見出し画像

運命のギネス記録!?

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
2011年伊藤美誠選手と共にギネス世界記録を樹立しました。

当時、福原愛選手が2001年に樹立後10年間保持していた1分間高速卓球ラリー最多数175回に、伊藤美誠選手(当時11歳)が挑戦するというギネス特番で相手役として共に挑戦しました。

まず、2011年5月にチャレンジし、結果173回という事で記録更新ならずという残念な結果になりましたが、半年後の11月に再度挑戦する機会を頂き、180回(90往復)という新記録を樹立し世界記録更新となりました。

ラケットを何本も用意し、使うボールも念入りにセレクト。目標を10秒15往復ペース(1分換算180回)に設定し、念入りに準備しました。
一度チャレンジに失敗しているという事もあり、美誠も僕もかなり強い気持ちで臨みました。僕自身、人生最大のプレッシャーとの戦いでもありました。

結果、美誠の神がかった集中力と強気のラリーの結果、目標通りに1分間180回を記録し、ギネス記録を樹立できた訳ですが、あんなに長く激動の1分間は後にも先にもありませんね。

画像1

ギネスブックに掲載された写真

以来、伊藤美誠選手とはテレビ番組やイベントなどで何度も共演する機会に恵まれ、沢山の貴重な経験をさせてもらいました。そして来年、2021年で記録樹立して10年になります。

という訳で、既に色々な意味で運命的ではありますが、

実は・・・2001年に福原愛選手がギネス記録を樹立したTV番組のカメリハを担当したのは、僕だったんです。

実はカメリハ要因だった

確か当時の世界記録は173回とかだった気がしますが、カメリハ要因ながら密かに記録更新を狙って何度もトライしました。しかし、165回いけば御の字(そもそも1分続かない)の途方もない挑戦だと身を持って痛感した記憶がありました。

なので、相手役の依頼を頂いた時には正直ビビり、迷いました(笑)

チャレンジ本番では、司会者出演者、ギネス認定員、観覧席のお客さん、そして撮影スタッフの方々等100人以上に囲まれて、そして何台ものカメラに1球1打追われ、白熱した実況が聞こえるなか、大記録に臨むわけです。
挑戦できるのはわずか3回。尋常では無い緊張感とプレッシャーが掛かります(笑)

でも、美誠のポテンシャルが規格外だという事はわかっていたので、これはチャンスだと、運命だと決心して、共にチャレンジさせて頂きました。

勇気を持って挑戦して本当に良かったです。
そして共に挑戦する機会を頂き本当に感謝しています。

記録はいつか破られるのだと思いますが、本気で悔しみ、本気で再挑戦したあの時の思いや経験はずっと大切にしていきたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!