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本来定年年齢や!

原稿書いて、これで良いのか?テーマは大丈夫か?と悩み、今頃執筆仕事してるの正解なのか?とも考えたりする。だが、ふと我に帰ると、一般企業なら、私は既に定年を迎えている年齢なのである。
それでも、フリーランスの性で、来た球は打つ。習慣だな。仕事は基本断らず、何とかスケジュールをやりくりしてこなす。

定年過ぎていると気づくと、気が楽になる。この仕事するの正解か否か、というのは、将来の展望に照らして、という意味を内包しているものだ。若い頃は、キャリアの積み上げとか、費用対効果みたいな労働量対効果なんてことを考えていて、優先順位を決めようとしたりしていた。

しかし、もうそれはどうでも良くなっていたのだ。だってひょっとすると明日死んでるかもしれないのだ。年齢なりにあちこち故障しているし、何とかやりくりして働いている訳だから、死にかけな人なので、実は将来のことなんて無いのだ。

この境地はとても良い。若い頃の苦しかった点は、ここいらにあったのだと解る。これから自分はどうなるのだろうという漠然とした不安とか、自分の選択に対する自信の無さとか。それが年取っただけで完全に無化されるという発見。

頼まれ仕事を粛々とやって、ちょっと迷惑もかけるかもしれない程度しか出来ないけど、それでも納品して、企画も採算度外視だけどやりたい事やって、そして気が済めばめでたしじゃない?

いい人生だよな。多分。

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