網膜剥離の話　８

本人も驚くほど長編になっている
網膜剥離ですが（笑）

いよいよ始まったうつむき生活。

どれくらいうつむくかと言うと、
ちょっと頭を下げる、程度ではなくて
ガッツリ下向きです（笑）

立って足首を見るくらい。

まぁ、人にもよるんでしょうけど
ボクは症状が酷かったのもあって
ガスの浮力が最大限、
網膜を押し上げるようにしてました（笑）

そうなるとどう言う状況になるかと言うと、

見える視界が

『殆ど地面』

なんです（笑）

右目は眼帯をしているので
見えて無いし
左半分の足元くらいしか見えません。

要するに

『前が見えない』

そんな状態です。

ぜひ一度やってみてください（笑）
右目を瞑って完全に下を向く。

はい、それくらいの視界です（笑）
その状態で２４時間過ごします。

あ、因みに
水分はストローで飲みます。
上を向けないので（笑）
お味噌汁はスプーンです（笑）

もちろん段階的に緩和はして行きますが、
最初は徹底的にうつむきます。

こうなるとどうなるかと言うと、

『人の顔』

がほぼ認識できません（笑）
足元から腰くらいまでが限界かなぁ。

なので、
同室の方、看護師さん、
お見舞いに来てくださった方、
の顔が見えないんです。

ギリ、検査の時は顔を上げるので
担当の先生の顔くらいしか覚えていません。

特に眼科は入れ替わりが早いので
同室の方なんて全く顔はわかりません。

もちろん顔だけでなく、
何かと状況判断がつきにくくなります。

そうなると頼りは

『少しの視界』

『聴覚』

あとは

『想像力』（笑）

となります（笑）

あ、あとボクの場合は

『妄想力』

も、重要なキーになってきます（笑）

ボクは基本、発言は少ないですが
人間観察が大好きと言うか

『癖』

なので
とにかくこの入院期間中は
うつむいてるし、見えにくいし、
ほとんど横になってるし、安静だし、

で、

完全に人間観察、そして

『妄想』

爆発でした（笑）

さてさて、先程述べたように、

眼科は入院期間が基本的に短くて
病室の患者さんの入れ替わりが
めちゃくちゃ目まぐるしいんです😅

2、3日入院してると
古株になるくらい（笑）

それを踏まえて…

新しく入院される方の
顔は見えないんですが、

入院時に必ず、患者さんに対して
看護師さんから、入院にあたっての
説明やら確認やら問診？的な
やり取りがあるんです。

それを聞くでもなく、
情報収集の為に耳をそばだてたりして（笑）

そんな中で

眼科では珍しく
二十代の若い男性が同室に入院してきたのです✨

その辺はまた（笑）

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