見出し画像

中牟礼貞則さん

ジャズギタリストの中牟礼貞則さんは、3/15で89歳。
バリバリ現役のギタリスト。

10年前のアルバム制作から長いお付き合い。
今年は4月に10名のアーティストをゲストに招き、大ホールで公開レコーディングを実施する。

昨夜は、ピアニスト栗林すみれさんとのライブに伺って、レコーディングの打ち合わせ。
私たちは愛を込めて、ムレさんとお呼びしている。

ムレさん、ほとんど仙人状態。
「もーね、弾いてる場所がずれようが、分かんなくなろうがいいの。楽しくやればねー。家でギター弾かなくなったしね。毎回一期一会だ」

それは、音楽の1番大事な要素。ワクワクして、ウキウキして、誰かと一緒に音を出すことが楽しくて。

昨夜の演奏も楽しそうだった。新しいギターアンプをお持ちで、これがまた、重たい。それをご自分で電車で運んでいる。階段もものともせず。「新しいアンプだよ」と嬉しそうで、こちらまで笑ってしまう。

ムレさんを見ていると、こんなふうに肩の力を抜いて歳を取れば良いのさ、と、未来が楽しみになる。その時できることを全身で楽しみながら、日々を生きる。

ムレさんは皆んなのメンター。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?