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ホール公演

ジャズをホールでやるとなると、なかなか難しい。ライブハウスなどでは、驚くほど近くで、耳が心配になるくらいの距離で聴いたりするのに、それが臨場感で素晴らしいのに、わざわざホール。

でもね、ホールやると実力がつくのよ。ジャズの歌手の唯一の弱みが大きい場所での経験が少ないって事。それだけで、メジャーな歌手に負ける。

ホールをこなすと、ひとつ段階が上がる。小さい箱でやるintimateで繊細な表現も良いが、ホールでたくさんの人を掌握する力がつくと更に良くなる。

ミュージシャンも、ホール沢山やると変わる。不思議だけれど、大きい水槽で飼うと魚も大きくなるみたいに、音楽のスケールが大きくなるのだ。

ライブハウスでやる音楽の良さは大事なのだが、そこからもうひとつの力をつける事を面倒がらずにやっていかないと。みんな素晴らしい実力の持ち主だから、勿体ない。惜しい。

そこで、この数年は、私、皆さんのための興行屋です。遅まきながら、ホールコンサートを学んでいます。やり甲斐あります。

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