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「内なる声」は、子どものころに聞いた声が反映される

赤羽雄二さん『自己満足でない徹底的に聞く技術』で書かれている
アクティブリスニングを実践中の畑中です。

ブログに寄せられたメッセージからの気づき

私は、今年の3月から赤羽雄二さんのオンラインサロンのに入会しています。そのサロンメンバーのお一人が、↓のブログを読んでメッセージをくれました。

今回は、ご本人の承諾を得て、メッセージに一部をご紹介しながら、その気づきを、シェアします。

寄せれらたメッセージ

今回も「ああ、こういう風に育ちたかった・・・」「こんな親になりたい!」と思える内容で、勉強になりました。

ブログ内の
〉「外国産のクワガタを産卵させて、成虫にするなんて、無理でしょー」と鼻から決めつけ、私の「良かれと思って」を突き通していたら、こういった体験や未来が彼の人生から、奪われていたかと思うと恐ろしさすら感じます。

を読み、私はいろいろ奪われてきたと思いました。

ちょっと風変わりなこと、親が面倒と思うもの、手間がかかる、危険なことは「ダメ」の一点張りでした。

思い出したのが、小学校の理科で学んだ、酸化銅の還元実験です。
黒くなった酸化銅を、炭素(炭など)と一緒に試験管で燃焼させると、酸化銅の酸素が炭素に奪われて、銅と二酸化炭素になる実験です。

実験後、「汚い10円玉の表面をきれいにできるかも!」と思い込み、家のキッチンでイタズラ?実験しはじめました・・・ 。

小学生で、すでに、ガスコンロの火事などの危険性はわかっていたので、鍋つかみを使って、やけど対策もしてのぞみました。

アルミ箔を巻きつけたスプーンのくぼみに、10円玉と小麦粉(炭素だとした)を入れ、やけどや火事に気を付けて、コンロで熱しました。

それを見た親は「やめなさい!」「危ない、このバカ!!」と言って、スプーンを取り上げ「実験をやるなら、学校でやれ!!二度とやるな」と言っていました。

「なんだよー、ちょっとくらいいいじゃん・・・」と思いましたが、実験は中断されてしまいました。

中学生になると、「ああ、そもそも、10円玉は緑青なので、酸化銅とは違う物質だから、酸化銅の還元にみたいにいかないや・・・」「そもそも、密封した試験管内でやらないと、小麦粉だけ焦げて終わりになるよなあ」「バカ(無知)だったなあ」と気づきました。

コレ、親が酸化銅と緑青の違いを知って、実験の仕方がよくないと気づいたら、「なんか面白そうなことやってるじゃん!」「・・・なるほど、それやってもきれいにならないよ。なぜなら・・・」と教えてもらえたと思います。

赤羽雄二さんオンラインサロンメンバー 30代男性

いかがでしょうか。

親より、子どものほうが賢いですよね。

好奇心旺盛っ子のあるあるで、怒られることでも、否定されることでも、ましてやバカ(無知)な行為でもありません。

でも、心に残ったものは、親に小学生のときに言われた「バカ(無知)だったなぁ」なのです。

エピソードを読んだ私からしたら、「小学生のときの気づきを、中学校の学びで解決しちゃってすごいー!!」って感じなのに、ご本人が思ったことは、「バカ(無知)だったなぁ」なのです。

ブログでは、一部のエピソードをご紹介していますが、いただいたメッセージには、この他にもいくつものエピソードが書かれていました。30代になっても、子どものころに親から言われたことを覚えているのだと、改めて実感しました。

「内なる声」は、子どものころに聞いた声が反映される

心理学者であり愛着の専門家でもあるミリアン・スティールの研究では、頭の中で再生される声は、子どものころに聞いた声が反映されることが示されています。
 この研究は1950年年代以降の愛着研究の専門家による成果を発展させたもので、早期に愛着が安定していた(親または養育者が耳を傾けてくれ、欲求やニーズに関心を向けてくれた)場合、内なる声(※)は「より友好的」なものになるそうです。
 私たちは誰もが罪悪感を抱き、自分自身と格闘している、とスティールは言います。

『LISTEN』著:ケイト・マーフィ P.285-286

(※)内なる声:チャールズ・ファニーハフが、署書『The Voice Within(内なる声)』の中で、紹介。自分への語りかけや、声に出すことなく、思考のための道具として自分自身の頭の中で用いられる言葉のこと。



何かチャレンジをしようとしたときに、

「面白いことするね!」

と内なる声が聞こえるのか、

「バカ(無知)なことやって!」

と内なる声が聞こえるのか。

後者のような内なる声は、自分のためにならない反応を起こすのは明らかです。

ちなみに、
この方は、国立理工系大学に入学できたにも関わらず、「一浪しても結局高額な私立しか受からなかった」とか、「会場で学習したことを全部忘れて真っ白になってしまった」などが夢に出てきて、ハッと目覚めることがいまだにあるそうです。

あなたは、大切な子どもに、どんな「内なる声」を残したいですか?

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