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除夜のゴロ〜薬理編〜

新傾向や忘れやすいところまとめました!

⚠️注意⚠️
問題→解答→ゴロ
の流れとなっています。
問題も解きたい!という方はスクロールのしすぎに注意して臨んでくださいね。

🔔除夜のゴロスタートです🔔

Q1. デクスメデトミジンは、(1)受容体を(2)することより(3)を抑制することで鎮静効果を示す。(1)〜(3)を埋めよ。p.148






(1)α2A
(2)刺激
(3)NAdの遊離

ゴロ【兄を刺してデトックスちーん】

兄を→α2A受容体
刺して→刺激によりNAd遊離抑制
デトックス→デクスメデトミジン
ちーん→鎮静作用



Q2. トラネキサム酸は、プラスミノーゲンやプラスミンの(1)に結合し、(2)を阻害する。(1)〜(2)を埋めよ。p.339





(1)リジン結合部位
(2)フィブリン分解

ゴロ【美人なトラネキ髪とかさん】

美人な→リジン結合部位に結合
トラネキ→トラネキサム酸
髪とかさん→線溶系の抑制(プラスミンによるフィブリン分解を阻害)



Q3. EGFRチロシンキナーゼを阻害する薬を2つ選べ。p.588

①オシメルチニブ
②ダサチニブ
③ラパチニブ
④アキシチニブ
⑤ルキソリチニブ




解答①③
オシメルチニブは活性型変異及びT790M遺伝子変異を起こしたEGFRチロシンキナーゼを非可逆的に阻害する。

②Bcr-Ablチロシンキナーゼ阻害
④VEGF-1,2,3受容体チロシンキナーゼ阻害
⑤ヤヌスキナーゼ(JAK)1,2阻害

ゴロ【イージー!アゲアゲで教える(High)】
ゴロ【ラッパはイージーにハートに届く】

ア→アファチニブ
ゲ→ゲフィチニブ
おし→オシメルチニブ
える→エルロチニブ
High→非小細胞肺がんに適応あり
ラパチニブはEGFRチロシンキナーゼとHER2チロシンキナーゼの両方を阻害する



Q4. MACの小さい順に並び替えよ。p.146〜147
[亜酸化窒素、セボフルラン、ハロタン、デスフルラン、イソフルラン]




解答
MAC小さい順(血液/ガス分配係数大きい順)
ハロタン
イソフルラン
セボフルラン
デスフルラン
亜酸化窒素

ゴロ【ハイ、セデス(笑)】

ハ→ハロタン
イ→イソフルラン
セ→セボフルラン
デス→デスフルラン
(笑)→笑気ガス(亜酸化窒素)



Q5. ケトチフェンの作用機序として正しいものを2つ選べ。p.254

①PAF抑制
②5-リポキシゲナーゼ阻害
③LT受容体遮断
④IL-5酸性抑制
⑤ H1受容体遮断




解答①⑤
この他に、作用点の多い抗ヒスタミン薬で注意が必要な薬は・・・
①の作用を持つルパタジン
②の作用を持つアゼラスチン、オキサトミド
④の作用を持つベポタスチン

ゴロ【ドケチはパフェ食べない】

ドケチ→ケトチフェン
パフェ食べない→PAFによる気道の反応性を抑制する



Q6. 巨核球への分化を誘導し、血小板数を増加させる薬はどれか。2つ選べ。p.353

①ミリモスチム
②ルストロンボパグ
③ロミプロスチム
④ダルベポエチン アルファ
⑤レノグラスチム




解答②③
①M-CSF製剤。単球・マクロファージを増加
④EPO受容体刺激。腎性貧血治療薬
⑤G-CSF製剤。好中球を増加

ゴロ【決勝戦はトロントvsロス】

決勝戦→血小板増加作用
トロント→エルトロンボパグ、ルストロンボパグ
ロス→ロミプロスチム

トロンボポエチン(TPO)受容体を刺激し、巨核球への分化誘導することで血小板を増加させる



Q7. ループ利尿薬のなかで、抗アルドステロン作用を持つため低カリウム血症になりにくいのはどれか。1つ選べ。p.362

①フロセミド
②ブメタニド
③トラセミド
④メフルシド
⑤インダパミド




解答③
トラセミドは抗アルドステロン作用を有するため、比較的低カリウム血症を起こしにくい。
④⑤はチアジド類似薬に分類され、作用点がNa/K/2Cl共輸送系ではない。

