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只見線のあるまちにて2021年度版

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只見線のあるまちで、自転車に乗った僕が色々なものに出会っていく、そんなフォトエッセイです。 基本的には当日撮った写真にエッセイをつけていきますが、写真を撮らなかった場合には過去の…
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2021年4月の記事一覧

只見線のあるまちにて2021/04/30

今日は会津線の会津田島から西若松までを、面倒くさがりの自分にはピッタリの車内から撮影してみようと思う。あくまで個人的な感想なので、読んでくださる方も同じ思いをされるかどうかはわかりません。それではいってみたい。 ご存じの通り会津は福島県である。東日本大震災、同じ年の豪雨、2か月前の福島県沖地震、本当に何が何だかわからないくらい災害が起きている。そんな福島県としては「来て」というのが本音だが、コロナの影響もあり「どうぞどうぞ来てください」とは言いにくいのも本音である。 運賃

只見線のあるまちにて2021/04/28

今日もやってしまった。起きたら午後の3時。ここのところ徹夜が続いていたが、その反動がきてしまったのだろう。 仕方なく今日の予定を変更する。とりあえず、いつものところに行き、4時半まで時間をつぶしたあと、只見線撮りに行くぞとなるところだが、今日は昼間に撮りたいところがあったのだ。夕方から撮りに行くことは考えていなかった。仕方なく今日もおとなしく昔の写真をひっぱりだすことにする。 それにしても写真の入ったDVDが何十枚もあると、見ただけで挫折してしまう。正月には外付けのBDド

只見線のあるまちにて2021/04/27

一昨日、虹を見れた場所に今日も行ってみた。なぜなら一昨日は天気が悪く飯豊山が見えなかったからだ。今日は雲一つないまっさらな空、飯豊山もさぞかしきれいに見えるだろうと思い、大川踏切まで行ってみると、それはそれはきれいな飯豊山を見ることができた。閉鎖された踏切と自然の力いっぱいの飯豊山のコラボレーションはなんとも言えないものだった。 大川踏切を示すものに緊急時の連絡先が書いてある銘板があるが、すでに大川踏切は閉鎖されてしまったため必要のないものとなっている。銘板はツタに絡まれて

只見線のあるまちにて2021/04/26

高田橋を渡り左に舵を切ると土手沿いに道があり、向こうから二人組が歩いてきたが、撮ろうかどうしようか迷う位の距離まで近づいていたため、一本下の道に回避し下から磐梯山をバックに写真を撮らせてもらった。こんな寒い日に土手沿いを散歩だなんて寒くないのだろうか。 そのまま自転車を走らせると畑の中にあれを発見。あれと言ってもわからないだろうからハッキリ言えば軽トラである。軽トラの横にはなにか畑仕事をしている人が見える。それにしても軽トラはなぜ、田んぼや畑のあるようなところばかり走っても

只見線のあるまちにて2021/04/25

午後4時半、いつも行っている場所が終わり、帰ろうとしたところ雨がぽつりぽつりと降ってきた。今日は只見線を大川踏切で撮影する予定だった。目的は遠くに見える三角の山と、本郷駅近くにある給水塔の入った構図の写真が欲しかったからだ。 しかし雨だ、どうするべきか考えたが雨は強くならないようなので、自転車のペダルを強くこいで大川踏切へと向かった。途中、友人から「豆腐餅って知ってる?テレビでやってるよ」との電話に、「いや知らない」と突っぱねたが、どこに向かってるのか伝えると「いい写真撮っ

只見線のあるまちにて2021/04/24

A応Pというアイドルグループがいた。2021年3月31日付で解散したらしいが、自分はAm応Pを作りたい。A応Pは「アニメ“勝手に”応援プロジェクト」の略であるが、自分のAm応Pは「Aizumisato“勝手に”応援プロジェクト」である。理由などない。どうせだからT応P「 只見線“勝手に”応援プロジェクト」を作るのも良い。というのは半分冗談だが、話はまだまだこれから続いていくのである。 田んぼの中にポツンとトラクタが停まっているが、誰かが近くにいるわけではないようだ。レンズ越

只見線のあるまちにて2021/04/23

4月1日に毎日note更新を決めて、色々とあったにせよ自分はそれを守ってきた。だが、一日平均写真10枚以上、文章2000文字以上なんてのを続けていると、写真の補正だのなんだので、4,5時間はかかってしまう。 それまで情報の受け手だった自分が、見てくれる人は少ないにせよ発信側になると、こんなに大変なものかと思ってしまう。 前職で技術文章を書くことを仕事にしていたため、書くことになんの苦痛もないが、noteを書きながら、レンジで料理したり、洗濯機をまわしたり、風呂の準備をした

