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Facebookで見かけた記事について考えた

※トップ絵は「SDGsを意識する女の子」というお題でSpellaiに描いて頂いたんですけど、SDGs関係ない絵になってしまっています。画像生成AIって、知らないものや概念を描く際は堂々と無視してくるところが個人的には好きですw

トップ絵について

こんな絵をFacebookで見かけました

えーっと、まあ、僕のような底辺で壊れかけの五十歳児も、実名でFacebookで近況報告的なものを描いたりしていたりして、数ヶ月ほど自己破産したりしてあまりにも格好がつかず放置気味だったんですけど、最近は少しずつ再開していたりしてるんです。

で、そんな中で、こんな感じの話が流れてまいりました。
この画像、恐らくはご存知の方もいらっしゃると思います。
僕は初見でしたが、なんだかなあと思う半面、そう思ってしまうのも仕方のないことかなと、ちょっとだけ思いました。

SDGsって勘違いしやすいのかも

まず、この話ではSDGsへ反対する理由として、ソーラーパネルの廃棄問題やらが挙げられていますが、電力に関することって、それはSDGsで定められている解決すべき課題の一つへの施策に過ぎないんじゃなかったかなと思うんですよね。

Facebookでは「こういうことを言い出す子供の存在は教育の問題だ」的なことをコメントされていた方がいたんですが、コメントの方でもこの画像を称賛している人が多かったわけですから、これはもう子供への教育の問題ではなくて、SDGsという言葉だけが先走って、正確に意識の共有がなされていないことが原因なんじゃないのかなと思ったりしました。

ていうかね、正直一言で言及できるほど、SDGsというものは狭い話ではないはずなのに、ソーラーパネルの廃棄問題や太陽光発電施設の設置に関する自然破壊の話なんかが、SDGsというものの主題として考えてしまっている大人って、意外に多いんじゃないかなって思ったんです。

僕ですか?
正直言葉の意味なんて正確に覚えちゃいませんし、恐らくこんな話なのだろうとざっくりと把握している程度ですけど、それでもこの話が極論どころか視野狭窄だろうということはわかるんです。

でも、それはもう、世間が悪いとしか思えない自分もいるんです。

複雑故に認知が得られていない

SDGsについては、外務省がこんな風に紹介しているんですが、この内容って、全ての社会人が全員覚えているかというとそんなはずもないわけで、しかも政府の省庁のページが「詳しくはPDFで」みたいな感じで面倒くさくて説明しないみたいなことをしているから、庶民レベルなら「なんかSDGsなんてものが話題になっているみたいだけど、マクドナルドの紙ストローって良くないよね」みたいな話にすり替わってしまうのも、まあ仕方がないなって思っちゃったりするんですよね。

過去にはそういう説明をメディアがしていた可能性もあったのでしょうけど、個人的な印象では、十七の目標のアイコンだけが記憶にあって、それがどんな意味を持っているのか、なんてことをきちんと覚えている「ごりっぱな紳士淑女の皆様」というのは、結構少ないんじゃないだろうかな、と。

そりゃあ、世界を良くするために賢い方々が定めたご立派な課題なんて、僕のような下層の人間には縁遠いものですし、さらに縁遠い人だって山ほどいうでしょうから、そうした人たちにまで課題についての問題意識を浸透させるのは、本当に困難なことだと思います。

だから、こんな画像が話題になってしまうんですよね。

でも、正直言って嘘くさい

それを踏まえた上で、あえて僕は「SDGsなんて嘘くさい」と思うんです。
世界を良い方向に進めるために、こうした施策を世界で進めていくことは、大切でしょうし、立派だとも思います。

支持されている人にとっては、とても誇らしいでしょう。
でも、これって全ての人たちが支持しているわけでもないし、端的にいうと「賢い方が愚かな者たちに『こうあるべきだ』と押し付けているもの」のようにしか見えない僕がいます。

こういう押しつけが嫌で、基本的に僕はSDGsについて批判的に見てしまいますし、あまりいい印象を持っていませんし、西欧社会の都合を世界に押し付けるんじゃないよって思ってしまうんですよね。

ジェンダーについてやエネルギー問題なんかは、その最たるもんなんじゃないかと。

なんか長くなってきたので

この辺で終わろうと思うんですけど、言葉の意味がうまく伝わっていないし、各アイコンの意図も正しく理解されていないことが、SDGsってものの残念なところで、それをもうちょっとなんとかしないと、件の画像みたいな言説が普通に流布されてしまうんだろうなって思います。

ま、どーでもいいことなんですけどね。


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