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唐突で想定外

自己破産の手続きを正式にお願いしてから、見知らぬ電話番号から毎日二度ほど電話が掛かるようになったのですが、得体が知れないということもあり、ずーっとシカトし続けていました。

得体が知れないと言いつつも、心当たりは少しあって、恐らく自動車の回収のことではないかなと思っていたのですが、連絡がつかないなら封書が何かで日程を送ってくるだろうと、たかを括っていたのです。

ところが昨日、弁護士さんから「シカトしてる電話は自動車回収の件なので、折り返してください」との電話をいただき、ああやっぱりかと納得して電話したらトントン拍子に回収の日時が決まり、来週の月曜にはウサコとお別れしなくていけなくなりました。

先日の弁護士さんとの打ち合わせでは、「恐らく一ヶ月以内には回収の連絡があるだろう」なんて仰っていたので、悪い癖で「なら七月の半ばかな」と希望的観測でイメージしてしまっていましたが、実際には早急に回収を済ませてしまいたいということのようです。

「日時の決定までどれくらいかかりますか?」と質問したら「日程自体はすぐに手配するので、明日にでも回収はできる」という話で、一旦はそれでもいいかと思ったんですけど、よくよく考えたらドラレコ外さなきゃいけませんから、少し猶予が欲しくなり「来週が夜勤なので、月曜の午前中ではダメですか?」とお願いしたら「じゃあそれで」という流れになりました。

で、ドラレコ外したり、私物を撤去するのもなんですけど、結局今の職場までの通勤手段がなくなるため、派遣会社の担当にメッセージで「原付の手配は大丈夫そうですか?」と問い合わせたら、やはり手頃な原付がなかなか見つからず、しかもここまで急に状況が変わると思っていなかったこともあって、担当の方も困ってしまった様子。

最悪電車かなと乗換案内で調べてみたら、僕が職場に向かう方の始発が、始業時間ギリギリでしか到着せず、夜勤の帰りは自宅方面の電車の最終が出た後に駅に着くため、始発を待たなければならないというありさま。

今の職場、自転車で自宅から通うとなると、二時間掛かるんですよね……。

と夕食の素麺を啜りながら、どうしたものかと考えていると、別の担当から電話が入り、来週から市内の別の現場に異動させてもらえそうだのとこと。

調べてみたら、自転車で三十分程度の距離で、場所も大体わかるところでした。

……今まで、書類書いたり、弁護士さんと面談したりと、そこまで急激な変化がなかったこともあって、「自己破産ってこんなもんなのかな」って、少し軽くみていたというか、安心していた部分もあったんですけど、人生ん左右するくらいインパクトのあるイベントなんだなぁって、改めて思い始めています。

この濁流に負けないように、今の時期を乗り越えていきたいと思いました。

ミニ◯ンビ! おこづかいほしいのねん!! (「よろしければご支援願います」の意)