只見線のあるまちにて2021/04/22

友人宅を出発したのは午後3時半過ぎ。会津線の南若松駅を通り過ぎ本郷大橋を渡り会津美里町本郷地区へと入る。なぜ本郷が好きなのといえば中学の時の恩師が本郷出身の人だったからだ。また、その人の母親が「酔月窯」で働いていたこともあって本郷焼にも良い印象を持っている。そんな本郷地区へ入って一番最初に目についたのは、ガソリンスタンド前のリンゴの木。木の枝の隙間から飯豊山が見えるのもなんとなく良い感じがする。今日は撮るところがいくつかあるので、こんなところで休んでいるわけにもいかない。急い

只見線のあるまちにて2021/04/21

今日は昼に起きて会津美里町のほうを散策しようと思っていたのだが、このところ徹夜が続いたせいか、スマホのアラームで起きるのを断念してしまう。結果午後の3時に起きるなどという不摂生も、いいところの時間に起きることになってしまい、「今日は会津若松市内でもいいか」と自分を甘やかすことになってしまった。とりあえず西若松駅は昨日行ったので、今日は七日町駅にしよう、そう決めて自転車を七日町方面へと走らせる。ちょうど、まちなか周遊バス「ハイカラさん」が来たので駅前で一枚カメラに収める。 七

只見線のあるまちにて2021/04/20

昨日、西若松駅は只見線のものなのか会津線のものなのかで悩んだので、今日は西若松駅を観察してみることにする。西若松駅が新しくなったのは15年前くらいだと思われるが、以前の駅舎は本当に質素なものだったと覚えている。写真では途切れているが右側に駅のホームを超えるように跨線橋が走っている。時間は夕方5時前、只見線が一番忙しくなる時間である。 古い駅舎の時も改札口は2階にあり駅員がいる小さなスペースがあったが、新しい駅舎も同じである。切符を買うのに只見線は券売機が設置されているが、会

只見線のあるまちにて2021/04/19

今日はどうしても行きたいところがあった。それは只見線で50分ほどのところにある柳津の福満虚空藏菩薩圓藏寺である。自分は寅年生まれであるが圓藏寺は丑年寅年生まれの守り本尊だからである。それに加えて桜が満開だとサイトに載っていたので、これはどうしても行きたい、いやいかねばならぬということで、用事があったのをキャンセルしてまでして行くことにした。出発はいつも会津線でも利用している西若松駅である。さて、どんな小旅行になるのか楽しみである。ではいってみたい。 現在、西若松~会津若松間

只見線のあるまちにて2021/04/18

今日も残念ながら雨のため、写真を撮りに出かけられなかったので、昔の写真から見つけてきます。2008年4月、まだ一眼レフを使い始めて1か月もしない頃の記録です。 鶴ヶ城の桜祭りが始まって、ようやく桜の花が5分咲き7分咲きとなると、お城にはお客さんがやってきます。会津らしい売店も並びます。会津塗・・・まさか数年後にPENTAXの中判デジタルカメラ645Dの限定販売モデルに、会津の漆塗りが採用されるとは、この時自分は考えてもいませんでした。 神社のわきに何かおいてあるようで、何

只見線のあるまちにて2021/04/16

今日は用事があって只見線を撮ることはできなかったのです。それでも、なんとかして時間を作って簡単に風景を撮ってくることができました。田んぼを耕しているトラクタの向こうには桜や寺の屋根が見えます。あぁまだ桜も咲いているんだな、でも明日の雨でダメだろうな、そう考えるとやっぱり「いつまでもあると思うな桜と紅葉」という言葉が思い出されるのでした。 本郷駅の周辺を歩いてみます。10年前にはきれいに咲いてた桜はやはり咲いていません。まだ古木というには新しいだろう、なんで咲かないんだろうな

只見線のあるまちにて2021/04/15

昨日、一昨日と写真を撮りに出かけれなかった自分は、今日こそは撮るぞという意気込みで出かけたのです。チェーンに油をさした自転車は、心なしかペダルも軽くなったようで、チリンチリンとベルを鳴らして隣町まで出かけたいのですが、冬のあいだ倒れたせいで自転車のベルは壊れてしまったのです。なので嫌なお使いかどうかはわかりませんが、名曲「自転車に乗って」のようにはいかないのでした。 とりあえず今日は会津高田駅から出発することにしたのです。特にこれと言って理由はないのですが、しいて言えば駅前