか。 
しかし男性でああいうのはいないよな。 
やはりあれは峯田和伸だからこそ表現できるものなのかもしれない。

特に「光の中に立っていてね」以降のファン層というか
あれ以降、銀杏自体も作品のジャケットが女の子の写真が使われたりとどことなくオシャレ路線?メンヘラ層に刺さる色に変わっていったと思う。
峯田1人体制になってからのライブに初めて行った時にオシャレ女子が増えまくっててびっくりした覚えがある。あとグッズもそう。白地にシンプルなBABY BABYと書かれたTシャツとか。
俺はアビちゃん、村井くん、チンくんのあの4人の頃のライブに行っていた層なのでやはりあの頃はまだ
汗臭い男どもの印象があったのだ。
やばい、銀杏BOYZの話から炙りなタウンに戻れなくなってる。
なんだかんだでいまだに1番気になったり好きなのは峯田和伸なのです。自分のある意味音楽の原点な気がする。  

では、いい加減炙りなタウンに話を戻します!
上記の63円にビビっときて早速「炙りなタウン1-死にたくなってからが本番-」を買ったのですが
このアルバムにも彼女らなりの青春パンクへのリスペクトが含まれているように感じた。
「橋本環奈」は完全にBABY BABYだし
「ゴキブリ人間」も明らかに銀杏BOYZテイストである。
「渋川」はガガガSPの青春時代だし
こういうオマージュ?が入っているのはいいと思う。
またこれをパクリとかいう人もいるんだろうけども
ゴイステだって売れた当時はめちゃくちゃパクリパクリ言われたし、まあ実際パクリだったから
銀河鉄道の夜はサビメロ変えたんだろうけどw

ま、とりあえず2000年代前半に青春パンクを聴いてきた俺世代の方々にも炙りなタウンはぜひ聴いてもらいたいです!
あの頃の青春パンクへのリスペクトがありながら
しっかりブラッシュアップされていて 
今の時代に合った音楽になっています。
あの頃にも女性の青春パンクってたしかに
いたにはいたけど正直微妙だった記憶があり
あんまりセールス的にも跳ねなかったから
俺も全然聞いてなかったんだよな。

と、いうことで 
先日のバズリズムのランキングにも入っていたし
これからますます飛躍しそうです!

ちなみに同じナインス所属であるhump backも
同じような青春パンクテイストですが
俺的にはhump backは初期の頃の楽曲の感じが
好みです。短編小説、チープマンデー、ヒーロー、いつかとかあのあたり。
今でもたまにあのテイストっぽい曲もあるけど
やはり彼女らが飛躍したのは拝啓、少年から青春パンク色が強まってそれがシーン的にも受けたしね。
あとは完全にハルカミライからの影響が強いと思っています。常にずっと一緒に対バンして切磋琢磨してた時期もあるしね。

これ話が終わらなそうなので
とりあえずこの辺でやめておきますw



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