「アクティブリスニング」をかみしめる_Ver.2
赤羽雄二さん『自己満足でない徹底的に聞く技術』で書かれている
アクティブリスニングを実践中の畑中です。
前回のブログ『「アクティブリスニング」をかみしめる』は、「小難しいなぁ」と思いながら書いていたら、なんと、赤羽雄二さんから同じ感想をいただきました。
「やっぱり、小難しかったよね!」ということで、今回は、カレイドソリューション株式会社の「アクティリスニングをかみしめる」というセミナーでの学びを、軽やかバージョンでお届けいたします。
傾聴とアクティブリスニングの違い
アクティブリスニングの話をすると、たまに『「傾聴」のことですね』と言われます。
確かに、「リスニング」という言葉が入っているので、「聞く」つまり、「傾聴」と思いがちですが、これらは似て非なるものです。
日本では、「傾聴」という言葉は、明治時代から存在し、その後、昭和時代にアメリカの臨床心理士カール・ロジャースが提唱した「アクティブリスニング」が入ってきて、これらが混同されるようになったようです。
じゃ、何が違うのか?
「アクティブ」+「リスニング」は、「積極的」+「傾聴」と訳されることがありますが、
「アクティブ」は英語圏では、
・目的的に(listening on purpose)
・全力で(fully engaged)
・反射的に(reflective)
で使われており、「積極的」という表現とはズレがあるので、カレイドソリューション株式会社では、アクティブリスニング≠積極的傾聴と考えているそうです。
「リスニング」は、「聞く」+「聴く」と和訳されます。
「きく」には、
・「聞く」…音や声などを自然に耳に入ってくること
・「聴く」…聞こえるものの内容を理解しようと思って進んできくこと
・「訊く」…質問したり、尋問したりすること
これらを踏まえ、セミナーでは、
と結論付けられていました。
ちょっと疑問だったのは、「傾聴」しているときでも、相手に質問するってあるよな?って。ガンガン(積極的には)質問はしないけど。
質問の有無が、この違いと結論づけていいのだろうか。
アクティブリスニングとは
赤羽雄二さんの『自己満足でない徹底的に聞く技術』でアクティブリスニングに出会い、実践してきて思うのは、「傾聴」と「アクティブリスニング」の違いは、「質問を含むかどうか」ではないということ。
赤羽雄二さんは、アクティブリスニングをこのように表現されています。
「聞く」技術に加え、的確な質問や問題の深掘りをして、問題把握・解決までできるのが「アクティブリスニング」。
なので、イメージとしては、
「聞く」「聴く」「訊く」
に加え、
「効く」(問題が解決する)までを含めて、アクティグリスニングだと考えて、このブログでは配信を続けています。
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