ゴロ【roofの中でもワイルド捨ててないトラ】

roofの中でも→ループ利尿薬の中でも
ワイルド捨ててない→抗アルドステロン作用有する
トラ→トラセミド



Q8. 消化性潰瘍に用いられる抗コリン薬であり、心臓や平滑筋臓器に対する副作用が少ないのはどれか1つ選べ。p.394

①プロパンテリン
②ベタネコール
③チキジウム
④ブチルスコポラミン
⑤ピレンゼピン




解答⑤
②ベタネコールはコリン作動薬であり、腸管麻痺等に用いられる。

ゴロ【M1は出れんぜピンでは】

M1受容体に選択性が高いのはピレンゼピン

ゴロ【ブッチーン!パンとチキンが無味じゃん💢】

ブッチーン→ブチルスコポラミン
パン→プロパンテリン
チキン→チキジウム
無味じゃん→M3遮断作用(幅広い抗コリン作用)



Q9. 消化性疾患治療薬に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。p.398〜399

①アコチアミドはコリン作動性神経シナプス前膜のμ受容体を刺激する
②イトプリドはD2受容体遮断作用に加え、AChE阻害作用も併せ持つ
③トリメブチンは、高濃度ではNAd遊離を減少させる
④ラモセトロンは下痢型の過敏性腸症候群に用いることができる
⑤ルビプロストンはClC-2チャネルを阻害し、腸管内への水分分泌を保持する




解答②④
①アコチアミドはAChEを阻害する
③高濃度ではACh遊離を減少させる
⑤ルビプロストンはClC-2チャネルを活性化する

ゴロ【あごディスられてアチャ〜、いとプリティー打者CTZ】

あご→アコチアミド
ディスられて→機能性ディスペプシア適応あり
アチャ〜→AChE阻害作用
いとプリティー→イトプリド
打者→D2受容体遮断によるACh遊離促進
CTZ→CTZのD2受容体遮断による制吐作用
(アチャ〜はイトプリドにも掛かってます)
(CTZは跪いているように見えるのがPoint)



Q10. 成長ホルモン分泌不全症の診断に用いられるのは次のうちどれか1つ選べ。p.459

ソマトレリン  →(訂正:ソマトスタチン)
②プラルモレリン
③タルチレリン
④テトラコサクチド
⑤ペグビソマント




解答②
④テトラコサクチドはアジソン病の検査に用いられる

ゴロ【プラモの成長進んでる?】

プラモの→プラルモレリン
成長進んでる→成長ホルモン分泌促進物質受容体に作用
?→成長ホルモン分泌不全症の診断



Q11.イソプロピル ウノプロストンに関する記述のうち、誤っているものを2つ選べ。p.494

①BKチャネルを活性化する
②プロスタマイド受容体を刺激する
③毛様体筋を収縮させる
④ シュレム管流出路からの眼防水排泄を促進する
⑤ ぶどう膜強膜流出路からの眼防水排泄を促進する



解答②③
②ビマプロストの記述であるため誤り
③M3受容体刺激作用はないため誤り

ゴロ【ビッグカードでウノ!1000位中1位タイ】

ビッグカード→BKチャネル
ウノ→イソプロピル ウノプロストン
1000位中1位タイ→繊維柱帯が緩み、排泄促進



Q12. ビンカアルカロイド類に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。p.578

①セイヨウイチイに含まれるアルカロイドである
②シスプラチンに比べて、催吐性リスクが低い
③M期に特異的に作用する
④手足症候群の発現に注意が必要である
⑤微小管を安定化し、紡錘糸の機能を阻害する




解答②③
②シスプラチンは高度催吐性リスクであるのに対して、ビンカアルカロイド類は最少度催吐性リスクである

①ニチニチソウに含まれるアルカロイドである
④末梢神経障害に注意が必要
⑤タキサン類の記述

ゴロ【一日ビンビン重なれない、Mすぎ】

一日→ニチニチソウ由来
ビンビン→ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン、ビノレルビン
重なれない→微小管の重合阻止
Mすぎ→M期に特異的

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