積年の…

『ライヴハウス』

を始めた頃、

『ライヴハウスのマスターたる者

         かくあるべし』

そんな叱咤激励を
沢山いただきました。

もちろんライヴハウスに限らず
お店を始めたり、
何か新しい道に進むと
必ずある事だと思います。


『それぞれの店(マスター)には

      必ず、色、がある。』

『色を出すのが大切だよ』


『色を出す事がまず先決』


『もっと色を…』


『…、』


うーん…、
もちろんここで言う
色、はあくまで比喩なのは
なんとなくわかってはいても(笑)


自分はいったい何色なんだろう…。

でもまぁ…、
これだけ言われるところをみると


無いんだろうなぁ、


色が(笑)


それからと言うもの
この


『色』


に、翻弄され続けました。


まずは勉強!
いろんなライヴハウスのマスターを
ご紹介いただいたり
目当てのミュージシャンを観に行ったり
自ら出演させていただいたり。

そして、そのお店のマスターを
観察(笑)していると…

なるほど、確かに
色が


『濃い!』(笑)


どのマスターも

眩しい程の赤色!だったり
ぬけるような青色!だったり
光り輝くような金色!だったり
怪しげなピンク色だったり
さらに怪しげな紫色だったり(笑)

それぞれにハッキリとした
色がある。

それを踏まえて
自分は何色なのか?

を、考える以前に

とんでもない世界に
飛び込んでしまったのかも…😅


悶々と過ごす中で


『このお店を参考にするといいよ、』


と、ご紹介いただお店がありました。

マスターには仲良くしていただき
アドバイスもいただいたり、
出演もさせていただいたり。

お世話になればなるほどに
自分との色の違いが浮き彫りになる
そんな気がしていました。

もちろん、
何が良い悪いと言う意味ではなく
優劣の問題でもなく、
マスター自身の

『資質』

を問われてる、
みたいな感覚です。


色の無い自分…、

色をつけなければ、
色を作らなければ、


焦った自分はふと、


『色を真似る』


そうすれば良いじゃないか!
そう思ったんです(笑)

単純!(笑)


それから意識的に

『色づくり』

に励みましたよぉ(笑)

色んなとこのマスターの
色んなとこをつまんでみたり(笑)

で、

結果は

当たり前のように
自分自身が日に日に

くすんでいく

そんな気がして…。

色んな色を混ぜ合わせれば
どんどん色鮮やかに発色して行く
そう思ってたんですけどね💦

もちろんマスターが悪い訳ではなく(笑)

そうやって輝く人も
きっといるとは思いますが、
そうする事で自分はどんどん
くすみ澱んで行くような気がしていました。


気持ちが、


です。


それから、なんか突然

『もうええわ』

みたいな割り切りが出来て

自分は自分らしくやったらいい、
って言うかそれしか出来ないし、
それが通用しなければ
それだけの器なんだし。

そう思ったら少し楽になりました。

あれから月日が流れて
昨日、そのマスターと
お話しさせていただく機会があり
積年の想いをぶっちゃけトーク(笑)

今思うと、お世話になっていたのに
意外にもこうして面と向かって
おしゃべりするのは初めて?で。

いろんな話をさせてもらって
話が進む内に
こっちが勝手にかけ続けていた
肩の力がフッと抜けて。

そうして
目の前にいるマスターを見た時
そこには思い描いていた
こうでないとならない、

なんてどこにも存在しなくて

あるのは紛れもなく


『人』


そのもの

でした。


当たり前なんですけどね(笑)
それがわからなかった。

もし、本当に
色があるとすれば

個々に元々あるもので
それが失敗やら挫折やら
年月やら経験やら
そんないろんな要素を取り込んで
輝いたり、あせたり、
曇ったり、磨かれたりして
さらには燻されて(笑)

そんな過程の中で
徐々に作られていく色に
正解も間違いもなく

変化しつつも
その時々に、

『あ、あの色好き』

と感じてもらえたら
それでいいんだろうなぁ。


なんて思ったり😊


50を過ぎたおっさん二人が
ドス黒い話を交えながらも
粛々と(笑)
夜はふけて行くのでした。


もちろん、時短で。


マスター!
ありがとうございました!😊

RJ&BME'S
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